2015-12-12

最高の見晴らし!『橿原総合庁舎 屋上庭園』@旧耳成高校

最高の見晴らし!『橿原総合庁舎 屋上庭園』@旧耳成高校

橿原市常盤町の「まほろばキッチン」の北隣に、閉校になった耳成高校の校舎を活用した「橿原総合庁舎」があります。この屋上部分が『橿原総合庁舎 屋上庭園』として無料公開されており、三輪山や大和三山、万葉歌の舞台となる土地が一望できる素晴らしい展望スポットになっていました!また、ウチの奥さんは耳成高校OBのため、懐かしの母校訪問もできてとても楽しかったようです(笑)


まほろばキッチンの北側。連絡通路あります

橿原市常盤町にある『JAならけんファーマーズマーケット まほろばキッチン』(紹介記事)。県内最大級の規模を誇る農産物直売所で、連日たくさんのお客さんで賑わっています。

もともと、この敷地は2006年に閉校になった「耳成高校」があった場所でした。まほろばキッチンの北側には、現在も耳成高校の旧校舎が残っていて、しっかりと耐震化などがなされた上で「橿原総合庁舎」として利用されています。

一般人にはあまり用事のない建物のように思えますが、ここの屋上部分が『橿原総合庁舎 屋上庭園』として整備・無料公開されており、お買い物のついでに拝見してきました。


橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-01

橿原市と桜井市を結ぶ県道105号線沿いの『まほろばキッチン』のすぐ北側に建つ「橿原総合庁舎」。旧耳成高校の校舎を活用した庁舎で、県の税事務所や土木事務所、南部東部振興課などが入居しています

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-02
建物の正面入口。駐車場も無料で利用できますし、まほろばキッチンとは東側連絡通路でつながっていますので、買い物のついでに気軽に立ち寄れます。なお、建物全体は、上下が平らな「井」型(または左右が飛び出した「口」型)ですが、開放されているのは北棟の屋上部分です

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-03
貼りだしてあった案内図。面積は約970平方m。庭園なども整備されており、万葉の風景の展望が楽しめます。平日はもちろん、土日祝も利用できるので便利!

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-04
入ってすぐのエレベーターで屋上庭園へ上がれます。入口の管理室にガードマンさんがいらっしゃいますので、一声かけておくといいですね。エレベーターもシースルーで見晴らし抜群です!


大和三山も見事!三輪山も目の前です

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-06
屋上庭園へ降り立ったところ。高さは地上15m。万葉集にゆかりのある草花と芝生で整備された「うるわしの庭」「うつろいの庭」「まほろばの丘」という3つの庭園になっています。目の前に広がる風景を藤原京の都市と重ねた「条坊図の舞台」、形態と屋上から見える風景を詠んだ万葉歌14首の解説があったり、周遊する部分は「国見の歩廊」と名付けられているなど、とても凝っています!

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-07
まずは東側の三輪山方面へ広がる「うるわしの庭」から。季節によっては万葉集ゆかりの花々が咲くようですが、初冬のこの日はまったく花の姿はありませんでした。向かって左手に見える円錐型の美しい山が、聖なる三輪山です。ほぼ正面あたりは、歌垣の舞台となった「海石榴市(つばいち)」、右手から流れる河川「寺川」は、万葉歌に読まれる「倉橋川」です

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-08
……というような解説がパネルに書いてあります。また、遠くまで見晴らせるように、何箇所かに双眼鏡も設置してあります。無料で使えるので楽しいですね!

