2016-02-10

冬の夜の美しいイベント『しあわせ回廊 なら瑠璃絵2016』

冬の夜の美しいイベント『しあわせ回廊 なら瑠璃絵2016』

奈良の冬の夜を瑠璃色の美しい灯りで彩る『しあわせ回廊 なら瑠璃絵』(2月14日まで)。今年で7回目を迎えました。メイン会場では圧倒的な青い光のじゅうたんに包まれ、ミラーボーラーやアートプロジェクション、光の夜神楽など、さまざまな作品が観られます。寺社や博物館の夜間拝観なども行われていますので、ぜひお出かけください!


真冬の夜のイベントも今年で7回目に

今年で7回目の開催となる、奈良の真冬のイベント『しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016』。観光客数が伸び悩む真冬のイベントとして始まりましたが、2014年には約37万人が訪れるなど、年々着実に拡大してきています。

・春日大社、興福寺、東大寺の夜間特別拝観
・東大寺鏡池、奈良国立博物館前でのアートプロジェクション
・春日大社参道での「ミラーボーラー」と「光の夜神楽」(19時)
・夜参り提灯(無料)
・奈良公園の誕生日(14日)には花火も

この他にもさまざまな企画が用意されています。見て歩く分にはとても楽しいのですが、今年の冬はだいぶ暖かいとはいえ、奈良の冬の夜のイベントです。最大限の防寒をしてお出かけください。

なお、なら瑠璃絵の会場は、「三脚等を使用した地面にカメラを固定しての撮影は禁止にさせていただきます」というルールです。写真撮影なさる方はお気をつけください。


メインの「甍~I・RA・KA~」エリアは圧巻!

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-01
メイン会場となるのは、「奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~」(旧・新公会堂)です。光のアーチをくぐって会場へ向かいます。この日は平日でしたがなかなかの人出でした

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-02
会場の脇にあった、小さめの遣唐使船(の上に鹿)。瑠璃色の美しいLEDライトの上に漕ぎ出しています。このミニ遣唐使船は、先日の『奈良 大立山まつり』でも展示してありましたね。これからも色んなイベントで活躍することになるかもしれません

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-03
甍~I・RA・KA~の前では、「バレンタインマーケット」と称して、奈良らしい温かなフードやドリンクが販売されています。この写真の左手奥に椅子とテーブルスペースがありますが、ほぼ満席になっていました。寒い夜は暖かい食べ物が嬉しいですよね。今年も黒川本家の吉野本葛入り「しあわせココア」(@500円)の販売もありました。これ本当に美味しいですのでぜひ!

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-05
会場内では、入り口はふた手に分かれます。「花たんざく」(大人500円)を購入した方だけが歩ける有料エリア「冬七夕ロード」で、奥にある冬七夕ツリーにたんざくをかけられます。瑠璃色の迫力の光の中を歩くと大迫力ですから、ぜひ!

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-06
無料エリアからの眺め。目の前が青い光に埋め尽くされて圧巻!無料エリアから見ているだけでも十分に見事ですが、光の間を歩くとまた格別ですよ!

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-07
写真では伝わりませんが、流れ星のように光が流れるLEDが増え、さらに美しさを増しています。じっと見ていると吸い込まれそうになります

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-08
会場脇の小さな川には、スモークの演出も

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-09
会場通路はこの混雑ぶりでした。みんな記念写真を撮りまくりなので、列が渋滞したりします(笑)

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-10
出口部分も光の洪水です!年々LEDの厚みが増しているような気がします

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-11
会場では、なら瑠璃絵オリジナルの「御朱印帳セット」や「瑠璃絵カレンダー」なども販売されていました


春日大社エリアではミラーボーラなど

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-13
春日大社エリア」では、薄暗い参道を歩きます。暗さに目が慣れた頃合いに「ミラーボーラー」が登場!美しい灯りが静かにきらめきます

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-14
頭上にこうしたオブジェが吊るしてあり、回転するミラーボールに強いライトを当てることで、参道全体をきらきらと輝かせています。写真や動画ではなかなか伝わりませんが、これ本当にきれいですよ!

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-15
シャッタースピードを遅くすると、星空の軌跡のように、ミラーボーラーの灯りが円を描きました。幻想的ですね!

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-16
春日大社参道で期間中毎晩(19時~)演じられている「光の夜神楽」(観覧無料)。御杖村に伝わる「桃俣獅子舞保存会」の方々が中心となっています。夜の神聖な境内に、神楽のお囃子が聞こえてくるのは、とても素敵です!この日は時間配分を間違えて、最後のご挨拶部分しか見られませんでした……。19時スタートですのでお間違いなく!

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-17
春日大社では「夜間特別拝観」を開催。夜の御仮殿にお詣りできたり、釣燈籠と萬燈籠が拝見できたりします


東大寺エリアでは大仏さまのお顔も

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-18
東大寺エリア」では、ライトアップにアートプロジェクションなどなど

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-19
夜の仁王像もはっきりと見えます

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-20
大仏殿の方へ向かう人たち。冬の夜とは思えないほどたくさんの人が歩いていました

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-21
中門の前の鏡池では、噴水からできる細かい霧をスクリーンとして使用する「ウォータープロジェクション」が上映されています。昨年も拝見しましたが、見事ですね。数分間の短い作品ですが、十分に楽しめます

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-22
鮮やかでサイケデリック!

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-23
この日は特に風も吹いていなかったので、霧のスクリーンも乱れず、水面にもきれいに反射していました。風のある日だと大変なんですよね(笑)

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-24
そして、中門の外側から大仏殿を見ると……

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-25
大仏殿の観相窓(かんそうまど)が開扉されていて、大仏さまのお顔が拝見できます!イベントで開扉される機会も出てきましたが、基本的にお正月とお盆にしか拝見できないお姿です。じっくりとご覧ください

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-26
どうしても大仏さまばかりに視線が行きますが、その下にある国宝「八角燈籠」にも灯りがともっています。これも滅多に見られないことですので、お見逃しなく!


興福寺エリアでは竹あかりなど

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-27
興福寺エリア」では、東金堂と国宝館の夜間拝観などを開催しています。五重塔の周辺にもオブジェが配置され、いつもとは違った表情に

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-28
東金堂の脇のスペースには、生駒市の「高山竹あかり」とのコラボ企画として、こんなオブジェも設置してありました

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-29
奈良国立博物館エリア」では、建物前の池を使って「アートプロジェクション」の上映など

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-30
なら瑠璃絵の期間中は、夜間特別開館も実施しています。特別陳列「お水取り」「伊豆山神社の歴史と美術」などが拝見できますので、この機会にぜひ!

しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016-31
夜の鹿たちも見られます(これは東大寺参道)。夜は鹿せんべいなどを売っているお店も少ないですが、決して人間の食べ物を与えたり、パンフレットなど紙を食べさせないようにしましょう。どんぐりを拾って持って行ってあげると喜びますよ!


■しあわせ回廊 なら瑠璃絵 2016

HP: http://rurie.jp/
Facebookページ: http://www.facebook.com/nararurie
Twitter: なら瑠璃絵 (@nararurie)

開催場所: 奈良公園一帯
開催期間: 2016年2月8日(月)- 14日(日)
開催時間: 18:00 - 21:00
お問い合わせ: 0742-20-0214(なら瑠璃絵実行委員会事務局)


■関連する記事






  • Twitterでフォローする
  • Facebookページを見る
  • Instagramを見る
  • ブログ記事の一覧を見る







メニューを表示
ページトップへ