京都のお寺へ西国三十三所巡りに行く途中、またどうしても食べたくなって、京都の有名店『新福菜館』さんへお邪魔してきました。

こちらは京都のラーメンとは思えないほどの「真っ黒なスープ」が特徴のお店で、かなりクセになる味わいなんです。これまでにも何度もいただいてますが、今回も満足でした！

たかばしの2店はとにかく繁盛してます

新福菜館（本店）さんは、京都駅から徒歩5分くらいの「たかばし」という位置にあります（正式には「高倉跨線橋」というのだとか）。すぐお隣には、コチラも京都ラーメンの人気店『第一旭』さんがあり、とにかくいつ行ってもラーメン好きで賑わっています。

この日は、月曜日の14時過ぎに到着したのですが、ラッキーなことに、わずか4台分しかない駐車場にもすんなりと駐車できました。少しはお店も空いているのかと思いきや、ほぼ満席。次から次へとお客さんがやって来るような状態です。

混雑時に相席になるのも、ホールのお兄ちゃんがかなりぶっきらぼうなのも、とっくに慣れてますから何とも思わないのですが、この日は2階席にもかなりのお客さんが入っていたようで、ゆうに15分以上は待たされました･･･。

チャッチャッと食べて、ササッと帰るつもりだからこそ、別に相席でも文句は言わないのですが、二人で狭苦しく並んで、チャチなパイプ椅子に座って待たされるのは、さすがにシンドかったですね。

言わずとしれた京都の超有名店『新福菜館』さん。14時ごろに到着したのですが、店内は大混雑でした。すぐお隣には、こちらも有名な『第一旭』さんの本店もあって、とにかくすごい人！駐車場が狭いので注意が必要です

真っ黒だけどスッキリ！かなりイケます！

さんざん待った末にようやく出てきた「中華そば（並）（＠650円）」。相変らずインパクトの強いルックスですね！

スープが真っ黒に見えるほどの濃厚な醤油なんですが、さすがに他の店と比べればやや塩辛さは感じるものの、意外なほどスッキリと食べやすい、しっかりとした中華そばなんです。

いつかブームになっていた、真っ黒なスープが特徴の、富山のご当地ラーメン「富山ブラック」と似たようなルックス。何度か食べている『大喜』さんを思い出すのですが、こちらの方が塩分濃度はかなり低めでしょう。少なくとも「絶対に白いご飯が食べたくなる」というほどではありません。

そのままでも十分に美味しいラーメンですが、途中からコショウや七味唐辛子などを加えて、ちょっと味の変化をつけてみるのもいいんですよね。見た目は独特ですが、中華そば本来の懐かしい味わいが楽しめます。

でも、食べるたびに「何でこのラーメンが京都に誕生して、根付いたのか？」と、ちょっと不思議な感じがしますね。

京都ラーメンの本流からは外れた位置にあるのかもしれませんが、とにかく美味しい中華そばですので、混雑を覚悟で行ってみてください！

新福菜館さんの「中華そば（並）（＠650円）」。とにかくスープが真っ黒で驚きますが、これが意外とスッキリとしていて、塩辛さはありません。コショウや七味唐辛子が合う、ある意味では正統的な中華そばです

麺は中太くらいのストレート。チャーシューもトロッといい感じです。それにしても、数ある京都のラーメン店の中で異彩を放ってますね。食べるたびに「何でこのラーメンが京都に誕生したのか？」と考えてしまいます

さすがに塩分濃度は高めですが、最後まで美味しくいただきました！

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■新福菜館 本店

ＨＰ:　http://www.shinpuku.net/
住所:　京都市下京区東塩小路向畑町569
電話:　075-371-7648
定休日:　水曜日
営業時間:　7:30-22:00
駐車場:　4台分（駐車スペースが極端に少ないので注意！）
アクセス:　東海道本線「京都駅」中央口より徒歩5分

新福菜館 本店 (しんぷくさいかん) （ラーメン / 京都、七条）
★★★★★ 4.5