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-09
回廊にそって、そこから見える万葉ゆかりの場所(故地)を詠んだ万葉歌を紹介する「万葉スクリーン」が設置されています。8世紀ごろ、ここから見える方角でこんな歌が詠まれたんだと考えると、より感動が深まりますね。ここで紹介されているのは「橋立の 倉橋川の 石の橋はも 壮年時(をざかり)に わが渡りてし 石の橋はも」(巻7-1283 作者未詳)。分かりやすい解説も添えられています

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-10
屋上庭園の西側の眺め。ちょうど日没間近だったので、とても美しい光景が見られました

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-11
真正面に見える山が、大和三山のひとつ「耳成山(みみなしやま)」。その左端に重なるように見えているのが、同じく「畝傍山(うねびやま)」。やや離れた場所に「香具山(かぐやま)」も見えます

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-13
中央のウッドデッキ部分には、足元にこんなマップが埋め込まれた「条坊図の舞台」という場所も。目の前の風景を藤原京の都市と重ねて実感できるようになっています。白い点が現在地。南南西くらいの方角に藤原京があり、その向こうには飛鳥の地が。歴史の古さを実感できます

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-14
耳成山のさらに奥には、「葛城山(かつらぎさん)」の山々が。おそらくもっとも高い「金剛山(こんごうさん)」のあたりに日が落ちていきました。端にはふたこぶ型の「二上山(にじょうざん)」が見えます

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-16
二上山をアップで。遠くからでもはっきりと分かりますね

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-17
葛城山系に落ちる夕日。耳成山と畝傍山と

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-18
ここ数年の間に、すぐ南にはまほろばキッチンや中古車販売店が、南西には大きなスーパーができたりしています、少しずつこの風景も変わっていくのでしょうね


耳成高校OBは母校訪問の気分が味わえます

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-19
ロビーにあった「旧耳成高校改修工事」の建築模型。屋上の部分がきれいになったり、エレベーターが付けられたりしていますが、基本的な作りは耳成高校の時代と変わっていません。耳成高校は1983年に開校、畝傍高校に統合される形で2006年に閉校となりました(Wikipedia

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-20
建物の中庭部分。じつは、うちの奥さんがこの耳成高校の卒業生のため、「懐かしい!」と大喜びしていました!壁の一部がおしゃれな色に塗られたり、入口部分が小洒落ていたり、細部は変わっているものの、在校当時の雰囲気はよく残っているそうです。鍵が閉まっていましたが、ガードマンの方に中庭に入れていただけました

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-21
中庭の中央には「イチイガシ」の木と石碑が。「いちい樫の葉のもとに 青春を歩んだ この地を 未来の礎として 永遠に 記憶する」とあります。2006年の閉校の際に設置されたもののようで、はるか前の卒業生は「これは昔はなかった」とちょっとした違和感があったようです(笑)

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-22
中庭から東側をみると、透明の近代的なエレベーター棟が設置されているのがわかります。出入り口の部分も、木材とガラスを使用したモダンなデザインでした

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-23
屋上庭園から中庭を見下ろしたところ。在校当時は屋上への出入りは禁じられていたそうですから、これが卒業数十年目にして初体験だったとか(笑)

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-24
旧耳成高校の敷地西側には、少しだけ校門の跡が残っていました。その頃はこの周囲にはほぼ何の建物も建っておらず、見渡すかぎりの水田だったとか。秋になると一面の稲穂が風でそよぐのが見えて感動したそうです

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-25
当時は西側が学校の正面玄関だったとか

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-26
元正面玄関のガラス越しに中庭を覗いてみたところ

橿原総合庁舎 屋上庭園@旧耳成高校-27
学校を出ると真正面に二上山が見えます。学生時代にはほぼ理解できないでしょうが、こんな素晴らしい土地で学んでいたことを、もっと誇ってもいいと思います(笑)



■橿原総合庁舎 屋上庭園

HP: http://www.pref.nara.jp/39166.htm
住所: 奈良県橿原市常盤町605-5
電話: 0744-48-3000(奈良県中南和県税事務所)
開放日: ほぼ毎日(土日祝も開放)
開放時間: 9:00 - 17:30
駐車場: 無料


■参考にさせていただきました

橿原総合庁舎の屋上庭園 - 奈良の宿大正楼


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