五條市で捕獲されたシカ肉やイノシシ肉の処理加工施設『ジビエール五條』さん。ここのイノシシ肉を使って、吉野川の河原で「猪鍋」を味わってみました！旨味が濃厚で野趣あふれるお肉を、吉野の自然の中で味わうと、より美味しさが増しますね。ちょっとしたジビエ気分で楽しめますのでぜひ！

シカや猪の加工を行う『ジビエール五條』

2015年秋に五條市に、イノシシ肉や鹿肉の処理加工施設『ジビエール五條』という施設がオープンしています。

五條市のような山がちな地域では、シカやイノシシなどは畑を荒らす害獣となっています。ハンターが駆除したとしても、こうした肉は一般家庭用に流通することが少なく、すべてを食用として活用することは難しかったそうです。

ジビエール五條では、五條地域の野山で育ったシカやイノシシを「ジビエ（＝野生の鳥獣の食用すること）」として活かすために建設され、早くも大変な人気を博しているとか！

●参考記事
ジビエ：人気、うれしい悲鳴　五條市の肉処理加工施設フル稼働　／奈良 - 毎日新聞

こうしたお肉は、地元のスーパーやネット通販などで購入できますが、この日、初めて味わってみました！

この日、吉野川の河原でバーベキューのようなことをしようと向かう途中、食材を調達するために、おなじみの「吉野ストア 大淀新野店」さんに立ち寄りました。そこでは、ジビエール五條さんの猪肉がどーんと並んでいました！「猪焼肉」とか「猪丼」などの食べ方が提案されています

ちょっとアップで。きれいにパック詰めされていて、お値段は200g入り「2,200円」くらい。一般的な豚肉などは100g100円程度で購入できますから、それと比べればかなりの高級肉ですが、貴重なイノシシの肉だということを考えると、「買いやすくなった」という印象です

吉野川でのんびりジビエ気分を！

吉野川の河原で、煮炊きを開始します。週末（とくに夏）はたくさんの人がやって来ますが、平日なので静かなものです。ゴミ箱などはありません。くれぐれもゴミを散らかしたりしないように、きれいに使わせてもらいましょう

吉野ストアさんで購入した野菜などと、簡単な猪鍋にしていきます。ちなみに、この日は時間がなかったので、カセット式のガスコンロを持っていきました。使えないことはありませんでしたが、風があって火が安定せず、なかなかお湯がわきませんでした。風よけがあると便利ですね

手前は、折りたたみ式の「焚き火台」（ロゴス製）です。河原で直に火を使うと見栄えもよくありませんから、こうした焚き火台があるとベターですね。私たちの場合、焚き火がやりたくて吉野川まで来ている、といった感じです。火の調整とかしていると気分が晴れますよ！

野菜など（チンゲン菜とエノキ）とともに、ジビエール五條さんのイノシシの肉を投入してきます。鍋のお出汁は、キューブ式の簡単なものを使いました

カセットコンロの火が安定しなかったので、焚き火台へと移しました。火力が強くてこのくらいの鍋ならすぐに沸きます

猪肉に火が通れば食べごろです。それまでは、焚き火でアルミホイルにナゲットを包んで焼いたりして、のんびり待ちます

完成した「猪鍋」！イノシシのお肉なんてこれまで数えるほどしか食べたことはありませんが、味が濃厚で美味しかったです！臭みなどはまったく感じられず、上品といえるほどの旨味がじわりと感じられました。豚肉よりも食感もしっかりしていますが、固くはありません。手軽に食べられて嬉しいです！

〆には、中華麺を投入して「猪鍋ラーメン」にしてみました！簡単なのにお肉の旨味がしっかりと出て、満足度高めです。なお、結局200gのイノシシのお肉を使い切れず、半分くらいは自宅へ持ち帰りました。そちらは焼肉風に焼いてみましたが、これももちろん美味。いろいろと楽しめますね

この日の吉野川。美しい風景です！

※ジビエール五條の商品は、一般向けには吉野ストアさん、地元の道の駅などで販売されています。ネット通販などでも手に入りますのでぜひ！（【楽天市場】五條産ジビエ いのしし肉 300g【お取り寄せ】奈良ええもんストア）

■参考にさせていただきました

ジビエール五條（食肉処理加工施設） | 五條市
ジビエ：人気、うれしい悲鳴　五條市の肉処理加工施設フル稼働　／奈良 - 毎日新聞