2013-09-29

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊

飛鳥の秋の夜の仄明かりイベント『飛鳥光の回廊』の延長戦の企画として、高松塚古墳エリアで『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』というイベントが行われました!飛鳥の夜空を気球で舞い上がる貴重なチャンス、しっかりと楽しんできました!


高松塚古墳エリアで熱気球に乗れるイベントが

飛鳥の秋の夜の仄明かりイベント『飛鳥光の回廊』。2013年は9月14日に開催されました(9月15日は台風のため中止に)。


実は、その翌週の9月21日~9月23日までの3日間、飛鳥光の回廊の「延長」として、国営飛鳥歴史公園の高松塚古墳地区で『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』(詳細ページ)というイベントが行われていました!

趣旨としては、飛鳥光の回廊で設置された大きな地上絵を空中から見下ろす、というものですが、国営の公園の敷地内で、しかも高松塚古墳などの貴重な遺跡も多い場所で、空に熱気球が舞うというだけでもすごいことですよね。よくこの企画が通ったと驚いてしまいます(笑)

3日間開催され、各日200名ずつ。事前に往復はがきで応募し、当選者だけが搭乗できる仕組みで、参加費はひとり500円でした。それほど大きく告知されていたわけではありませんが、当日はたくさんのお客さんが集まっていましたので、盛況だったようですね。


『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-01

夕暮れの飛鳥歴史公園の高松塚地区。ゆったりとした広場ですが、そこへたくさんのロウソクカップと、その向こうには熱気球が!

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-02
色鮮やかな熱気球。高さ20mほどあるそうです。フリーで飛び立つのではなく、四隅からロープを固定してあるので、風に流されてどこかへ行ってしまうような心配はないのだとか

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-03
まだ明るい時間帯にテスト飛行をしていました。炎が上がる瞬間、ものすごい音が鳴り響きます。夕暮れの飛鳥の空に熱気球。不思議な光景ですね

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-04

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-05
本番では20mちょっとまで上がるそうです。定員8名くらいまでで、1回のフライトが5分ほど。滅多に出来ない体験ですよね

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-06
次第に夜が暮れていき、ガスの炎もより鮮やかになっていきます

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-07
高台から見下ろしたところ。後で係の方に伺ったところ、熱気球を飛ばすにはやや狭めだったとか。もっと広い場所でいけるなら、平城宮跡などでも開催可能なのかもしれませんね


地上絵は「よみがえれ!飛鳥古京・五重の塔」

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-08
この日は「よみがえれ!飛鳥古京・五重の塔」と題して、ロウソクの灯りを並べて大きな塔を再現していました。現在ではほぼ残っていませんが、古の時代に思いを馳せてみましょう

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-09
丘の上の展望台からの眺め

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-10
3色のカップを使用し、美しい五重の塔が描かれていました!「あすか京 五重の塔」の文字も見事ですね

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-14
近くから観たところ

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-12
その隣には、こんな行灯型の灯りもありました。「釆女の 袖吹きかへす 明日香風 みやこを遠み いたづらに吹く」という、万葉集に収められている志貴皇子の歌です

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-13
こちらは石舞台古墳の絵柄と、「秋風の 吹きにし日より いつしかと 我が待ち恋ひし 君ぞ来ませる」という、山上憶良が詠んだ歌が描かれています


夜空に舞い上がる熱気球。幻想的です

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-11
すっかり日も落ちてくると、夜空に気球が浮かび上がって、とても幻想的ですね

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-15
ロウソクも点灯しました

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-16
間近から。お子さんたちのワクワクが伝わってくる歓声が聞こえます

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-17
夜空に浮かび上がった気球。不思議な光景です


遠目から撮影した動画です(1:36)。ガスが燃える音の迫力が伝わるでしょうか


熱気球で夜空へ飛ぶと、不思議な気分です

そうこうしているうちに、いよいよ私たちが搭乗する番がやってきました。

まず驚いたのが、エレベーターのように前に乗っていた方が全員降りてから、次の人間が乗り込むのではなく、ひとり降りたらひとり乗るというように指示されたことです。乗っていた人間が一気に降りてしまうと、軽くなりすぎて浮かび上がってしまうのだとか。よく考えれば当然のことですが、面白いものですね。

乗り込んでしまえば、頭上の轟音に驚きながらも、空中に運ばれるだけです。実は私は高所恐怖症なんですが、この5分くらいのフライトは、写真を撮ったり周りを見回すのに必死だったため、まったく怖さはありませんでした。

しかし、周りの景色がよく見えるかと言われれば、実はそれほどではありません。地上の明るい部分は遠くに見えますが、そこだけですね。それでもとても貴重な体験をさせていただいて感謝しています。来年もぜひ実施して欲しいですね!


『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-18

前の組が降りてきたところ。ひとりずつ順番に交代しながら乗り込みます。私たちの回は、他の親子連れの方たちと一緒になって、総勢7名ほど。一人だけ運転手(?)さんが乗られています

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-19
間近で観ると、気球って本当に大きいんです!そして、当然ですが、気球の中身は空っぽでした(笑)。よくこんなもので空を飛べますよね!

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-20
轟音とともにガスが噴射されると、熱さも感じます。これを微調整しながら高度を上げ下げします

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-21
ほんの少し飛んだだけでも、人々の姿は小さくなっていきますね

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-22
気球の上から眺めた地上絵。ちゃんと綺麗に見えました!

『熱気球に乗って光の地上絵を見よう!』@飛鳥光の回廊-24
この日は、この熱気球だけではなく、色んなイベントが開催されていました。これは「光るトンネル」。ブラックライトで四神などが美しく光っていました


■熱気球に乗って光の地上絵を見よう!(飛鳥光の回廊 延長)

HP: http://hikari.asukamura.jp/#id81
Facebook: https://www.facebook.com/asukahikarinokairoupj

詳細ページ: 国営飛鳥歴史公園:「熱気球に乗って光の地上絵を見よう!」

開催日: 9月21日(土)~23日(月祝)18:00~21:00
開催場所 高松塚地区(石舞台古墳はライトアップのみ)
主催: 明日香村観光交流活性化事業実行委員会
電話: 0744-54-4577

※3日間開催で、各日200名ずつ。参加費は500円。往復はがきで事前申し込み者だけが対象でした
※実際に拝見したのは「2013年9月21日」でした


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