お彼岸の千股池は『二上山』の間に夕陽が沈みます@香芝市
奈良県と大阪府を隔てる、雄岳と雌岳が寄り添う形をした山「二上山(にじょうざん)」。香芝市の『千股池(ちまたいけ)』では、お彼岸の前後になると、二上山の間に夕陽が落ちる光景が見られます。山と夕陽が水面に写ってとても美しいんですよね。ほんの短い時間でしたが、今年も幻想的な光景が観られて感動しました!
千股池越しに二上山の間に夕陽が沈みます
奈良県葛城市と大阪府太子町にまたがる「二上山(にじょうざん)」。雄岳(517m)と雌岳(474m)が寄り添うような山容で、古くから聖なる山として崇められてきました。
その麓、香芝市の『千股池(ちまたいけ)』から、毎年のお彼岸前後になると二上山の間に夕陽が落ちる光景が見られます。私はこれまでに何度か観てきましたが、神々しさがあふれる光景にいつも圧倒されてしまいます。
千股池越しに眺める二上山の風景は、奈良県が認定する『奈良県景観資産』の一つ「奈良県景観資産―二上山が眺望できる千股池湖畔―」として認定されています。撮影場所も広いので、三脚でのポジション争いに巻き込まれる可能性も少なく、気軽に眺めたり撮影できたりするのも嬉しいところです。
なお、沈みかけの夕陽とはいえ、あまり長時間にわたって太陽を見つめ続けると目を傷めますので、くれぐれもお気をつけください。
香芝市の『千股池』のほとり。普段から、水面に映る二上山と夕焼けの撮影ポイントとして、カメラ好きな方にはお馴染みの場所です。お彼岸前後になると、二上山の間に落ちる夕陽が見られるため、大きなカメラがズラリと並びます!
見頃はお彼岸前後。それ以外の季節もきれいです
以前もご紹介していますが、撮影の際の気づいた点などを簡単に。
●千股池から二上山の間に落ちる夕陽を見ようとした場合、春分の日・秋分の日のお彼岸前後が見ごろになります。見頃の時期は毎年ずれます。千股池は南北150mほどの幅があり、立つ位置を調整することで何日間かにわたってこの光景が楽しめます
●この日は秋分の日の2日前(9月21日)でしたが、夕陽が落ちたのは「17時15分ほど」でした。山に沈む夕陽ですので、平地の感覚よりもかなり早めですからお気をつけください
●二上山の間に夕陽が落ちた後、しばらく時間を置いてから、見事に夕焼けで赤く染まることがあります。時間があれば粘ってみるといいですね
お彼岸の時期を外しても、水面に映る二上山と美しい夕焼けが観られます。ぜひ幻想的な光景をご覧ください!
この日、撮影した画像を何枚か掲載しておきます。他の予定があって急いで撮影してすぐ立ち去ってしまいましたので、三脚すら使っていませんが、ここまで美しく撮れました。なお、スマホでも十分にきれいに撮れますので、ぜひチャレンジしてみてください。
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■千股池(ちまたいけ)
HP: 参考サイト(香芝市HP)
住所: 奈良県香芝市良福寺579番
アクセス: 近鉄南大阪線「当麻寺駅」より徒歩15分ほど
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