2014-05-17

飛び出せフルコト!『天平BAR』潜入記@奈良きたまち

飛び出せフルコト!『天平BAR』潜入記@奈良きたまち

旅とくらしの玉手箱 フルコト」さん主催の『天平BAR(てんぴょうばー)』に参加してきました!「天平時代の装束を身につけ、天平時代に使用されていた器を使い、天平時代に食べられていた食品を食べ、天平時代にちなんだ名前のお酒を飲む」というもの。すごくマニアックで楽しかったです!期間限定開催ですからお見逃しなく!


今年も『奈良きたまちweek2014』始まりました

近鉄奈良駅の北側にある「奈良きたまちエリア」で、今年も『奈良きたまちweek2014』が始まりました(開催期間 2014年 5月26日(月)~6月1日(日))。

600円の食べ歩き・買い歩き企画や、貴重な文化財の特別公開など、楽しい企画が目白押しです。

その一環として、奈良きたまちのユニークなお店『旅とくらしの玉手箱 フルコト』さんが、昨年に引き続き【とびだせフルコト!inホ・スセリ2014】という企画を開催します。

会場となるのは、人気のハンバーガーショップ「さくらバーガー」さんの2F、キッチン付きのフリースペース『ホ・スセリ』さん(紹介記事)です。

5月26日(月)~ 6月1日(日)のきたまちweek期間中、毎日ほぼ日替わりで楽しいイベントが開催されますが、まずは初日の夜に開催された「天平BAR(てんぴょうばー)」にお邪魔してきました(5月26日・27日・28日、6月1日 19時~22時開催)!

普通の方は「天平BARって何ぞや?」と首を傾げられると思いますので、駆け足でその雰囲気だけご案内してみます。


飛び出せフルコト!『天平BAR』@奈良きたまち-02

とびだせフルコト「天平BAR」(詳しくはこのページから)の会場。奈良きたまちのハンバーガーショップ「さくらバーガー」さんの2F、キッチン付きのフリースペース『ホ・スセリ』が会場です。席数は全部で14席ほど。この日はあいにくの雨模様でしたが、満席になる大盛況でした!


天平の衣装・器・食べ物・(それっぽい)酒!

「天平BAR」とは、天平時代の装束を身につけ、天平時代に使用されていた器を使い、天平時代に食べられていた食品を食べ、天平時代にちなんだ名前のお酒を飲む、というもの。

もちろん、厳密にいえば相違点も多いのですが、細部までこだわったマニアックな方たちが揃ったフルコトメンバーが主催する会ですから、作りこみ方が半端ない!天平時代の人になりきって、美味しいお酒が飲めました(笑)

簡単にシステムをご紹介しておきます。

●まずはチャージ料(@2,000円)を支払います。その際に、男性用の「頭巾」か、女性用の「花鈿シール」(おでこに貼るシール)を選びます(女性でも頭巾を選べます)

●それと同時に「推古・持統・元明・称徳。どの時代がいいですか?」と聞かれます。不思議な質問ですが、「おつまみセット」がここで選んだ時代に使われていた器に盛られていただけます!

●おつまみセットの内容は、「蘇・干し肉・鴨肉ロースト・うに・あわび・古代米寿司」(さらに木簡グリッシーニも)。テーブルには「そらまめ・栗・干イチジク・干枝付きぶどう・スティック野菜と醤(ひしお)ソース」があり、こちらは自由にいただけます。

●お酒は、テーブルに置いてある「かわらけ」(素焼きの杯)三枚に、一杯目は大峰山脈の名水を使ったお酒「大峰山」を、その後、好きなお酒を3杯までいただけます(追加は別料金)。ここで使用したかわらけはお土産に持ち帰れます!

●用意してあるお酒は、飛鳥時代・奈良時代の人物名のもの。日本酒は、小角・氷高・吉備真備・和気清麻呂・聖徳太子、焼酎は、不比等・宮子!吉野のお酒「花巴」も。お茶、ジュースなどのノンアルコール飲料もあります!

このこだわりよう、どうですか!楽しそうでしょ(笑)


飛び出せフルコト!『天平BAR』@奈良きたまち-03

「天平BAR」のシステムは、紙製のランチョンマットに書いてあります。何も知らずにいってもご心配なく!

飛び出せフルコト!『天平BAR』@奈良きたまち-04
男性用の「頭巾」、女性用の「花鈿シール」から、もちろん頭巾を選びました!後頭部がゴムになっていて伸縮自在。頭頂部には、髷を入れていたちょっとしたスペースも設けてあるなど、細部まで凝ってます。この頭巾や器類は、フルコトあるじ「藍寧舎」代表の金田さんの監修です。さすが!

飛び出せフルコト!『天平BAR』@奈良きたまち-05
頭巾の形が分かりやすいように、別角度から撮り直してみました。これを頭に乗せながらずーっと飲んでました!ちょっとした違和感があるのは最初だけ。店内で飲食しているお客さんみんながこんな姿ですから、ちょっとした見ものです(笑)

飛び出せフルコト!『天平BAR』@奈良きたまち-06
テーブル上はこんな感じ。真ん中にある小さな器が、お酒をいただく「かわらけ」です。右手の器には「特製おつまみセット」が入っています。推古・持統・元明・称徳の時代から、これは「元明」を選びました。ちなみに、同じ形でも素焼きは土師器、灰色なのは須恵器です!

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手前でオープンした器は「推古」。高坏に乗っているのは「古代米寿司」(梅守本店さんのもの)。一人一個いただけます。

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「特製おつまみセット」の内容は、蘇(古代のチーズ)・干し肉・鴨肉ロースト・うに・あわび!

