2014-02-22

『360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳』@明日香村

『360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳』@明日香村

古墳全体に「3Dプロジェクションマッピング」の映像を投影するという『360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳 よみがえる四神』が開催されています(2月22日・23日、3月1日・2日。無料)。鮮やかに照らしだされた墳丘は、まるで着陸したUFOのよう。周囲を一周してどの角度からも観られるのもすごいですし、映像の一部を操作できる「インタラクティブモード」もすごい!面白かったです!


日本初!古墳に3Dプロジェクションマッピング

本物の古墳全体に「3Dプロジェクションマッピング」の映像を投影するという、ユニークなイベント『360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳 よみがえる四神』(イベント概要)が開催されています。

開催日は「2014年2月22日・23日、3月1日・2日(いずれも土日)」の4日間。会場は、色鮮やかな壁画が発見されたことで知られる、明日香村の「高松塚古墳」(国営飛鳥歴史公園内)です。

現在の高松塚古墳は墳丘が美しく整備されて、ちょっとした小山のようになっています。建物の壁面に映像を投影するというのは珍しく無くなりましたが、古墳を利用するとなると「日本初」なのだとか。


国宝高松塚古墳壁画修理作業室の公開-14

綺麗に整備し直された『高松塚古墳』。2011年5月の写真です。2007年に16枚の凝灰岩で作られた石室を取り出し、築造当時の二段円墳として復元。以前はここに飛鳥美人が描かれた切石がありましたが、今はもうここにはありません(「『国宝高松塚古墳壁画修理作業室の公開』@明日香村」より)


石舞台古墳駐車場からのシャトルバスも

イベント開催時間は「17:30~21:00」です。この日、私たちはちょっと出遅れて、国営飛鳥歴史公園に18時半ごろ到着したのですが、すでに駐車場は満車。想像以上の賑わいっぷりでした。

係の方から「石舞台古墳駐車場から無料シャトルバスが出ています」と案内されたため、そちらへ周りました。やや手間に感じますが、乗車時間は10分くらいのものですから、最初からそちらへ停めておくといいですね。


360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-01

すっかり日が落ちてから到着しました。飛鳥歴史公園館の前のスペースでは、草月流の方々による幻想的な「草月流四神」のライトアップ展示が。自然の枝などを使用しています

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-02
公園館から芝生広場へ抜ける地下道のトンネルには、アーティストWHOLE9さんの「天空のタイムトンネル」と題したアート作品が。星宿図と名前の由来となった松の木をモチーフにしたもので、ブラックライトで鮮やかに浮かび上がっていました

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-05
公園内を5分ほど歩くと、賑やかになってきます。遠くに不思議な映像が投影されているのが高松塚古墳です。普段は静かな公園ですが、人も多く不思議な音響が鳴り響いていて、とても賑やかでした!


映像のテーマは「SPACE ECHO 回光」です

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳 よみがえる四神』で、高松塚古墳に投影されるのは「SPACE ECHO 回光」。アーティスト Jamie Goodenough さん、Colo GraPhonic さんの作品だそうです。

映像には、高松塚古墳壁画に描かれた四神(朱雀・青龍・白虎・玄武。どことなくポケモン風に見えたりします)も登場し、きらびやかな映像作品が展開されます。

他のイベントのように壁面に投影するものではありませんので、やや迫力に欠ける感はありますが(空から見下ろしたらさらに美しいかも)、ここが古墳で、その墳丘を使っているんだと考えると不思議な気分です。


360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-06

通常の3Dプロジェクションマッピングのモード。正面やや右手から見たところです。空からUFOでも舞い降りたようにも見えますね。映像が次々に移り変わっていって、見ていて飽きません。また、近くに民家も無いため、効果音が大きめなのも迫力です!

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-07
次々に映像が変わっていきます。1セットが5分ほどの映像作品で、10分ごとに流されます

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-08

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-09

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-10

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-11


SF的な「インタラクティブモード」も!

作品を眺めて楽しむ通常モード(?)が終わると、観客が映像の一部を操作できる「インタラクティブモード」へと切り替わり、これを交互に繰り返していきます。

このインタラクティブモードは、高松塚古墳の墳丘の南側に大きな操作台が置かれていて、そこで光り輝く盤面の上で行った操作が、実際に投影されるというもの。伏せたお椀型のものが3つあり、それぞれが光の集めたり惑星のようなものだったりするのですが、実際に古墳上の映像が変化するのです!

