三輪山の麓に広がる美しい『麦畑』@桜井市大西
「三輪素麺」で有名な桜井市を中心として、原料となる「小麦」が栽培されています。春から初夏にかけて、たわわな麦の穂が風に揺れる姿は、とても美しいですね。ちょっとだけ注目してみました。
奈良県産の小麦は三輪素麺の原料に
奈良県の中部エリアには、春から初夏にかけて「麦畑」が見られます。古くは水稲の裏作として、現在は水田転作作物として栽培され、大豆との二毛作も多いのだとか。
小麦は、桜井市を中心に生産される奈良名物「三輪そうめん」の原材料などに使用されています。
しかし、全国的に見ると、決して麦の栽培が盛んというほどではありません。2012年のデータでは、奈良県の小麦の収穫量では全国29位、4麦(小麦・二条大麦・六条大麦・はだか麦)合計の作付面積では全国39位となっているそうです。
広々とした麦畑。住所的には「桜井市大西」のあたり。すぐ近くに三輪そうめんの老舗「池利」さんの工場があるような場所で、真正面に見えているのが三輪山です。青々とした麦が風にそよいで心地いい眺めでした
こちらは、葉も茶色くなり、おそらく収穫時期が近づいているもの。奈良県内では、麦は桜井市・田原本町・橿原市・広陵町・葛城市などで主に栽培されているそうですが、ここまで広い畑は珍しいかも
小麦は、11~12月に播種して、収穫は6月ごろ。収穫までの間、このような景色が見られます。春先には、伸び始めたばかりの麦の姿なども見られて、とても愛らしいです。ぜひ注目してみてください
アップで。私は、米どころ新潟の生まれのため、麦畑というものは、奈良に来るまで見たことがありませんでした。自宅から近い広陵町の道路脇に小麦畑があるのことに気づき、ちょっとテンションが上ったほどです(笑)。いまでも春になるとその成長を楽しみに眺めていました。
短めの動画です。畑の広がさが伝わるかも
県中部の他のエリアでも見られます
田原本町で見かけた麦畑。このくらいの小さめの敷地でも栽培されています
こちらもすぐ近くの畑。意外といろんなところで見つかりますので、ぜひ注目してみてください!
■参考にさせていただきました