
人生初!『奈良ホテル』さんへ宿泊してきました!
パートナー関係にある「ナラ咲く」さんの取材も兼ねて、奈良を代表するホテル『奈良ホテル』さんへ、生まれて初めてお邪魔してきました!(※2009年4月5日)
※より詳しいレポートはコチラをご覧ください
●歴史あるクラシックホテル『奈良ホテル』(日帰り利用編)
●歴史あるクラシックホテル『奈良ホテル』(宿泊編)
館内へは立ち入り自由なんです!
奈良県民になってから数年が経った私ですが、やはり一度くらいは『奈良ホテル』を利用してみたい、あわよくば宿泊してみたい・・・と思っていましたので、やっとその念願が叶いました!
今回、広報の方のお話を伺うことができたのですが、「奈良ホテルさんの館内には自由に立ち入ることができる」そうなんですよね。皆さん、知ってました?
もちろん、他のお客さまの迷惑になる行為は厳禁ですが、特に服装の制限もなく、自由に館内に立ち入って、素晴しい絵画や建築物を見て周れるのだそうです。
よく考えてみれば、ホテルの施設は誰もが利用できて当然なのかもしれませんが、相手はあの奈良ホテルさんですから、ちょっと腰が引けてしまう感じもしますが・・・、ぜひ堂々と行ってみてください。本当に見どころが満載の素晴しいホテルですから。
貴重な文化財クラスの建築物の中には、落ち着いていながら、クラシックでモダンさを感じさせる調度品がいくつも見受けられ、ヘタな美術館や博物館よりも、よほど面白い体験になりました。
ちなみに、2009年10月には、奈良ホテルさんは「創業100周年」を迎えますので、様々な企画や宿泊プランなどが目白押しです。奈良の歴史ある老舗ホテルさんの100周年ですから、ぜひ気軽にお祝いに行ってみてください!
奈良を代表する老舗ホテル『奈良ホテル』さん。初めてお邪魔しましたが、とにかく隅から隅まで渋い!文化財クラスの貴重な建築物ですね
この日(4月5日)は、ほぼ桜が満開!奈良ホテルさんの敷地内には、様々な種類の桜が咲き乱れていました
ホテルの屋根には堂々たる「鴟尾(しび)」があります。鴟尾とは、魚の尾ひれをかたどったもので、屋根を水面に見立て「水中に建てられている=燃えない」という火災除けのおまじないになっているのだとか
入ってすぐにあるロビー「桜の間」。この雰囲気、どーですか!このスペースも、誰もが自由に利用することができますので、ぜひ訪れてみてください
奈良ホテルさんの「創業100周年記念」で里帰り中の、「アインシュタイン博士が弾いたピアノ」。大正11年に博士が弾いた時と同じ場所に展示してあります。シンプルですが、所有者の鉄道省をモチーフにした「動輪」の飾り彫りがあったりします。ものすごい歴史ですよね
窓際の席には、将棋専用台が(囲碁台もありました)。身分の高い方たちが、ここに座ってのんびりと時間を過ごしたのでしょうか?想像をかきたてられますね
ロビー「桜の間」の天井。高さは約4mの「折り上げ格天井」というスタイルです。渋い和テイストのシャンデリアと、ゆったり回るシーリングファン。雰囲気ありますよね
玄関ホールの上は、吹き抜けになっていて、数々の名画と和風シャンデリアが。赤絨毯に木の手すりに格天井と、本当に素晴しい雰囲気ですね!
館内の廊下はこんな感じ。扉の一枚一枚や天井まで、さすがの渋さです!
廊下の渋い窓からは、満開の桜が!注目なのは、窓ガラスの端が歪んでいるところ。これはおそらく創業当時のままのガラスでしょう!基本的に、古い時代のものを大事に使用しているため、今のホテルでは味わえない魅力が随所から感じられます
ティーラウンジなども雰囲気バツグンです!
もちろん、ただ単に見学に行くだけでは勿体ないですからね。せっかくですので、お茶を飲んだり、お食事をしたりと、色んな角度からお楽しみください。
さすがに、街角にある喫茶店やレストランと比べれば、それなりにお値段はしちゃいますが、これだけの雰囲気の中でくつろげると考えれば、それだけの価値はあると思います。この日も、奈良を散策途中というような、気軽な格好をした中高年の方も多数いらっしゃっていましたので、お気軽にどうぞ。
「ティーラウンジ」の様子。レトロテイストの椅子がいいですよね。大きな窓の外には手入れされたお庭があり、桜が満開でした
ティーラウンジからお庭を眺めると、鹿がやって来ていました!奈良公園内にあるホテルのため、頻繁に鹿たちも姿を見せるそうです。絵になる風景ですね
ティーラウンジには、こんなテラス席もあります。季節のいい時には気持ち良さそうですね。赤い欄干付きで、最も渋いオープンカフェかもしれません!