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テーブル上の器には、そらまめ・栗・干イチジク・干枝付きぶどうなどがあります。ほとんどが古くから食されていた食材ですね。スティック野菜の付け合せとして、古代の発酵食品「醤(ひしお)」とマヨネーズを混ぜたディップがありましたが、これがすごく美味!この日ご一緒した(『古墳型ケーキ』で話題の)「ぷちまるカフェ」さんと、顔を見合わせて驚きながらいただきました!

飛び出せフルコト!『天平BAR』@奈良きたまち-11
世話好きなあるじ(新井さん)からお酌していただいたり。かわらけ3杯までは最初の料金に含まれています。酒器も凝ってますね

飛び出せフルコト!『天平BAR』@奈良きたまち-12
その時代の方々の名前を冠したお酒たち。左から、吉備真備・聖徳太子・宮子姫・不比等・氷高・和気清麻呂(そして吉野のお酒「花巴」)。探せばいろいろとあるんですね(笑)


細かい部分まで徹底的に凝ってます

食べ物・飲み物が凝っているだけではなく、壁に貼ってあったポスターのようなものや、紙製のランチョンマット(持ち帰り可)など、いたるところにこだわりが観られて、本当に楽しいんですよね。

私たちのような客側の人間も、「天平時代の人になりきって、その当時の雰囲気を味わう」なんて貴重な体験をさせてもらって、ニコニコしながらお酒を飲んでいました。それも強めの雨が降る夜でしたが、若いお客さんがたくさんいらっしゃって、満席になったほどだったのです。

そして、そんなお客さんたちの姿を見ている、フルコトあるじの皆さんが、みんな楽しそうにニコニコしているんです。「天平時代が好きな人たちが集まるようなイベントをやりたい!」というのが夢だったといいますから、そんな夢が叶ったんですね。

みんなが笑顔になる、不思議で楽しい天平の宴でした!


飛び出せフルコト!『天平BAR』@奈良きたまち-13

この器たちも時代考証に基いて再現されたもの。鹿児島の陶工さんが作成してるのだとか。天平時代の方たちは実際にこんな器を使っていたんですよね。そう考えるだけですごいです!

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壁に貼ってあったポスター的なもの。フルコトあるじ・上村画伯の作品ですね。雰囲気ありまくりです!

飛び出せフルコト!『天平BAR』@奈良きたまち-14
ランチョンマットには、こんな仕掛けも。漫画のキャラクターの天平的なパロディーになっていて、この両さん風の方は、お酒大好きな万葉歌人・大伴旅人です!タイトルも「こちら筑紫国大陸前派出所」に(笑)

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こういう小ネタを一つだけで終わらせないのがすごいところ。こちらは、北斗の●のパロディーです!この他にも、NARU●●、毎日●●さんなど、座席ごとに何種類かのパターンが用意されていました。徹底した作りこみ方はすごいですね!

飛び出せフルコト!『天平BAR』@奈良きたまち-17
先日、東京で行われたデザフェスで、上村さんがライブペインティングで描いた絵「キトラ幻想」も観られるようになっていました!ファン必見!


会場ではフルコトさんの商品の販売も

会場でもフルコトさんの商品が販売されていましたので、皆さん、あれこれとお土産を購入していたようです。

この「天平BAR」だけではなく、連日いろんな企画が開催されますので、ぜひ『とびだせフルコト!』と『奈良きたまちweek2014』のページをチェックしてみてください!


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※2014/05/31 追記

レポートした「天平BAR」ですが、予想を超える好評ぶりのため、最終日の6月1日(日)は、営業システムを変更して開催されるとか。


・ご来店いただき、チャージ料金1500円をお支払いただきます。
・頭巾か花でんを選んでいただきます(数に限りがありますので先着とさせて頂きます)
・かわらけを1枚お渡しします(こちらはお持ち帰りいただけます)
・かわらけ1杯分のお酒をお注ぎいたします。
・取り皿として、推古・持統・元明・称徳の時代のお皿を選んでいただきます。(おつまみセットは入っていません)
・立ち飲み形式となります。高坏などに盛った食べ物はご自由にどうぞ。
ここまでがチャージ料金内となります。
お酒は2杯目からは別料金、キャッシュオンでお支払とさせて頂きます。

ユニークな試みが話題になっていて、週末と重なる最終日には、どうやらかなりの混雑になりそうです。ステンディングですから、じっくり飲むには不向きかもしれません。

しかし、さまざまなタイプの古代史好きが集まるイベントですから、立ち飲みの方がいろんな方とお話できそうですし、かえって楽しいんじゃないかと思います。じつは私も、他のテーブルの方たちとお話できなかったのが心残りでしたので、羨ましいくらいです(笑)

どんな騒ぎになるのかは分かりませんが、最終日もぜひ足を運んでみてくださいね!会場が満席だったら、1階のさくらバーガーさんのハンバーガーをどうぞ。美味しいですよ!



■とびだせフルコト!

HP: http://furukoto.org/tobidasefurukoto.html
開催期間: 2014年 5月26日(月)~6月1日(日)
開催場所: ホ・スセリ(さくらバーガーさん2F)
住所: 奈良県奈良市東向北町6

※実際にお邪魔したのは「2014年5月26日」です
※「天平BAR」は、5月26日・27日・28日、6月1日 19時~22時の開催です


■奈良きたまちweek2014

HP: http://kitamachiweek.com/

Twitter: @ktmcweek
Facebook: https://www.facebook.com/kitamachiweek

開催場所: 奈良きたまちエリア
開催期間: 2014年 5月26日(月)~6月1日(日)


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