奈良の夏のほの灯りイベント『2016なら燈花会』
今年で18回目を迎えた、奈良の夏の夜を彩る『2016なら燈花会』(8月5日~14日)。今年も初日から拝見できました。夜の奈良にほのかなロウソクの灯りが揺れ、本当に美しいですね。広いエリアをのんびりと歩いてまわれば、夏の素敵な思い出になるでしょう。ぜひ夏の奈良の風情をお楽しみください!
なら燈花会は「8月5日~14日」
18回目を迎えた、古都・奈良の夏の夜を彩るイベント『2016なら燈花会』(Twitter・Facebook)。今年も初日から拝見してきました。
私が奈良へ移住してきて以来、もう十年以上も毎年観ていますが、やはり雰囲気が素晴らしいですね。内容的に毎年大きな変化はありませんが、変わらない良さがあります。夏の夜の奈良の空気を吸いながら歩くだけで、しみじみと幸福感がありますね。
昨年くらいから海外からのお客さんの姿も多く見られますし、浴衣を着てロウソクの仄明かりで記念撮影したり、皆さん、とても楽しんでいらっしゃる様子が伝わってくるのも嬉しいですね!
撮影しながら歩くため、今年もすべてのスポットは見られませんでしたが、画像中心で雰囲気だけお伝えします。
今年も始まった『なら燈花会』。点灯は19時から。早い時間からボランティアの皆さんが準備に取り掛かってくれます。本当にありがとうございます!
猿沢池の周辺も準備万端。流行りのスマホゲーム『ポケモンGO』で遊ぶ方たちの姿も多く見られました。池の畔で日が落ちるのをのんびり待つのもいいものですよ
興福寺東金堂の前にもロウソクが並べられます。私たちは後回しにしたため、結局見られませんでした……。なら燈花会の期間中は、東金堂や国宝館、奈良博などは拝観時間を延長しています。夜のお堂や博物館もいい雰囲気ですので、ぜひお参りしてみてください
広々ゆったり @浮雲園地エリア
東大寺の参道から近い「浮雲園地」エリア。ロウソクの灯りでかたどられた「18th 燈花会」の文字が出迎えてくれます
入口部分には、なら燈花会のオリジナルグッズなどの販売スペースもあります。これは小型の提灯。これを手になら燈花会のエリアを歩くと、日本の夏気分が一気に盛り上がりますよ!
立ち入り禁止のエリアと、ロウソクの灯りの間に入って自由に散策できるエリアがあります。なお、なら燈花会の会期中は、「三脚や一脚、自撮り棒、ドローン」などの使用は禁止されていますので、どうぞご協力ください
絶品の「葛フローズン」@甍~I・RA・KA~
「奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~」前では、屋台などが並びます。ここでは恒例の、黒川本家さんの「葛フローズン」(@500円)をいただきました。つぶ氷バニラアイス・マンゴーフローズン・吉野本葛を使用したブラッドオレンジの葛餅。これが層になって入っています。これメチャ美味しいですのでぜひ!
壁際に設置してあった、ハート型の灯りがもれるキャンドルホルダー。雰囲気あります!
奥の庭園スペースは、今年はややシンプルでした
色鮮やかなサークル @春日野園地エリア
「春日野園地」エリアでは、色とりどりのカップが美しく配置されています。遠くに見えるのは東大寺大仏殿の屋根。昼間とも、普段の夜ともまったく違う、なら燈花会の夜にしか見られない光景です
白と赤のカップを使った文様。おそらく花を模したものでしょう。近くでみると本当にきれいです!
こちらはハート型をいくつも重ねたもの。ロウソクの間に入って撮影もできます。火を使っていますので、くれぐれも安全にご注意を
色が違うパターンがあったり……
中央には巨大なものも
竹のオブジェの美 @浅茅ヶ原エリア
春日大社の参道脇の「浅茅ヶ原」エリアでは、恒例の竹のオブジェを使った灯りが展示されています。ほんの数名見ただけですが、欧米からの観光客の皆さんはこういうテイストがとくにお好きなんでしょうね。テンションが上がるようでした(笑)
水面に映る幻想的な灯り @浮見堂エリア
いつも幻想的な光景が見られる「浮見堂」エリア。水面に映る灯りも美しいですね。貸しボートも営業していますので、水面からでも見られますよ!
なら燈花会の期間中は、浮見堂の突端部分には立ち入り禁止となります。橋の途中から眺める形となります。また、この周辺は歩行者も一方通行になりますので、パンフレットで順路を確かめておくといいですよ
五重塔とロウソクの灯り @猿沢池エリア
「猿沢池」エリアでは、五十二段に竹の灯りが。しっとり風情のある灯りです
猿沢池ごしに見られる、興福寺五重塔のライトアップ。さらに湖畔の柳を緑のライトが照らし、斜面にはなら燈花会のロウソクの灯りが。いつもよりもさらに美しく幻想的です!
■2016なら燈花会
・開催期間: 2016年 8月5日(金)- 8月14日(日)
・開催時間: 19:00 - 21:45
・交通手段: JR・近鉄奈良駅から「市内循環バス」または「徒歩」
・ホームページ: http://www.toukae.jp/
・Twitter: @naratoukae
・Facebook: https://www.facebook.com/naratoukae
※奈良公園周辺の駐車場が満車になることが多いため、公共交通機関の利用が推奨されています
※なら燈花会の会場では、三脚・自撮り棒・ドローンなどの使用は禁止されています
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