『奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり-大立山まつり2020-』食べまくりレポ
平城宮跡で開催された『奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり -大立山まつり2020-』。今年も奈良愛が感じられるさまざまなイベントが繰り広げられました。私たちは昨年に引き続き、奈良県内の39市町村のバラエティに富んだグルメを味わってきました。どれも美味しくて幸せでした!
奈良の伝統行事やトークイベントなど
今年も2日間にわたって、平城宮跡歴史公園で『奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり(ならちとせほぐほぐまつり)-大立山まつり2020-』(Twitter・Facebook・Instagram)が開催されました。
昨年に引き続き、実行委員長を海龍王寺の石川ご住職が務められ、しっかりと“奈良愛”が伝わってくるような楽しいイベントとなりました。
昨年は、2日間ずっと会場に居座って、奈良県内の各市町村から提供される絶品グルメを食べまくりましたが、今年はスケジュールの都合もあり、初日の午後の数時間のみ。心残りも多々ありますが、楽しんだ範囲内で会場の様子をレポートします。
『奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり』の当日、朱雀門の前には4体の四天王像の大立山が並びます。朱雀門を舞台に、かつて平城京で執り行われていた「御斎会」をイメージさせるイベントなども行われました
かつてのメイン道路・朱雀大路には、両脇に屋台が並び、その中央に設置された特設ステージでは、県内各地の伝統芸能とまつりが演じられました。写真は、広陵町「広陵金明太鼓」の皆さんの演奏です。幾重にも人の輪ができるほどの大盛況でした!
こちらは朱雀大路を練り歩く、平群町「へぐり時代祭」の皆さんです。イベント当日に現地で観るのが一番ですから、「おっ、こんなお祭りもあるのか!」と多くの人に知ってもらえるいい機会になりますね
会場には、奈良県内(広陵町大垣内地区、御所市東名柄地区、橿原市八木地区など)で行われている「立山」の展示もありました。人形(ひとがた)などを造って身代わりとするもので、ルパン三世をモチーフにしたこんなものも。超力作!
立山ではありませんが、橿原市の畝傍御陵前駅のジオラマ展示などもありました。レトロ建築好きなのでこの駅舎にも愛着があるんですが、見事に再現されています
大和郡山市のご出身のタレント・南かおりさんと、海龍王寺・石川重元ご住職のトークショー「知れば知るほど好きになる奈良」も拝聴しました。お二人の秘めたる奈良愛がこんこんと湧き出てくるようで、1時間ではまったく足りないくらいでした。またぜひ開催して欲しいですね。
2日間のイベント期間中、この他にも「南都のお坊さん講話」「平城宮跡リレーマラソン」などが開催されたり、初日の夜には「若草山焼き」を遠望できたり。盛りだくさんな内容でした
“奈良ならでは”のグルメを堪能!
会場には、奈良県内の各市町村を代表する絶品グルメがずらりと出店します。私たちは昨年に引き続き、今年も気になるものを食べ続けてきました。
写真は、長い行列が途絶えなかった、王寺町のラーメン店「煮干し一直線」さんのブースです。この日は食べ損なってしまったので、日を改めて実店舗にお邪魔したいと思います!
会場を歩いていると、天平衣装の方がスイーツを選んでいたり、
天平美人も召し上がられた、河合町の「Patisserie TRICO」さんのイチゴのタルトです。奈良特産のいちご「古都華(ことか)」を贅沢に使った逸品!屋外のイベントでこんなゴージャスなスイーツが味わえるなんて嬉しいですね
冬のイベントですから、やはり“あったかもん”が欲しくなるものです。こちらは、広陵町の「カフェそらみる&大仏Cafe」さんの「大和闘気ちゃんこ」です。元力士が腕をふるったちゃんこに、地元産の大和当帰の葉をトッピングして風味がアップ!美味しかったです!
こちらは、十津川村の「温泉豆乳うどん鍋」(とワンカップ)。十津川産のきのこに野菜、特産のゆべしなどを加えた、ヘルシーで優しいお味の一杯でした。
ちなみに、屋外に設置されたテントでいただいてますが、まわりをシートで囲まれていてストーブも炊かれています。身体の中からと外から暖まるので、とても快適でした(笑)
上北山村の「Cafe かわべのいえ」さんの「かみきたおでん」です。巾着は、ややほろ苦いとちもち入り!昔ながらの木灰汁製法で造ったこんにゃくなど、一見普通に見えますが、一口ごとに「おっ!」と思わせてくれるお味でした!
お手軽に味わえるメニューも充実しています。さっと食べられる煮玉子&こんにゃくなど(十津川村)。奈良の南部エリアのこんにゃくはどこも美味しいんですが、土地によって、お店によって、少しずつ違いがあります。ヘルシーで安くて美味しくて。最高ですよね!
川西町(NPO法人川西スポーツクラブさん)提供の「結崎ネブカにいちコロッケ」。大和の伝統野菜の一つである、風味と食感バツグンのネギ・結崎ネブカをたっぷりと使用し、すき焼き風の味付けをしてあります。ネギがたっぷり入っていて満足感もあるのにやり過ぎていない、絶妙でした!
こちらは斑鳩町・日本竜田揚げ協会さんの「斑鳩名物 竜田揚げ」です。斑鳩町を流れる竜田川は紅葉の名所として知られ、竜田揚げの語源になったともいわれています。いろんな場所で何度もいただいていますが、ハズレなしの美味しさですね。斑鳩町で竜田揚げの食べ比べをして歩くと楽しいですよ!
今回の超個人的なMVPを進呈したいのが、三宅町の「サトイモ唐揚げ&サトイモ焼酎(お湯割り)」です!名物の里芋はホックホクで、ねっとりし過ぎずちょうどいい食感。濃すぎず素朴な美味しさでした。同じ素材の焼酎との組み合わせが合わないはずがありません。この2品でわずか500円というのも、お得感があって最高でした!
一番驚いたのが、生駒市の「カフェ・カリメロ」さんが提供した「クリーミー甘酒&黒豆雑穀ぜんざい」でした。甘酒はタピオカ入りでどちらも食感が楽しいですし、今風のお味にブラッシュアップされています。思いつきでこの2つを混ぜて飲んでみたら、さらに美味しかった!次の機会にもぜひやってみたいと思います。
この他にも、食べたくても回りきれなかったブースもたくさんありました。また来年のこのイベントにも期待しつつ、それぞれの実店舗をまわって味わってみようと思っています!
■奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり -大立山まつり2020-
HP: https://hoguhogunara.jp/
Twitter: @chitosehogu
Facebook: 奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり
Instagram: chitosehogu
場所:平城宮跡歴史公園 朱雀門ひろば
日程:2020年1月25日(土)・26日(日)
時間:11:00~19:00(※26日は18:00まで)
入場料:無料
アクセス: 近鉄「大和西大寺駅」、JR「奈良駅」から無料シャトルバスあり(15~20分間隔で運行)
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