奈良の地酒を味わえるBar『酒商・のより』@奈良三条店
奈良の地酒の販売と試飲(有料)のお店『酒商・のより 奈良三条店』さんが、移転してリニューアルオープンしました!日本酒ソムリエの資格を持つ奥さんのオススメの地酒を味わうと、奈良の日本酒の美味しさが再認識できます。日本酒がお好きな方はもちろん、あまり飲んだことがないという方も、ぜひ行ってみてください(飲み過ぎはご注意を!)
三条通「ぜいたく豆本舗」さんのお隣です
奈良三条通りのチャレンジショップ「なら青丹彩」の地下一階にあった、奈良の地酒の販売と試飲(有料)を行うお店『酒商・のより 奈良三条店』さん。以前、雑誌の取材で来店したのですが、それ以来、何度もお邪魔しては美味しい地酒をいただいています。
しかし、以前の入居施設の都合により、2013年春からお店を移転なさいました。その新しい場所というのが、三条通の老舗「ぜいたく豆本舗」さんのお隣という好立地です!ますます利用しやすくなりましたね!
こちらは西大寺の「酒商・のより」さん(旧「山崎屋」さん)が運営なさっている店舗で、選びぬかれた大和の地酒をずらりと取り揃えていらっしゃいます。他ではなかなか見かけないようなレアな地酒も揃っていますし、私たちも父の日の贈り物などをここで購入したりしました。新しい店舗へ移っても、品揃えは圧巻です!
なお、「奈良=日本酒」というイメージは薄いかもしれませんが、奈良市菩提山町の正暦寺が「日本清酒発祥の地」であり、現在のスタイルの日本酒が誕生した場所でもあります。奈良の地酒はしっかりと旨味が味わえるものが多く、本当に美味しいんですよね。
三条通の中で移転した『酒商・のより 奈良三条店』さん。ぜいたく豆本舗さんのお隣という一等地です!以前は地下一階だったため、やや入りづらい感はありましたが、それも解消されました
酒商・のよりさんの奈良の地酒の販売コーナーの様子(入口方面を見たところ)。春鹿・山鶴・菊司・金鼓・百楽門・篠峯・櫛羅・風の森・梅乃宿・睡龍・花巴などなど、奈良の美味しい地酒が揃っています
上の画像の向かい側。美味しい日本酒をいただくには、冷暗所で保管することも重要です。冷蔵ケースでしっかりと管理されています
呑み比べが楽しい!新たな発見があります
お店の奥は、カウンター席のBarスペースになっていて、お店で扱っている地酒はほぼすべて数百円程度でオーダーできます。呑み比べ用のセットも各種用意してありますので、まずはこれからオーダーするといいですね。
この日は「常温三酒(@500円)」「大和三酒(@800円)」「古酒三酒(@800円)」「梅酒三酒(@600円)」「リキュール三酒(@600円)」などが用意してありました。飲み比べると味わいの違いや特徴がはっきりと感じられる組み合わせが考えられていますので、これだけでも十分に楽しめます。
もちろん、それぞれの単品もいただけます。なかなか味わえない油長酒造さんの「風の杜」などもよく揃っていますので、少しずつ気軽に味わえるのがいいですね。
なお、酒商・のよりの奥さんは、日本酒ソムリエの資格を持っていながらご自身はお酒は飲まない…という、プロ中のプロです!本当にお詳しい方ですから、日本酒を呑みなれていない初心者の方でも安心でしょう。
例えば、「辛口なものを3品」などとリクエストすると、奥さんはそれに見合ったものを揃えてくれますから、説明をお聞きしながら呑み比べたりすると、本当に楽しいんですよね。この他にも、「飲みやすいもの」「珍しいもの」「変わった酒米のもの」「古酒」「梅酒」「貴醸酒」など、大雑把な特徴からでもオススメを見繕ってくれますので、新たな銘柄との出会いも楽しめます。
奈良の地酒が初めての方であれば、まずは呑み比べセットからスタートして、気になる銘柄を何種類か単品で頼んで、気に入ったものを手土産に買って帰る…というパターンがいいでしょう。
ただし、あまりにも楽しいからといって飲み過ぎてしまうと、せっかくのお酒の味も分からなくなってしまいますので、ほどほどにしておきましょう(私もたいていこれで失敗します…)!
ショップの奥側が、カウンター席のBarコーナーになっています。色んな種類の地酒を1合くらいから少しずつ味わえるので、飲み比べに最適です!
カウンター席を奥側から見たところ。明るい雰囲気の日本酒ショットバーというイメージですね。車を運転する方はもちろん、自転車に乗っている方も飲酒できませんので、お気をつけください!
カウンター奥には、その日のメニューを記したホワイトボードがあります。「常温三酒(@500円)」「大和三酒(@800円)」などの呑み比べセットを選ぶのもいいですね。揚げナスビ・しまほっけなど、おつまみもあります。個人的なオススメは「酒粕チーズの刻み和え」!これを舐めながら飲む日本酒は最高ですよ!
まずは「常温三酒(@500円)」を。向かって左から、花巴・金鼓・睡龍。それぞれお酒の色味から違うのが分かりますし、こうして飲み比べることで、個性がはっきりと際立ちます。後ろに一升瓶を並べて何を飲んでいるのか分かりやすく(そして写真を撮りやすく)してくれる気遣いも嬉しいところです
こちらは「古酒三酒(@800円)」。金鼓(平成15年)・花巴(平成12年)・梅乃宿(平成3年!)という並びです。もともと古酒は大好きなんですが、どれもまろやかで、ちょっと感動的な美味しさでした!この梅乃宿は20年モノですからね。こんな古酒が気軽に味わえるのは嬉しい限りです!
■大和酒の店&一寸Bar 酒商・のより 奈良三条店
HP: http://www3.kcn.ne.jp/~noyori/
Facebook: 酒商のより
Twitter: @yamatosakebar
住所: 奈良県奈良市角振町23 中室ビル1F
電話: 0742-24-5608
定休日: 火曜日
営業時間: 10:00 - 22:00
駐車場: なし(近隣にコインパーキングあり)
アクセス: 近鉄奈良駅から徒歩4分、JR奈良駅から徒歩9分
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酒商 のより 奈良三条店 (バー・お酒(その他) / 近鉄奈良駅、奈良駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
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