
日差しがきらめく、初夏の美しい棚田の風景@明日香村
昔懐かしい風景がのこる明日香村では、何箇所かで美しい「棚田」が見られます。秋の彼岸花の季節なども美しいものですが、田植えが終わってまだ稲が伸びきっていない初夏の棚田も美しいものです。稲渕地区・細川地区の棚田を見てきましたので、簡単にご紹介します。
日本の原風景!稲渕地区の棚田
「日本の原風景」というべき懐かしい風景がのこる明日香村。緩やかな斜面にそって広がる美しい「棚田」が何箇所かで見られます。
中でも、「日本の棚田百選」にも選ばれている稲渕地区のものは見事で、秋になると畦の部分に植えられたヒガンバナが咲き誇り、恒例となった「かかしコンテスト」も開催され、私たちを楽しませてくれます。
また、春の菜の花も美しいですし、稲刈りが終わったも風情があって、四季折々の表情が味わえます。
この日は、田植えが終わってまだ稲が伸びきっていない時期の棚田を見てきました。遠目に見ると青々としていますが、近づくと水面が日差しを反射してきらきらと輝き、まさに今の時期ならではの美しさがあります。
明日香村の石舞台古墳の奥、稲渕地区と阪田地区の間くらいには、美しい棚田が広がります。道は細いですが、道幅が広くなっていて路肩に停車できるスペースがありますので、そこから歩きましょう
午後遅目の時間帯だったので逆光気味ですが、とても美しい初夏の光景が見られました
正面に二上山。細川地区の棚田
また、稲渕地区からも比較的近い、細川地区にも、見事な棚田スポットがあります。
以前にこんな記事を書いていますが、聞いた話によると、あまりにも人が増えすぎてマナーが悪化したため、厳しく取り締まった時期があったとか。勝手に人さまの敷地へ立ち入ったり、崩れやすい田んぼの畦道をずかずか歩いたりすると、地元の方たちの迷惑になります。マナーよく鑑賞してください。
とはいえ、まだ夕陽には早い時間で空も曇ってきていたため、他の方の姿はちらほらと見られる程度でした。のんびりとした美しい棚田の風景が楽しめました!
飛鳥から多武峰(談山神社方面)へ抜ける155号線沿い、明日香村細川地区の棚田です。夕陽が正面に沈み、人気の撮影スポットとなっています
久々に来てみたのですが、一部の田んぼの周りに紫陽花が植わっていました。畦にアジサイ。ちょっと不思議な取り合わせですね
正面には二上山も。道路からでも美しい風景が見られますので、人さまの土地には勝手に立ち入らないようにしましょう
■参考にさせていただきました
奈良歴史散歩:棚田に彼岸花咲く奥明日香・飛鳥川をさかのぼる~石舞台古墳から稲渕・柏森へ~
■関連する記事