二上山の間に落ちる美しい夕陽 @香芝市(千股池)
雄岳と雌岳が寄り添うようにそびえる「二上山」。絶好の撮影スポットとして知られる、香芝市の『千股池(ちまたいけ)』から、雄岳と雌岳の間に夕日が落ちる光景が見られました。憧れの瞬間に立ち会えて、感動しました!
千股池からはお彼岸前後が狙い目です
奈良県葛城市と大阪府太子町にまたがる「二上山(にじょうざん)」。雄岳(517m)と雌岳(474m)が寄り添うように美しくそびえる姿は、古代から聖なる山として崇められてきました。
二上山の山容を見る際に、香芝市良福寺の「千股池(ちまたいけ)」という、絶好の撮影スポットがあります。水面に映った逆さ二上山が見られ、春分の日・秋分の日前後には、雄岳と雌岳の間に落ちる夕日が観られます。つい先日、私たちもここから夕陽を見てきましたが、本当に美しいものでした。
千股池から見た場合、この日はまだ夕陽が落ちるポイントはかなり北側でしたが、「2011年9月28日」に行ってみると、時期的にギリギリでしたが、雄岳と雌岳の間に夕日が落ちる姿が見られました!
香芝市の千股池(ちまたいけ)から見た「8月19日」の夕日です。かなり雄岳側(北側)に夕陽が落ちているのが分かります
これが「9月28日」の二上山の夕陽。雄岳と雌岳の真ん中に落ちています。長い間ずっと見てみたいと思っていた光景ですが、ようやく目にすることができました
撮影時間帯は17時ごろ。一瞬です
気づいた点を簡単にメモしておきます。
●千股池から見た場合、やはり春分の日・秋分の日のお彼岸前後が見ごろになるようです。この日は秋分の日から数日過ぎていましたが、池の一番北側まで移動したら、何とか真ん中に落ちました。少し移動するだけでも、夕日が落ちる場所は変わってきます。
●二上山に夕陽が落ちるのはかなり早めの時間帯になります。この日の撮影時間は、17時ジャストから始まって、17時5分にはもう落ちていました。
●二上山の高さに落ちるため、夕陽とはいえ空が赤く染まることはありません。この後、30分後くらいから夕焼けが始まりますので、もう少し粘ってみるといいでしょう。
この日撮影した画像を何枚か掲載しておきます。三脚も使わず、大急ぎで撮影したものですが、ご容赦ください。念願の光景が見られて感激でした!
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■千股池(ちまたいけ)
HP: 参考サイト(香芝市HP)
住所: 奈良県香芝市良福寺579番
アクセス: 近鉄南大阪線「当麻寺駅」より徒歩15分ほど
※システムの関係上、記事の日付は「2011年9月25日」になっていますが、撮影日は「2011年9月28日」でした。
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