大満足!『奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり』食べまくりレポート
1月26日・27日の両日、平城宮跡で開催された『奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり -大立山まつり2019-』。取材も兼ねて2日間とも行きましたが、すべての企画から奈良愛が感じられ、素晴らしい内容でした。ここでは奈良県39市町村の“あったか献立”を食べまくった模様を中心にレポートします。どれも絶品でした!
平城京の賑わいが現代に蘇ったよう!
1月26日・27日の2日間にわたって、平城宮跡歴史公園・朱雀門ひろばで『奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり(ならちとせほぐほぐまつり)-大立山まつり2019-』(Twitter・Facebook・Instagram)が開催されました。
実行委員長に海龍王寺の石川ご住職が就任なさるなど、昨年までとは体制もイベント内容も一新。“奈良愛”がたっぷりと感じられるような楽しいワークショップなどが企画されました。
Twitterでは、ローカルイベントの「 #奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり 」というかなり長めのハッシュタグにもかかわらず、ランキングの上位に登場するなど、奈良ファンを中心にSNSでもおおいに盛り上がりました!
なお、私たちは、ライターとして参加している、奈良県公式のスマホアプリ「ナラプラス」(アプリ詳細)の取材がメインでした。貴重な有料イベントの様子などもご紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください。
朱雀門の前に並んだ4体の四天王像の大立山。今年は巡行はしませんが、昨年までとは違った役割を与えられて頼もしさが増しています
夜の様子。四天王像に灯りが入り、より幻想的に。朱雀門で行われたたくさんのステージを見守っていました
オープニングには、女帝・称徳天皇役の方の正装を再現した「礼服礼冠」姿で登場!背中には北斗七星が描かれています。当時の儀式「御斎会」の再現を目指していて、かつての平城京の姿が蘇ったかのようでした!
かつてのメイン道路・朱雀大路に設けられた特設ステージでは、県内各地の伝統芸能とまつりが演じられました(写真は天理市・紅しで踊りの皆さん)。華やか!
また、奈良ブロガーのひとりとして「市町村とのご縁つなぎ」にも参加させていただきました。県内市町村の広報担当の方などとご挨拶できたのも貴重でしたが、普段からSNSで拝見している奈良好きな方たちとご挨拶できたのも楽しかったです。素敵な体験になりました
「平城宮いざない館」では、雑貨などの販売も。手前はオリジナルの手染め手ぬぐいなどを販売している「えぼし」さん(Twitter)。奥は、超絶技巧の消しゴム版画家「つまびきや」さん(Twitter)。どちらの作品もすごい!
こちらは飛鳥・奈良時代の文様などを取り入れた「HOSSOGE(ほっそうげ)」さん(Instagram)。出店するすべてのショップの、すべての商品から奈良への愛情が感じられて感動しました!
39市町村のあったか献立<初日>
冬の屋外イベントということで、楽しみなのはやはり“暖かい食べ物”です。今年も会場には、奈良県39市町村のあったか献立と特産品がずらりと並びました!(一覧はこちら)
昨年までの「あったかもんグランプリ」も楽しかったのですが、今年はここで出会った味は(食べ損ねた味も)、奈良県各地へ出かけて現地でも食べられるメニューが選ばれているというのもポイントです。
「美味しかったあの味がもう一度食べられる!」なんて、楽しさ倍増です!
「39市町村、全部食べ尽くしてやる!」くらいの意気込みで会場入りした私たちですが、毎年どこを選ぼうか迷ってしまいます。そこで今年は自前でクジを作って、ランダムに選ぶシステムとしてみました(※デザート系は別にし、食事系の合間の適度なタイミングで引きました)
最初のドローは、五條市・ばあくさんの「ばあく豚のミネストローネ 五條産小麦パン添え」。ここの豚肉は絶品なんですが、こうしてお料理にしても美味!パンも香ばしかったです
こちらは、大和郡山市・Bar Sallyさんの「奈良鹿ないカレーシリーズ 大立山まつり限定大和郡山カレー」です。奈良県産豚トロを使ったハヤシカレーパスタだとか。新感覚!
王寺町からは、王寺町新名物コンテストのグランプリ作品に改良を加えた「雪丸バーガー」が。町の子どもたちといっしょに考えたというソースは、ブルーベリー&クリームチーズの甘酸っぱい系!これが意外なほど合うんです(笑)
お次は、下市町・栃原 道しるべさんの「下市産エビ入りカレースープうどん」!海のない下市町でエビとは……と思われますが、「バナメイエビ」の養殖が事業化されているんです。このエビが美味しいし、お値段も格安。ブースには常に行列ができる人気ぶりでした!
