奈良県内で『二重の虹』が見えました
車で移動していたら、見事な「二重の虹」が見えました。Twitterでは、iPhoneで撮影した画像だけアップしていましたが、カメラでも撮影しましたので、まとめて掲載しておきます。私自身、二重の虹なんて初めて見ましたが、とてもきれいでした!
三輪の山々から虹が立ち上りました
この日は、夕方から大和郡山市から宇陀市へ向かって移動していました。その途中、桜井市役所近くで、大きな虹が出ていることに気づいたのです。私は運転中でそれほど見られませんでしたが、助手席に座っていた奥さんが何枚か撮影していました。
三輪山の方面から虹がきれいに立ち上がっていて、本当に神々しいですね。中和幹線の高架からの眺めが特に見事でしたから、工事関係者の方に御礼したいくらいです(笑)
桜井市役所の近くで、大きな虹を発見!(※車の助手席から、窓越しに撮影しています)
中和幹線の終点近くまで行くと、山の端に虹が落ちているところがはっきりと見えました。神々しい!
気づいたら「二重の虹」へ進化してました
しばらくそのまま走って、宇陀市へ入ってから空き地に車を停めてみると、虹は「二重」へと進化していました!こんなものを見たのは初めてのことでしたから感動的でした。よく調べれば、「聖武天皇の御代、大和の空に二重の虹が現れ、吉兆として…」なんていう文献でも見つかるのかもしれませんが、とりあえず縁起が良さそうでいいですね。
そこからしばらく走って、路肩の駐車場に車を停めて撮影したもの。見事な二重の虹になっています!
広角のコンデジで撮影したもの。肉眼では端から端まできれいに見えたのですが、収まりきれませんでした!
「主虹」と「副虹」というそうです
二重の虹のシステムですが、簡単に調べてみたところ、メインの「主虹」に対して、「副虹(ふくこう、ふくにじ)」というのだそうです。
主虹と副虹主虹(しゅこう、しゅにじ)、または1次の虹と呼ばれるはっきりとした虹の外側に、副虹(ふくこう、ふくにじ)、または2次の虹と呼ばれるうっすらとした虹が見られることがある。主虹は赤が一番外側で紫が内側という構造をとるが、副虹は逆に赤が内側、紫が外側となる。
主虹は「太陽」-「プリズムとなる水滴」-「観察者」のなす角度が40~42度となる位置に見られる。このため、虹は太陽の反対側にみられ、太陽が高い位置にあるときは小さな虹が、夕方など太陽が低い位置にあるときは大きな虹が見られる。また、副虹は「太陽」-「プリズムとなる水滴」-「観察者」のなす角度が51~53度となる位置に見られる。
簡単に虹を観察するには、よく晴れた日に太陽を背にして、目線の高さより上にホースなどで水を霧状に撒いてみるとよい。飛行機周辺の空気が水蒸気を多く含んでいる場合には、窓から眼下に360度円環状の虹が見られることがある。雲海を超える高い山でも、眼下に虹が見えることがある。この飛行機や雲海の虹はブロッケン現象によるもので、通常の虹やホースの水による虹とは原理が異なる。
確かに、よく見ると副虹は赤が内側になっているように思えます。何とも不思議な話ですね。Googleの画像検索「二重の虹」から、美しい画像がたくさん見られますので、こちらもぜひ!
※私たちが虹を見たのは「2011年8月26日」です