幻想的なライトアップイベント『しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2020』
奈良公園一帯と三社寺(春日大社・興福寺・東大寺)を、幻想的な瑠璃色のLEDで彩るライトアップイベント『しあわせ回廊 なら瑠璃絵』。11回目の開催となった今年も、美しい光景が楽しめました。時間の関係で一部しか拝見できませんでしたが、簡単にご紹介します。
奈良の冬の夜を瑠璃色に包み込みます
2020年で11回目を迎える、奈良の真冬のイベント『しあわせ回廊 なら瑠璃絵』(毎年2/8~14開催)。奈良公園の一帯と奈良を代表する三社寺(春日大社・興福寺・東大寺)を、幻想的な瑠璃色のLEDで彩るライトアップイベントです。
昨年は10周年を迎えたことを記念して、スカイランタンのイベント(有料)なども開催されるなど、大いに盛り上がりましたが、今年からは新たな10年に向けて再スタートとなります。
今年も開催初日にぶらりと回ってきました。時間の関係で一部しか拝見できませんでしたが、簡単にご紹介します。
東大寺・大仏殿前では美しい光の演出が
冬の夜の開催となる『しあわせ回廊 なら瑠璃絵』。夜でも人通りが多いことに驚いたのか、鹿たちも寄ってきます。奈良国立博物館(※イベント期間中は20:00まで開館)の前には瑠璃色のイルミネーションが設置されています(ピンぼけですみません)
東大寺の参道には屋台が立ち並びます。今年は新型コロナウイルス騒ぎの真っ只中となってしまったため、海外からの旅行客が減って例年よりも寂しい感じ。逆に言えば「空いていて歩きやすい」ということですし、暖冬のためそれほど寒くもないので狙い目かもしれません
夜の鹿とたわむれたり
東大寺・中門前には、たくさんの人の姿が
東大寺では、大仏殿前で美しい光の演出が行われ、大仏殿の観相窓の開扉(大仏さまのお顔が見られます!)、その前の八角燈籠の点灯などが行われています(※今年は夜間拝観はありません)
青い色から濃い色へ。イルミネーションの色も変化します。定期的に音も交えた演出も行われますのでチェックしてください
世界中で大変な騒ぎが起こってますが、大仏さまのお顔を拝見するとほっとしますね
また、東大寺・中門は「兜跋毘沙門天立像」が守護しています。奈良国立博物館で開催中の特別展「毘沙門天 -北方鎮護のカミ-」(←素晴らしい内容でした!)を観覧した方は、ぜひこちらもお見逃しなく!
暗くて分かりづらいですが、東大寺大仏殿の前の「鏡池」は、テレビ東京系「池の水ぜんぶ抜く」の協力もあって水がない状態です。近々放送されるようですので要チェックです!
メイン会場は瑠璃色の灯りに包まれます
「奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~」前では、青い光のアーチが並びます
施設の前には屋台が立ち並びます。1615年創業の老舗・黒川本家による吉野本葛入り「しあわせココア」の販売も行われています。なめらかで本当に美味しいですから、ぜひ暖まってください
庭園部分では、美しい瑠璃色の光があふれます!凛とした青ですが、不思議と温かみを感じます
こちらも無料エリアからの眺めです。これだけでも美しいですが、有料エリア「冬七夕ロード」(600円。小学生未満は無料)へ進むと、光の間の通路を歩くことができるため、光に包まれるような感覚になれます。今年のたんざくは鹿のキャラクター「ROKU」とのコラボなので、ぜひ参加してみてください!
会場の渡り廊下もキラキラのライトに包まれ、記念撮影スポットになっています
中庭も瑠璃色に。暖冬の今年はウメの開花も早めで、青い光に照らされた美しい姿が見られました!
春日大社参道には色鮮やかな提灯が
春日大社エリアでは、参道に春日大社の縁起を描いた素敵な行灯が設置されています。薄暗く厳かな道を進むと、
頭上に色鮮やかな提灯が!さまざまな色に変化します
「なら瑠璃絵」の文字がはっきりと映る照明スポットも。春日大社では、イベント期間中は夜間拝観が行われています。参道では「光の夜神楽」の奉納(19:00~20:00)も見られますので、ぜひ時間を合わせて行ってみてください
■しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2020
HP: http://rurie.jp/
Facebook: http://www.facebook.com/nararurie
Twitter: なら瑠璃絵 (@nararurie)
開催場所: 奈良公園一帯
開催期間: 2020年2月8日(土)~14日(金)
開催時間: 18:00~21:00