2009-10-24

富山ブラック発祥のお店『大喜(西町本店)』@富山県

富山ブラック発祥のお店『大喜(西町本店)』@富山県

北陸の実家へ帰省した帰り道、富山県富山市に立ち寄って、ご当地ラーメン「富山ブラック」発祥のお店『大喜(西町本店)』さんで、真っ黒で塩辛いラーメンをいただいてきました。十数年ぶりにいただきましたが、相変らずインパクト大です!

(正式な店名は「西町大喜本店(にしちょうたいきほんてん)」のようです)


実は私、以前、大喜さんに通ってました

富山県のラーメンにも色んな種類がありますが、その中で富山のご当地ラーメンとして知名度が高まってきているのが「富山ブラック」と呼ばれるラーメンです。スープはとにかく真っ黒で、塩分濃度はかなり高め。他の地域ではまず見られないタイプの味なのです。

その発祥のお店が『大喜(西町本店)』さんです。

実は、私は以前、この地域の営業を担当していたことがあり、お隣にあった百貨店「大和富山店」さんへは毎週のように通っていました(今では数百メートル先に移転してしまいました)。

そして、富山地区の担当者から引継ぎを行った日に、「富山でラーメンといえば大喜だ!」といって、このお店へ連れてこられたんですよね。今からもう15年近くも前のことですので、まだ当然「富山ブラック」なんて言葉も登場していません。ただの小さな変わったラーメン屋に過ぎませんでしたから、あまりの塩辛さに驚きながらも、その後も何度も通ったものでした。

2000年ごろに経営者が代わったことをきっかけとして、チェーン展開を行ったり、富山ブラックののぼりを立てたり・・・と、少しメジャー路線を歩んでいるようですが、あの小さな小さな本店の店舗はほぼ変わっておらず、とても懐かしかったですね。


富山ブラック『大喜』西町本店-01

富山県のご当地ラーメンに成長した「富山ブラック」発祥のお店『大喜(西町本店)』さん。大きな看板があるワケでもなく、隣家に挟まれるようにひっそりと建っている小さなお店です。写真はまだオープン前(開店待ちのお客さんはすでに入店していました)だったため、よく見たら暖簾すら出てませんね・・・

富山ブラック『大喜』西町本店-02
大喜さんの店前の貼り紙。2000年ごろに経営者が変わり、今では3店舗に増えました。駐車場はありませんので、近くの有料パーキング(30分100円)を使用してください。立地的には富山駅近くの「駅前店」が便利ですので、初めて行く方はそちらがオススメです


カウンター席が並ぶ懐かしい店構え

さすがに以前の細かい記憶はほとんど残っていませんが、大喜さんのお店の雰囲気はほぼイメージどおりです。狭い扉をくぐってすぐ、狭いカウンターと厨房があり、その奥には左右にズラリとカウンター席が並ぶ。古臭くて懐かしい感じのするラーメン屋さんのままでした。

その当時と明らかに違っていたのは、地元の常連さんらしきお客さんに混じって、私のようなラーメンファンらしき観光客の方の姿が増えたことでしょう。営業開始の11時を少し過ぎた頃に入店したのですが、もう10名以上のお客さんが入っていて、かなりの繁盛ぶりでした!


富山ブラック『大喜』西町本店-03

大喜(西町本店)さんの店内の様子。カウンター席のみで、20席近くあるでしょうか。11時のオープン直後に来店したのですが、もうすでにこの混雑振りでした。地元の方とラーメンファンの方が入り混じって、富山ブラック発祥の店のラーメンをすすります!

富山ブラック『大喜』西町本店-04
壁には有名人のサインがズラリ。このお店の常連という葉加瀬太郎さん、HTB「おにぎりあたためますか」のロケで来た大泉洋さん、CSのラーメン番組で来店した河合我聞さんのサインなどがありました


スープは真っ黒・塩辛い・麺は極太

大喜さんのラーメンの特徴は、とにかく黒くて塩辛いこと。

「麺:硬めストレート太麺」
「スープ:濃い口しょうゆ味スープ」
「具:塩っ辛いメンマ。チャーシューは手切り、秘伝のしょう油ダレ、荒切ネギ・荒引き黒コショウ」

店内にはこんな説明書きがありましたが、これでも説明不足なくらいですね。知らない方が食べたら何事かと思うほどの塩分なんです!合わせてお店の創業エピソードも抜粋しておきます。

「半世紀以上前、ドカ弁やおにぎりを持った労働者のために、オヤっさんは濃い味付けでチャーシューのたっぷり入った、「よく噛んで」食べるおかずの中華そばを考え出した。昭和22年、終戦後のことである。噂に噂を呼び、富山祭りには千人もの行列をつくったこともあった。じいちゃんから、とうちゃん、孫へと、今や三世代にわたり親しまれている大喜。富山県民なら知らない者はいない。これも流行に左右されないこだわりの味を頑固に守ってきたからだと自負している」


富山ブラック『大喜』西町本店-05

大喜さんの店内に貼ってあった説明書き。「三味一体・まず混ぜよ!:まず先に、麺・チャーシュー・メンマをスープの中で混ぜるべし。全ての具をスープになじませることで、大喜の味が出来上がるのだ。これ常識なり」しっかり実践しましょう!


