極上パンの『室生天然酵母パン なららカフェ』@奈良市
奈良市ならまちセンターの敷地内にオープンした『室生天然酵母パン なららカフェ』さんへ行ってきました。宇陀市の工房で焼いた天然酵母パンを使用した、美味しいパンがいただけます。ユニークな「べっぴん奈良漬トースト」をぜひお試しください。また雑誌『月刊大和路ならら』のバックナンバーも揃っていますので、奈良散策の休憩に最適ですね!
「奈良市ならまちセンター」の敷地にあります
2013年7月にオープンした『室生天然酵母パン なららカフェ』さん。猿沢池から100mほど南にある「奈良市ならまちセンター」の敷地にあるカフェで、美味しい天然酵母パンがいただけます。
この「室生天然酵母パン」とは、宇陀市室生で一種類のみの天然酵母パンを焼いている工房さんで、楽天市場もカテゴリーランキングで1位に輝いたり(楽天市場店)、雑誌のお取り寄せ特集などにも何度も掲載されているのだそうです。
さらに、カフェでこちらのパンがいただける「室生天然酵母パンcafe」も展開しており、本店の他に、明日香村の万葉文化館内の『パンカフェ Sizin』さん、河合町の馬見丘陵公園前にある『室生天然酵母パンcafe hiroz RooM』とあり、ついに奈良市内へ登場しました。
なお、各店で同じパンを使用していますが、それぞれメニューは違っているそうですから、パン好きな方は必見ですね!
『室生天然酵母パン なららカフェ』さんの外観。猿沢池から100mほど南にあり、後ろに見える建物が「奈良市ならまちセンター」です(奈良市立中央図書館もここです)
向かって左手のガラス張りの建物がカフェです。ならまちセンターの建物の前の広場部分にあります。図書館に立ち寄った後などに利用したいですね
店内の様子。大きなガラス窓から興福寺・五重塔が見えます!コーヒーも水出しのものを提供するなどこだわってますね
席数は全部で25席ほど。このテーブル席とカウンター席は喫煙席になっています(禁煙席と分かれています)。最近では店内禁煙のお店が増えていますから、愛煙家の方は覚えておくといいかもしれませんね
奈良らしいユニークなメニューも豊富
『室生天然酵母パン なららカフェ』さんのメニューを見ていくと、奈良っぽさが感じられてなかなかユニークです。
朝9時~11時まで提供される朝メニューは「奈良式モーニング(@400円)」と名付けられています。パン・ゆで卵・サラダ・ドリンクに加えて、何と「奈良漬」が入っているのが奈良式ですね!
美味しいパンを使用した単品メニューも豊富で、その筆頭に掲載されているのが「べっぴん奈良漬トースト(@350円)」!さらに、「ピザトースト(@350円)」や、目玉焼きなどが乗った「クロックマダム(@350円)」、シンプルな「バタートースト(@150円)」などがいただけます。
メニューのトップに、室生天然酵母パンさんのこだわりが書いてあります。「国産小麦100%使用」「卵・乳製品・油脂などを入れずに作っています」「添加物は一切使用せず、小麦本来の味を大切にしました」「発酵にタップリと時間をかけました」など。一般的なパンの発酵時間は2~3時間程度であることが多いのですが、こちらでは20時間以上もかけてじっくり発酵させているとか!すごい!
セットと単品メニューのページ。お昼のランチメニューは「季節の野菜とフォンデュセット(@1,000円)」「特製カレーと季節の野菜のセット(@1,000円)」「サンドウィッチセット(@900円)」などがあります。パンの単品メニューも豊富で目移りしますね
デザートとドリンクメニューのページ(とタイアップしている「月刊大和路ならら」の紹介)。「フレンチトースト(@400円)」「水出し珈琲(@380円)」などの他に、「奈良ごぼう茶(@380円)」「鹿サイダー(@350円)」などの奈良っぽいメニューもあります
「べっぴん奈良漬トースト」は意外なほど美味!
