美味しいアレンジいなり寿司『おいなり屋さん macan』@奈良市
「もちいどの夢CUBE」にオープンした、6種類のバリエーションの「いなり寿司」が食べられるお店『おいなり屋さん macan』さん。奈良県産の食材にこだっていて、金ごま・わさび・からしといった比較的ベーシックなものから、奈良漬け・梅しらす・えだまめという意外性のあるものも。斬新な美味しさで、楽しめました!
管理栄養士さんが作る「いなり寿司+α」
チャレンジショップが集まる「もちいどの夢CUBE」に、2017年9月、ちょっと珍しいいなり寿司のお店『おいなり屋さん macan(マカン)』さん(Twitter・Facebook)がオープンしました。
店長さんは、奈良県に生まれ育ち、管理栄養士の資格をお持ちの女性です。30ヶ国以上を旅して地元に戻り、奈良の素晴らしさを伝えるために、地元の食材にこだわったお店をオープンさせたそうです。
私個人的には「いなり寿司をアレンジする」という発想がなかったので、興味津々でいただきましたが、これはアリです!
近鉄奈良駅からも近い、餅飯殿商店街の小規模なチャレンジショップが集まった施設「もちいどの夢CUBE」。道路に面したもっとも目立つスペースにオープンしたのが、いろんな「いなり寿司」が食べられるお店『おいなり屋さん macan』さんです。鹿のイラストが目印です
店内の様子。テイクアウトして食べ歩きしたりもできますし、カウンター席(6席ほど)でいただくこともできます
窓ごしに見えるいなり寿司。たくさんの人たちが珍しそうに覗き込んでいました。ちなみに、商店街はアーケードがあるため、窓際でも直射日光などは当たりませんのでご心配なく
こだわりの奈良県産食材を使用
『おいなり屋さん macan』さんのメニュー。「金ごま」(80円)、「わさび」(100円)、「からし」(100円)、「奈良漬け」(150円)、「梅しらす」(150円)、「えだまめ」(150円)と、現時点で6種類です
店内に貼ってあった、食材へのこだわりなど。使用するお醤油は、奈良市で江戸末期から続く「井上本店」さん(参考サイト)のもの。国内産の丸大豆を使用し、無添加。2年間の長期熟成というこだわりのお醤油です
また、おあげさんは奈良市「三木食品」さんのものを使用。お砂糖ではなく「黒糖」を使って炊き上げているそうです。さらに、奈良漬は東向商店街の老舗「山崎屋」さん、お米は旧都祁村のものを使用しているとか。こだわってますね!
いなり+梅しらすなど、意外性が楽しい!
いただいたいなり寿司6種類。向かって左奥から時計回りに「梅しらす」「えだまめ」「奈良漬け」「金ごま」「わさび」「からし」。最初に梅しらすからいただいたのですが、いなり寿司に梅の酸味をあわせるというのが斬新で、口がびっくりしてました!
個人的に一番好きだったのが、奥の「奈良漬け」です。クリームチーズと奈良漬がトッピングされていて、おあげの繊細な甘味とよく合います!また、手前の「枝豆」も青々とした香ばしさがよかったです
この日は店内でいただきましたが、パックに詰めての販売もあります
上品な味わいでいくつでも食べられそう
『おいなり屋さん macan』さんのいなり寿司は、さすが管理栄養士さんらしく、よくできたアレンジになっていました。「いなり寿司+α」という斬新な切り口ですが、どれもちゃんと美味しくいただけました!
また、奈良(と関西全域)では関東や北陸などと比べて、おあげさんは甘めに炊く傾向がありますが、こちらは甘さも塩分も穏やかで、とても上品なお味でした。その分だけ飽きずにいくつでも食べられそうでもありますし、ややおとなしい印象を受けたのも事実です。
まだオープンしたばかりで、いろんな意見に耳を傾けながら調整している段階のようですし、また別の時期にお邪魔したら、さらに味わいが進化しているかもしれません。今後も期待したいですね!
■おいなり屋さん macan
HP: http://macannara.jp/
Twitter: @oinarisan_macan
Facebook: おいなり屋さん macan
住所: 奈良県奈良市餅飯殿町12 もちいどの夢CUBE内
定休日: 木曜日
営業時間: 10:00 - 19:00
駐車場: なし(近隣の有料Pを利用)
アクセス: 近鉄奈良駅から徒歩7分ほど
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