2008-02-27

「鹿男あをによし」ロケ地 <2.飛鳥・京都編>

「鹿男あをによし」ポスター


玉木宏さん、綾瀬はるかさんらの主演の、奈良を舞台にしたドラマ『鹿男あをによし』に登場するロケ地を簡単にまとめたエントリの続きです。

今回は奈良県の明日香村と、京都の伏見稲荷大社など。ロケ地巡りのご参考にどうぞ。


※なお、ロケ地のデータは、「全国ロケ地ガイド:ドラマ・映画・特撮の撮影場所案内」「ドラマロケ地案内」、この両サイトさんの「鹿男あをによし」のページを参考とさせていただいています。
※また、データは放映順ではなく地域ごとに並べていきます
※明日香村の観光には「レンタル自転車」が便利です。駅前など主要なところで借りることができます。

(※『「鹿男あをによし」ロケ地』の<1.奈良市内編>も合わせてお読みください)

※ 2008/03/22 追記

ドラマ「鹿男あをによし」は放映終了しましたが、奈良県内の主なロケ地を「Google Map」にまとめました(細かい飲食店などは省いてあります)。多少は見やすくなっていると思いますので、奈良観光の際にご利用ください。

■Google Map『ドラマ「鹿男あをによし」ロケ地ガイド


終電は23時前!近鉄吉野線「飛鳥駅」

小川先生(玉木宏さん)と藤原先生(綾瀬はるかさん)が明日香村へ観光に来た際に(第4話でした)降り立ち、そして藤原先生が飲みすぎてしまったために終電に乗り遅れてしまったシーンがあったのが、近鉄吉野線の「飛鳥駅」でした。

ちなみに、今さっと調べてみたところ、飛鳥駅の終電は「22時58分」。あんな田舎でそんな時間まで飲んでちゃ、そりゃ終電も無くなります(笑)

ドラマ中では、酔いつぶれた綾瀬はるかさんが駅前のベンチに横たわっていたシーンがあったと思うのですが、駅前に行って確認してみたら、それっぽいものは2ヶ所ありました。どちらもそれっぽいような、違うような・・・。

もちろん、この写真はこのエントリを書くためにわざわざ撮影してきました! 我ながら物好きだと思います(笑)


飛鳥駅-01

明日香村観光の入口、近鉄吉野線「飛鳥駅」。もちろんそれほど大きな駅じゃありません

飛鳥駅-02
飛鳥駅前の様子。これでも観光シーズンになるとかなり賑わうそうです

飛鳥駅-03
ドラマ「鹿男あをによし」のロケで、綾瀬はるかさんが寝転んだかもしれないベンチその1。そのままだと角度的に難しいか?

飛鳥駅-04
ドラマ「鹿男あをによし」のロケで、綾瀬はるかさんが寝転んだかもしれないベンチその2。バス停の木製ベンチなんですが、やっぱりコレかな?

教科書の美人に会える「高松塚古墳」

明日香村観光に登場したのが、有名な「高松塚古墳」でした。壁画「飛鳥美人」にもカビが発生してしまい、その解体作業が進められていて、古墳自体を見ることは出来ません。しかし、敷地内には「高松塚壁画館」という施設が設けられており、レプリカを見ることが出来ます。

小川先生のような考古学に興味の無い方にはそれほど楽しいところではないかもしれませんが、藤原先生のようなタイプには楽しくて仕方ない場所でしょう。教科書に出てきた壁画(のレプリカ)を間近に見る機会というのも、なかなか貴重だと思いますので、ぜひ立ち寄ってみてください。

高松塚古墳-01
有名な「高松塚古墳」。これは数年前の画像で、この後で壁を剥がす作業が始まりました

高松塚古墳-02
高松塚古墳の説明看板

高松塚古墳-03
大きな骨組みを組んで、全体を覆う作業をしているところ


高松塚壁画館

住所: 奈良県高市郡明日香村平田439番地
電話: 0744-54-3340
拝観料: 大人-250円
開館時間: 9:00 - 17:00
アクセス: 近鉄飛鳥駅-徒歩15分

飛鳥のシンボルといえば「石舞台古墳」!

続いては、飛鳥のシンボル「石舞台古墳」です。考古学に少しでも興味のある方であれば、絶対に外せないポイントでしょう。ただし・・・、実際に見てみると分かりますが、かなり「地味」なものであることは覚悟しておいてください(笑)

総重量「2,300トン」という巨石が、単純に積み重なっているだけに見えますが、こんなものを7世紀の時代に作るのは大変なことだったはずです。そんな目で眺めてみると、また少しだけ迫力が違いますよ。

石舞台古墳-01
石舞台古墳。南側の天井石は、その重さ「約77トン(!)」と推定されているそうです!

石舞台古墳-02
石舞台古墳を別角度から

石舞台古墳-03
ここから石室内部へ入ります。ここの石でも十分に大きい!