この日、私たちは「べっぴん奈良漬トースト(@350円)」「生ハムとチーズと野菜のサンドウィッチ(@500円)」「バタートースト(@150円)」の3品をいただきました。
いずれも、もちろん室生天然酵母パンを使用しているのですが、さすがの美味しさですね。トーストすると外はカリッと、中はモチッとして、小麦のやわらかで芳醇な風味があふれ出てくるようでした。「バタートースト(@150円)」のようなシンプルな食べ方だと、特にその印象は強くなります。何枚食べても食べ飽きないような上等なパンですね。
また、とんでもない変わり種メニューに見える「べっぴん奈良漬トースト(@350円)」も、まったく違和感もなく、本当に美味しかったですね。
こちらは、奈良在住の主婦の方が開発した「和風らー油 べっぴん奈良漬」を使用したもの。辛さよりも甘さを感じる奈良漬が、チーズトースト風になっています。見た目だけでは想像がつかないかもしれませんが、違和感があるどころか、コクがあってかなり美味しいんですよ!お酒の風味もほとんどしませんし、ぜひ苦手だと思っていた方にも試して欲しいお味でした。
室生天然酵母パン なららカフェさんの「べっぴん奈良漬トースト(@350円)」。チーズトーストの中にたっぷりと奈良漬が入っています!しかし、辛さや塩気よりも、コクのあるお味噌のような旨味が感じられて、まったく違和感はありません。とても美味しい一品ですから、ぜひ試してみてください!
こちらは「生ハムとチーズと野菜のサンドウィッチ(@500円)」(見やすいように上のパンをめくりました)。軽くトーストしたパンに、トマト・チーズ・レタス・生ハムが。シンプルですが、パンと具材の味わいが混ざり合って絶妙なお味でした!
室生天然酵母パンのお味をしっかりと味わうために、もっともシンプルな「バタートースト(@150円)」もいただいてみました。そのまま食べるとトーストの芳ばしさがしっかり感じられますし、バターを塗っても美味!さすがは話題のパンですね。全国のパン好きな方がこぞって買い求めるパンの実力がはっきりと分かります
店内には『月刊大和路ならら』バックナンバーも
なお、『室生天然酵母パン なららカフェ』さんは、地域情報ネットワーク株式会社さんが発行する雑誌『月刊大和路ならら』とコラボレーションした、ちょっとユニークなスタイルのお店です。
この雑誌の特集はディープな奈良ネタが多く、私もよく拝見しています。
なららの先月号「美しき近代化遺産」が面白い。買い忘れててやっと手に入れたよー http://t.co/Nbqa8104
— naka (@nara_naka) September 11, 2012
月刊大和路ならら5月号は「Let's 廃寺ピクニック!古代寺院と瓦を追って」。もちろん買いましたともw 先月は中将姫だし、来月は吉野山南朝哀史だとか。攻めてるよね! http://t.co/XnSMqb0bph
— naka (@nara_naka) May 1, 2013
今月号の『月刊大和路ならら』手にいれました!特集は「ゆけゆけ、僕らの奈良交通」。相変わらず渋いねーw http://t.co/tLEVW0IAOh
— naka (@nara_naka) June 28, 2013
かなり渋めな雑誌ですから、奈良県民の方でもご存知ない方もいらっしゃるでしょう。また、奈良県外では、東京都内の大きな書店や日本橋の「奈良まほろば館」などで手に入ります。
なららカフェさんでは、店内にバックナンバー全冊を設置してありますから、貴重なバックナンバーなども読み放題です!また、来店の際に雑誌『月刊大和路ならら』を持参すると、グループ全員100円引きとなるサービスも受けられるそうですから、ぜひお忘れなく!
お店の入口部分のディスプレイスペース。奈良市の観光ポスターの下には、これまでの『月刊大和路ならら』が並んでいます
お店の一角の本棚には、『月刊大和路ならら』のバックナンバーがずらり!創刊号から読めるようです。ディープな特集が多い雑誌ですから、ぜひここで読み漁ってみるのもいいですね!
■室生天然酵母パン なららカフェ
HP: https://www.facebook.com/nararaPancafe
住所: 奈良県奈良市東寺林町38 ならまちセンター内
電話: 0742-23-8770
定休日: 月曜日
営業時間: 9:00 - 18:00
駐車場: なし(近隣の有料駐車場を利用)
アクセス: 近鉄奈良駅から徒歩10分ほど
Twitter: @NararaCafe
※実際にお店へお邪魔したのは「2013年8月29日」でした
●【食べログ】の該当ページへ
室生天然酵母パン なららカフェ (パン / 近鉄奈良駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0