メインダイニングルーム「三笠」の席から。先に見えているのは、もちろん興福寺の五重塔。何て贅沢なロケーションなんでしょうか(笑)
今回のランチコースのお値段は「4,042円」(サービス料・消費税込み)。撮影用に全部のお皿を一気に並べていただきましたが、普段はもちろん順番に登場します
ぜひ宿泊して、夜の魅力もご覧ください
また、この日は宿泊までしてきましたので、夜の奈良ホテルさんの魅力もじっくりと味わえました。奈良市街地から近いため観光の拠点としても便利ですし、ホテルに帰ってみれば、桜のライトアップがあったり、静かな館内を歩くだけで楽しかったり・・・。とにかく見どころがいっぱいです。
まるで映画のセットのような、静まり返ったクラシックホテルの中を歩けるなんて、これは宿泊した人間だけが味わえる特権なのかもしれません。館内の隅々まで、興味深い品々が点在していますので(マントルピースや、スチーム暖房の装飾など!)、ぜひじっくりと見てまわってください。
奈良在住の方であれば、なかなか奈良ホテルさんに宿泊する機会もないと思いますが、ちょっと頑張ってみるだけの価値はあると思いますよ!
今回は、奈良ホテルさんに宿泊(!)までさせていただきましたので、こんな夜の雰囲気まで味わえました。最新ホテルでは決して味わえない、そして地方の温泉旅館とも全く違う、堂々と、そしてしっとりとした風情です
玄関から入ってすぐには、赤い絨毯を敷いた大階段。吹き抜けの天井の高さもすごいですね。すでに「現実離れしている」というべきレベルです!
大階段の前から玄関ホールを見たところ。鳥居つきの暖炉が独特ですね。それほど広くはありませんが、本当にクラシックな雰囲気たっぷりです!
吹き抜けに吊るされている和風シャンデリア。夜の静かな時間帯に、見事な絵画たちを間近でゆっくり見て周れるのも、宿泊客ならではの贅沢でしょう
夜のロビー「桜の間」。その名前のとおり、窓の外には美しい桜がライトアップされていて、現実とは思えないような光景でした!
玄関の正面にある「ザ・バー」の入口。あまりの高貴な雰囲気に気圧されてしまって、この日は利用しませんでしたが、、、、
翌日、「ザ・バー」を見てみると、こんなゴージャスさでした!しかし、ドリンクは1杯千円程度からありますし、テーブルチャージもありませんので、決して驚くほどお高いワケではありません。一度はこんなところでお酒を飲みたいものですね!
歴史あるホテルらしい空気感がいいんです
肝心のお部屋の内部ですが、シンプルでクラシックでいながら、同時に新しいんです。古くからあるものを大事に残してありながら、宿泊客が不自由しないような設備も整えられていますので、とても快適でした。
調度品が素晴しくクラシックモダンだったり、窓からの眺めが素晴しかったりというのはもちろんですが、100年という、長い歴史が積み重ねられたホテルらしい空気が感じられて、どことなく現実ではないような錯覚まで覚えたほどです。
「思い切って宿泊してみて良かった!」心からそう思いました!
この日、利用させていただいたお部屋です。憧れの奈良ホテルさんの客室は、簡素でありながら、雰囲気満点!ちょっとしたお部屋の作りや調度品など、嬉しくなるポイントがたくさんありました
お部屋のマントルピース(暖炉)。今はもう使用されていませんが、奈良ホテルさんの本館客室にはほぼ全室に設置されているそうです。暖炉の上の部分が小さな戸棚になっているのもいいんですよね!
お部屋の一角。とにかくクラシックでスタイリッシュ。こんなに渋いのに、ちゃんと各室にLAN回線が引いてあるのがスゴイ!古くて良い部分はそのままに、必要な設備はちゃんと整えられているのです!
朝食には「茶粥(ちゃがゆ)」をいただきました。茶がゆを食べることすら初体験でしたが、さすがに美味しいですね。奈良の風情が感じられるだけではなく、朝の胃にも優しいんです。美味しくいただきました!
相方は洋食のコースの中から「フレンチトースト」をオーダー。フレンチトーストって、こんなに美味しいんですね!驚きました!
■奈良ホテル
HP: http://www.narahotel.co.jp/
住所: 奈良県奈良市高畑町1096
電話: 0742-26-3300
宿泊料金: スタンダードツイン(本館)28,875円~ など
駐車場: 無料駐車場「150台分」有
アクセス: 近鉄「奈良駅」よりタクシーで約5分
※季節ごとに、お得な各種宿泊プランなどもあります
※より詳しいレポートはコチラをご覧ください
●歴史あるクラシックホテル『奈良ホテル』(日帰り利用編)
●歴史あるクラシックホテル『奈良ホテル』(宿泊編)