鯨クジラくじらとオレ流の町「太地町」@和歌山
国際的に捕鯨禁止が叫ばれている昨今ですが、日本を代表する捕鯨の町で、古式捕鯨発祥の地を名乗る「太地町」へ立ち寄ってきました。
時間が無かったため、クジラ関連の施設には入らなかったのですが、太地町がどれだけ鯨づくしの町なのか、少しは伝わるかと思います。また、太地町のもう一つの名物(?)となっている「落合博満野球記念館」にも(門前まで)行ってみました!
太地町へ移住したくなる海の青さ!
この日は、眩しいくらいの快晴。気候の温暖な和歌山ですから、海岸線をドライブしているだけでも十分に上機嫌になれます。
紀伊半島の海岸に沿って、本州最南端の串本町を目指して南下していったのですが、途中で立ち寄った太地町の海がとにかくキレイでした!海の美しさだけなら、和歌山県には他にも色んなスポットがあると思いますが、ここは「太地くじら浜公園」という公園になっていて、駐車場も飲食店もあるため、ドライブ中に立ち寄るのに便利なんですよね。
平日の昼前から、地元の人が釣りにきていて、のんびりと糸をたらす姿を見ていると、「こんなところでのんびりと暮らすのもいいなー」と思ってしまいます。海なし県の住人からは、羨ましい限りですね。
太地町に行ってみると、抜けるような真っ青な海!真っ青な空!奈良県民だけに、思わずテンションが上がります!
真っ青な海その2。釣り客の姿はありますが、混雑もせずのんびり。ちなみに、この日はWBC準決勝のvsアメリカ戦が行われていて、みな口々に「試合どうなってる?」と言い合ってました。そんな日でも釣りに来ちゃうんですね(笑)
太地町民の「クジラ愛」を感じます!
クジラと捕鯨の町「太地町」ですから、この太地くじら浜公園には、鯨関連の施設が充実しています。この日は、先を急いでいたため、施設への入館はしませんでしたが、何と「町立」のくじらの博物館・捕鯨船資料館などがあり、イルカやシャチのショーなども見られるのだとか。
また公園内はクジラをモチーフにしたオブジェなども多いので、太地町の方々の「クジラ愛」をタップリと感じてください!
幹線道路沿いにあるクジラのオブジェ太地町は「クジラと捕鯨の町」ですから、いたるところに鯨の姿が見られます
太地くじら浜公園というくらいですから、噴水だって鯨がモチーフです
ここにもクジラ・・・と思ったら、突然「シャチ」でした!それなりの理由があってのセレクトだと思いますが、ものすごい肩透かしです(笑)
「くじらの博物館」の外観。世界有数のクジラ専門博物館ですが、イルカ・シャチなどのショーも行われているそうです。そんな施設ですが、何と「町立」。本当にクジラづくしの町なんです
背後に見える船が「捕鯨船資料館」。巨大なスクリューやイカリとともに、鯨漁をしている漁師さんの像も。モリを打ち込むにしても、そんなに上を向いて構えていたら当たらないような・・・
初体験の「くじら丼」は・・・イマイチ!?
そろそろ昼食時だったため、太地くじら浜公園の中で営業していた某店に入り、名物である「くじら丼」を食べてみました。
世代的なものなのか(昭和44年生まれ)、生まれ育った地域のものなのか(日本海まで徒歩5分)は分かりませんが、私はほとんど鯨というものを食べた記憶がありません。給食に出てきたようなイメージもありませんし、わざわざ自宅で購入して・・・なんてことも一切ありませんでしたので、ほぼこれが人生初の鯨肉体験だったと思います。
生まれて初めての鯨のお肉は・・・、独特の臭みが感じられて、他の種類の肉や魚と比べても、それほど美味しいものでは・・・。
もちろん、一番安い丼ものを、目に付いた適当なお店で食べているだけですので、本当の美味しさは分からないと思います。次回はちゃんと下調べをしておいて、美味しい鯨料理を試してみたいですね。
太地町の某店でいただいた「くじら丼」(確か800円以下)。実は、くじらの肉って、ほとんど食べた経験が無かったため、ほぼ初体験でした。でも、ややクセがあって、それほど美味しいものでは・・・。もうちょっとマトモなお店で食べればよかった・・・
■太地くじら浜公園
HP: http://www.town.taiji.lg.jp/sub01.html
住所: 和歌山県東牟婁郡太地町大字太地2934-2
電話: 0735-59-2400
定休日: 無休
営業時間: 08:30-17:00
入場料金: 大人 1,050円、小学生 630円(くじらの博物館・水族館・捕鯨船資料館で共通)
駐車場: 無料駐車場あり
町の外れには『落合博満野球記念館』が!
太地町には、鯨関連施設と並んで、もう一つの名所があります。それが、『落合博満野球記念館』です!
個人的な話ですが、私はかなり熱心な中日ドラゴンズファンです。落合さんのことは現役時代から応援していましたし、現在は監督に就任している方ですから、思いいれはタップリあります。
くしくも、この日は「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」の準決勝の日。vsアメリカ戦をラジオで聞きながら、選手を一人も派遣しなかったと非難轟々だった中日球団のファンが、落合博満野球記念館まで行くというのは、とっても奇妙な感じがしましたね(笑)
太地町の細い道を案内看板に従って進んでいき、「道を間違えたか?」と不安になってくるころ、岬の突端近くに小さな別荘風の建物が見えてきます。これこそが憧れの『落合博満野球記念館』!本当にとんでもない場所にあるんですよね。
しかし、コチラは入館料が「2,000円」!しかも、施設の内部は、銅像と記念撮影できる一箇所を除いて撮影不可!せめて撮影くらいさせてくれたら喜んで支払うんですが、貧乏旅行中でしたので断念しました・・・。
詳しくは、コチラか、または以下のページをご覧ください。
■オレ流ワールド全開「落合博満野球記念館」【和歌山】 :日本珍スポット100景-B級スポット観光ガイド-
なお、次に行く機会があれば、オープン戦真っ盛りの時期ではなく、オフシーズンに行きたいと思います。今でも監督と信子夫人は、シーズンオフの長い時間をここで過ごされているようですので(さすがに、福嗣クンはもう来ないかも?)、ご本人たちにお目にかかれる可能性も高いのだとか。次回の楽しみにとっておくことにします!
太地町にある「落合博満野球記念館」。細い道をどんどんと入っていって、海に突き当たる直前にあります。案内看板はたくさん設置されているので、それほど道に迷う心配はないでしょう
入口が遊園地風なだけで、見た目はただの別荘風。中日ファンの私はぜひ入りたかったのですが、料金が「2,000円」!しかも内部は撮影禁止!せめて撮影可だったら、無理してでも入ったのに・・・
「落合博満野球記念館」近くから見た熊野灘。道を間違えたんじゃ・・・と不安になるほど細い道を進むとたどり着きます。水平線の丸さまで分かりますね
■落合博満野球記念館
HP: http://www2.w-shokokai.or.jp/taiji/m/ochiai.htm
住所: 和歌山県東牟婁郡太地町字神の浦1099-5
電話: 0735-59-3266
休館日: 火曜日
営業時間: 9:00-17:00
入場料: 2,000円(中学生以下は1,000円)
駐車場: 無料