水田に映った二上山。三日月が沈む二上山 @香芝市
雄岳と雌岳が寄り添う「二上山(にじょうざん)」。その絶好の撮影スポットである、香芝市「千股池」のあたりから、水田の水面に映る二上山の姿などを愛でてきました。また、細い三日月が二上山の近くに落ちる様子も見てきましたので、合わせてご紹介します。
二上山は愛でても登ってもよし
奈良県葛城市と大阪府太子町にまたがる「二上山(にじょうざん)」。
雄岳(517m)と雌岳(474m)が寄り添う姿が美しく、此岸(現世)と彼岸(あの世)を隔てる聖なる山とされ、万葉集の歌にも詠まれています。
香芝市の『千股池(ちまたいけ)』からは、お彼岸前後になると、雄岳と雌岳の間に夕陽が落ち、それはそれは感動的な光景が見られます。
また、標高も500m前後の低山ですので、比較的簡単に登ることもできます。雄岳の山頂には、悲劇的な死を賜った「大津皇子(おおつのみこ)」(Wikipedia)のお墓もありますので、歴史好きな方はぜひ登ってみてください。
二上山を取り囲む3市町村(香芝市・葛城市・大阪府太子町)では、春先に二上山へ登る「だけのぼり」という行事が続いています。地元の小学生たちも参加するくらいですから、それほど難易度は高くありません。
田植え後の水田へ映った二上山
四季折々の美しい姿が楽しめる二上山ですが、6月上旬~初夏にかけては、田植え直後の水田に映る二上山の姿も楽しめます。
今年もちょっと遅目になりましたが、その様子を見てきました。簡単に画像をご紹介しておきます。
千股池越しに眺めた「二上山」。この日は風があったため、水面に山が写り込んでいませんでした
池の一角では、おそらく取水用の水車のようなものが回転していました
千股池の堤防から見下ろした田んぼ。青々と美しいです!
すぐ脇の田んぼからは、水田越しの二上山が見られます。こちらは密に植えられた田んぼ
そのお隣は、機械で均等に植えられていました。水面に二上山が写り込んだ様子が見られます
今年もたくさん美味しいお米が実るといいですね!
三日月が裾野に沈む二上山
同じ日の夜、再び千股池から二上山を見たところ
向かって右手、雄岳の裾の部分に細い三日月があるのがわかります
夕闇が迫ってきました。三日月はほんの少しだけ
落ちる寸前。肉眼でははっきりと見えていたのですが、画像を縮小してしまうとわかりづらいですね
細い月は山の端に落ちていきました
■千股池(ちまたいけ)
HP: 参考サイト(香芝市HP)
住所: 奈良県香芝市良福寺579番
アクセス: 近鉄南大阪線「当麻寺駅」より徒歩15分ほど
※今回ご紹介した写真を撮影したのは「2016年7月6日」でした。パソコンのHDDが破損したりとトラブルがあったためご紹介が遅れました。すみません。
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