ただ、これは操作台の面を見ているだけでも、SF的な華やかさがあって楽しいため、あまり古墳側を見ずに操作しているお子さんも多かったようです(笑)


360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-12

「インタラクティブモード」の様子。宇宙空間のような光の線が流れます

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-13
古墳の南側に設置された操作台。この上に置かれた伏せたお椀型のものを動かすと、背後の墳丘に投影される映像にそれが反映されます!

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-14
操作できるアイテムは3つ。それぞれ周りを惑星のようなものが飛んでいたり、光が集まったりします。ここを見ているだけでワクワクしますね

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-15
まさにSFの世界です!

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-16

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-17


背後からなど360°どこからでも観られます!

今回の『360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳 よみがえる四神』のすごいところは、その名前のとおり、360度、どこの角度からでも映像が観られることです。

おそらく3箇所くらいから同じ映像を投影していたと思いますが、高松塚古墳の墳丘は、普段から周りを一周できるようになっていますので、正面から、ちょっと高いところからなど、さまざまな角度から楽しめます。

会場は薄暗いですし、足元にも段差がありますから注意が必要ですが、ぜひ色んな角度から楽しんでみてください!


360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-18

ちょっと高い位置から眺めたところ。古墳をどの角度から観ても映像作品として成り立っているんですから、よく考えたらすごいことですね。きれいな形に復元され、周囲を歩ける高松塚古墳だからこそ成り立った企画かもしれません

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-19
操作台のある側と逆の、北側からの眺め。通り道は細いですが、見物客も少なめです。間近で迫力の映像が観られました!

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-20
撮影した画像を何枚か。ここ何年かで3Dプロジェクションマッピングの作品が普及し、何箇所も観てきましたが、古墳という場所に投影する機会は他ではまず無いでしょう。よく実現したなと驚きました!

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-21

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-22

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-23

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-24

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360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-26

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-27

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-28

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-29

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-30

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360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-32


限定の「四神鍋」。高松塚壁画館は無料公開!

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-34
会場近くで販売されていた、限定の「四神鍋」。日替わりで青龍・白虎・朱雀・玄武をイメージした4種類の鍋などが食べられます(1杯300円)。この日はほうれん草などを使用した「青龍」でしたが、残念ながら早目の時間で売り切れてしまいました…。残念!

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-35
会場近くの『高松塚壁画館』は、このイベント期間のみ、夜間無料拝観できます(通常は大人250円)。リアルな石槨の復元模型など、小さいながらも見応えのある展示ですから、ぜひ立ち寄ってみてください

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-36
地面に投影された「飛鳥美人」の像。公園内のトイレ兼休憩所の前で観られるもので、一定間隔でついたり消えたりします。ちょっとしたアイディアですが、その場のみんなが楽しんでいました!

360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳-33
この日はお天気もよく、冬の星たちがきれいに見えていました。普段よりは明るかったものの、高松塚古墳の周辺は街灯も少ないため、星が見やすい環境です。オリオン座などがいい位置にありますので、ぜひ夜空も見上げてみてください



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■360°プロジェクションマッピング IN 高松塚古墳 よみがえる四神

会場: 国営飛鳥歴史公園 高松塚周辺地区
住所: 奈良県高市郡明日香村大字平田538
電話: 0744-54-2441(あすかサポート共同体 飛鳥管理センター)
開催日: 2014年 2月22日・23日、3月1日・2日
開催時間: 17:30 - 21:00
駐車場: 無料駐車場あり

Facebook: https://www.facebook.com/hikarutakamatu0222
イベント概要: 国営飛鳥歴史公園ホームページ


※会場となる「国営飛鳥歴史公園」にも無料駐車場はありますが、満車になることが予想されます。「石舞台古墳駐車場」(17時半から無料に)からシャトルバスが運行されますので、こちらに駐車するといいでしょう。

※同日の昼間には、石舞台古墳でAR(拡張現実)技術を活用した「古墳バーチャルガイド」の実証実験が行われます。サングラス型の「スマートグラス」をかけると映像が観られるというものですので、合わせてどうぞ!(参考:【ITpro】奈良県の石舞台古墳でARガイド実証実験、エプソン製スマートグラスを活用


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