山添村・神野山観光協会さんからは、亥年にぴったりな「神野山名物シシ・肉まん」が。以前にもいただいていて、個人的に好きな一品です。臭みはまったくないんですが、野趣は感じられる、とても楽しいお味です。
宇陀市・NPO法人 うだ夢創の里さんの「うだ北斗の黒龍麺」。黒米を練り込んだ黒い麺。黒いスープは黒豆の3年味噌。牛すじや豚バラの旨みと山椒などのスパイスが効いてます。地元産の食材をたっぷり使った、懐かしくも新しいお味!絶品でした!
夜には「若草山焼き」も見えました
26日(土)の夕暮れ、平城宮跡に夜が訪れると……
奈良の早春の伝統行事「若草山焼き」の花火が打ち上がります(~18:15)。スマホで撮影したので画像はイマイチですが、距離のある平城宮跡からでも美しく見えました!
若草山に火が放たれ、空が染まります(~18:30)。やや風がありましたが、今年はよく燃えたようです!
<2日目>もあったか献立食べました!
『奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり』2日目も、どれを食べるかクジは続きます。こちらは、安堵町・夢あかり実行委員会さんの「ほっとあんど芋煮鍋」。じつは安堵町では毎年「あんど芋煮会」が開かれています。このお味は間違いありませんね。具だくさんで体の芯からあったまりました!
東吉野村・小さな道の駅ひよしのさとマルシェさんの「ぼたん鍋」。全体的に茶色いのであまり映えていませんが、大きのシシ肉が乗って、水菜・にんじん・ごぼう・しいたけなどなど、たっぷりと野菜が入った贅沢なお鍋です。村の数カ所でいただけるとか。食べに行きたいですね!
生駒市・株式会社たけひめさんの「ホットたけひめ&五穀豊穣黒豆ぜんざい」。酒粕を使ったホットドリンクは、見た目は普通の甘酒っぽいんですが、ミルクをたっぷり加えてまろやかに!新感覚で、あまりの美味しさに驚きました!セットになった、黒豆入りのぜんざいも美味!
広陵町・海鮮中華料理 呑さんの「広陵町産ちぢみ小松菜まん」。ヤマトポークに広陵町産のちぢみ小松菜などを加えて豚まんに。お店では「ヤマトポーク100%使用の絶品豚まん」「イカ・エビ・ホタテがたっぷり贅沢海鮮まん」なども販売しているとか。行ってみたい!
橿原市・橿原観光ホテルさんの「献上 飛鳥鍋」。鶏肉のコクと野菜の旨味が出た牛乳仕立てのスープ。生姜の風味も感じられ、和と洋が入り混じった絶妙な味わいで、体がポカポカ温まりました!上にお餅まで乗っていて、さすがの完成度でした!
三郷町・三郷町農業委員会さんの「黒豆山かけtororoうどん」(と黒豆コロッケ&さといもコロッケ)。三郷町で採れた黒豆をうどんに練りこんだ一品。とろろも三郷町産のものを使用していて、ほっとするお味でした。(※豊澤酒造さんの「貴仙寿」熱燗なども別途いただき始めました)
いよいよイベント終盤のため、ここからは食べたかったものを自由選択で選びました。
こちらは天理市・稲田酒造さんの「酒蔵本気の粕汁」(と、日本酒「稲天」ぬる燗)。酒蔵みずからがしぼりたての酒粕を使用した粕汁を提供してくれるのですから贅沢です!まったく尖ったところがなく、本当にまろやかでした。
河合町・Patisserie TRICOさんの「ショコラティエが作る 古都華と焼き菓子のチョコレートフォンデュ」。会場で見かけた女子たちがみんな食べていた(?)というくらい、よく見かけた一品です。濃厚なビターチョコは、イチゴとも焼き菓子ともベストマッチ!別で購入したホットワインともよく合いました!
「〆にラーメンでも入れておきたいな」ということで、ラストは御杖村・御杖ふるさと交流公社さんの「ピリ辛ゴマ味噌鹿ラーメン」をいただきました。ただし、終了間近だったため、トッピングの鹿肉はなし(※その分値引きしてもらってます)。ピリ辛で美味しかったです!
これだけ食べまくっても、39市町村のうちの15箇所が限界でした。来年こそコンプリート目指して頑張ります!(笑)
■奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり(大立山まつり2019)
HP: https://hoguhogunara.jp/
Twitter: @chitosehogu
Facebook: 奈良ちとせ祝ぐ寿ぐまつり
Instagram: chitosehogu
場所:平城宮跡歴史公園 朱雀門ひろば
日程:2019年1月26日(土)・27日(日)
時間:11:00~19:00(※27日は18:00まで)
入場料:無料
アクセス: 近鉄「大和西大寺駅」、JR「奈良駅」から無料シャトルバスあり(15~20分間隔で運行)
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