本店には「ご飯」メニューはありません

大喜さんのメニューは、基本が一玉の「中華そば(小)(@700円)」です。

なお、大喜さんの他の店舗では、メニューに白ご飯がありますが、西町本店にはありません。「ご飯は持ち込みOK」ということになっていますので、必要な方は持参してみてください。実際にやっているのを見たことはありませんが、多分怒られることはないでしょう(笑)

他の方の注文を見ていると、ライスが置いてないこともあって、男性のお客さんは、1.5玉の「中華そば(大)(1,000円)」を頼む方が多かったようです。また、「スープ薄めで!」という注文をしていた方もいらっしゃいましたので、過剰なほどの塩分が怖い方はまずはコチラからどうぞ。

また、一口食べてみて、あまりのしょっぱさに戸惑うようでしたら、後から「生玉子(@50円)」を追加するのも可。味が多少はまろやかになります。


富山ブラック『大喜』西町本店-06

大喜さんのメニュー。「中華そば(小)(並)」が一玉で@700円です。他のお店には白ご飯も置いてありますが、西町本店はメニューに無い代わりに「持ち込みOK」です。コンビニのおにぎりを持ち込もうと思っていたんですが(OKなのかは不明)、近くにコンビニが見当たらず断念しました(笑)


しょっぱい!でも不思議と美味しい!

久々にいただいた大喜さんのラーメンは、私の記憶以上に真っ黒で塩辛かったです!真っ黒スープというと、やはり京都の『新福菜館』さんが有名ですが、その比じゃありませんね。生醤油くらいの濃さですから(笑)

手で切った粗めのチャーシューが多めに乗っていて、これも他店よりは塩分が強め。太めの立派なメンマは驚くほどのしょっぱさ!上から大量にネギと黒コショウが降りかけられていて、インパクトを増幅しています!

もちろん、スープの色合いが普通の濃い口醤油と変わらないくらいなんですから、スープも塩辛いに決まってます。一口目で舌の先がピリピリくるくらいの塩気です。

でも、これが少し食べ進めていくと、食べる手が止まらなくなっていくんですから不思議なものです。舌が慣れてゆくのかもしれませんが、決して醤油辛いだけではなく、それぞれの素材の旨味も分かるようになっていくんですよね。特に私は大の醤油好きですので、ほとんど水も飲まずに楽々と完食していました!


富山ブラック『大喜』西町本店-07

これが富山ブラック発祥の店『大喜』さんの「中華そば(小)」!スープの色が深い黒で、醤油そのままに見えますね。手で切ったチャーシューと、太くて本当に塩辛いメンマ。粗めにカットしたネギと、大量に降りかけられた黒コショウ!とにかくインパクトあります!

富山ブラック『大喜』西町本店-08
大喜さんの中華そばのアップ。とにかく醤油好きで、醤油系ラーメンも大好物な私ですが、さすがに塩からい!スープの色が煮魚の煮汁よりも黒いですからね。でも、しっかりと混ぜて食べると、何故か食べる手が止まらなくなってしまう・・・、不思議な魅力があるんです

富山ブラック『大喜』西町本店-09
麺は極太ストレート。真っ黒なスープを吸って、いい感じの醤油色に染まっていますね。麺は普通でお願いしましたが、十分に堅めです。創業当時からの「よく噛んで食べるおかずの中華そば」がそのまま守られているのでしょう

富山ブラック『大喜』西町本店-10
食べかけの様子。しっかりとかき混ぜてからいただいています。この辺りまで食べ進めると、もうそれほどしょっぱさは感じません。舌が慣れてきたのか、スープの旨味も十分に味わえるようになります。ただ、白ご飯があったらもっと美味しいんでしょうねー


半世紀も愛された富山のソウルフード!

まだ若かった頃に何度も通ったお店ですが、今改めて食べてみても、やっぱり私が好きな味でした。北国の寒い土地の食べ物は、奇妙に甘かったり、異常なほど塩辛かったりするものもありますが、私もその血が流れているためか、意外なほどすんなりと「富山ブラック」を受け入れられるんですよね。

「さすがにスープまで飲むのは・・・」とためらいましたが、最後まで平気で飲み干せたくらいです(笑)

塩分濃度の高さは十分に覚悟して、「富山県民のソウルフード」大喜さんの中華そばをお試しください!塩気だけのゲテモノではなく、ちゃんと美味しいラーメンですから!


富山ブラック『大喜』西町本店-11

「塩分過多で体に悪そうだし、さすがにスープは残そうか・・・」と思っていたんですが、特に苦もなく飲み干してしまいました!底に沈んだ黒コショウの量も並じゃありませんね



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■西町大喜本店 (にしちょうたいきほんてん)

HP: http://gourmet.yahoo.co.jp/0004184850/M0016010354/
住所: 富山県富山市太田口通り1-1-7
電話: 076-423-0502
定休日: 水曜日(祝日の場合は翌日)
営業時間: 11:00 - 19:50(土曜日のみ 20:50閉店)
駐車場: なし(近隣の有料パーキングを利用。30分100円ほど)
アクセス: JR「富山駅」から、市電南富山駅行きで7分、「西町」下車すぐ


■参考にさせていただきました!

富山ブラック - Wikipedia
@nifty:デイリーポータルZ:とにかく黒いラーメン「富山ブラック」を食べてきた










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