石舞台古墳-04
石舞台古墳の石室内部。内部のサイズが「長さ:7.7m、幅:3.4m、高さ:4.8m」、巨石を30個も積み上げて作られている巨大古墳です

石舞台古墳-05
中から見上げると、意外と隙間が多いことが分かります。当初は上に土が盛られていたのですから、このくらいは当たり前なんですけどね


石舞台古墳

住所: 奈良県高市郡明日香村大字島庄
拝観時間: 8:30 - 17:00
拝観料: 大人-250円
アクセス: 近鉄飛鳥駅-徒歩25分(最寄のバス停からは徒歩1分)

稲淵地区の「棚田」は自転車でどうぞ

石舞台古墳などから、自転車などで山側に向かうと、稲淵地区という一帯があります。そこは「棚田」で有名なところで、ドラマの中では、小川先生と藤原先生が並んで、ここから夕日を眺めるシーンがありました。

棚田をキレイに見るためには、季節や時間帯など、それなりに狙って行かないと難しいかもしれません。徒歩ではとても行けるような場所ではありませんので、飛鳥観光で時間の余裕がある方は自転車でどうぞ。

稲淵地区の棚田-01
明日香村の冬野川沿いにある稲淵地区の棚田その1

稲淵地区の棚田-02
明日香村の冬野川沿いにある稲淵地区の棚田その2

■稲淵地区の棚田

住所: 奈良県高市郡明日香村稲淵
電話: 0744-54-9200((財)明日香村地域振興公社)
拝観料: ナシ
アクセス: バス亭「明日香観光会館前」から徒歩30分
      ※レンタル自転車か車でないと難しいでしょう


飛鳥から遥かに遠い「黒塚古墳」

二人の飛鳥観光ツアーの中で登場したのが、何故か天理市にある「黒塚古墳(黒塚古墳資料館)」でした。地元の方ならすぐに分かることですが、ここ1軒だけ明らかに所在地が離れていますので、飛鳥観光のついでに自転車に乗って行く・・・なんてことは絶対にムリですね(笑)

天理市の「山の辺の道」を散策するコースを選んで、この一帯の巨大古墳群見学ツアーとして行くのがオススメです。それでも地味ですけどね(笑)

黒塚古墳-01
崇神天皇陵などからも近い「黒塚古墳」。、全長130m、高さ11mの中規模古墳で、「三角縁神獣鏡」33面と「画文帯神獣鏡」1面が当時のまま発見されたことで有名になりました

黒塚古墳-02
古墳に隣接して建てられた「天理市立黒塚古墳展示館」。入館料は無料です。明日香村とはかなり離れていて、ついでに行けるような距離ではありません(笑)

黒塚古墳-03
この写真は近くの「天理市トレイルセンター」のものですが、こんな古代の鏡が沢山展示されています


天理市立黒塚古墳展示館

住所: 奈良県天理市柳本町1118-2
電話: 0743-67-3210
拝観料: 無料
開館時間: 9:00 - 17:00
アクセス: JR桜井線 柳本駅 - 徒歩5分


※ 2008/03/07 追記

後から「黒塚古墳展示館」に入館してみました。その模様は別のエントリでご覧ください。

黒塚古墳展示館-04
「鹿男あをによし」に頻出『黒塚古墳展示館』


キツネの総本山的な「伏見稲荷大社」

そして、ここからは京都のロケ地になります。

京都女学館の長岡先生と会うシーンで登場するのが「伏見稲荷大社」です。お稲荷さんが祀っている「稲荷大神様」の使いが「キツネ」ですし、全国各地にある稲荷大社の総本宮ですから、まさに <キツネ側の総本山> のような場所なのです。

その一方で、「鹿」を神の使いとするのが奈良の「春日大社」ですから、設定的には正しいですね。しかし、大阪女学館のシンボルが「鼠」というのがよく分からないのですが・・・。何かそんな伝説があるんでしょうか?

この伏見稲荷大社の見どころは、鮮やかな朱色の鳥居が連続する「千本鳥居」でしょう。現在、全部で約1万基もの鳥居があるそうで、本当に華やかで迫力のある光景が見られます。奈良観光とは全く別コースになりますが、機会があったら行ってみるだけの価値はありますね。

伏見稲荷大社-01
京都市伏見区の「伏見稲荷大社」。全国の稲荷大社の総本宮で、キツネの本拠地みたいなところですね

伏見稲荷大社-02
見事な鳥居の連続の「千本鳥居」!ドラマ中では長岡先生(マドンナ)と会うシーンで使われます

伏見稲荷大社-03
伏見稲荷は山の中をず~っと歩くため、1周しようと思ったらかなりの覚悟が必要です

伏見稲荷大社-04
普通の神社なら「狛犬(こまいぬ)」が座っているところですが、ここはもちろん「キツネ」が座っています!


伏見稲荷大社

住所: 京都府京都市伏見区深草藪之内町68
電話: 075-641-7331
拝観料: 無料
アクセス: JR奈良線「稲荷駅」下車すぐ


京都:天龍寺界隈の見事な「竹林」

そして、京都のシーンで登場していたのが、京都の有名な撮影スポットの嵯峨野の「竹林」です。確かにこの光景を見ると、水墨画の世界を感じたり、自然と京都っぽさを感じてしまうから不思議ですね。お散歩するにはいいコースだと思います!


天龍寺近辺の「竹林」-01

嵯峨野の天龍寺付近の竹林。小川先生と藤原先生が歩いていたのが多分この辺りになると思います

天龍寺近辺の「竹林」-02
竹林の一枚ですが、、、、どこにでもありそうな感じですね(笑)








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