ドイツビールの祭典『奈良オクトーバーフェスト2013』
奈良公園で開催されている、ドイツビールの祭典『奈良オクトーバーフェスト2013』へ行って来ました。あいにくの雨模様でしたが、屋根付きの席もあって安心です。友人たちと美味しいドイツビールを飲みまくって、ウィンナーやプレッツェルを食べて、楽しい時間を過ごせました!(開催期間 2013年6月30日まで)
週末のお昼からドイツビール飲みまくり!
ビール大国ドイツからやってきて、「ドイツビール祭り」としてすっかり定着した『オクトーバーフェスト OKTOBERFEST』(Wikipedia)。本国ではバイエルン州ミュンヘン市で開催され、1810年、当時の皇太子ルードヴィヒとザクセン皇女の結婚式を祝ったことが始まりです。
日本では、2003年に横浜で開催されたものから継続して展開されるようになりました。ちなみに、本国では9月半ば~10月上旬に開催されるため「オクトーバー(10月)フェスト」という名称になっているのだそうです。
現在では世界で最も規模が大きいお祭りとして、ミュンヘン市内の6つの醸造会社が運営する14の巨大ビールテントをはじめ、小さな屋台やアトラクションなど一日ではとても回りきれない広大な会場(その広さ、東京ドームの約9倍!)で多くのビールが飲み交わされます。(中略)ちなみに昨年は、640万人もの来場者によって、およそ700万リットルのビールが消費されたというから、まさに世界一のビール祭りですね。
そんな本場のドイツビールを日本でも楽しもうと、横浜でオクトーバーフェストが開催されてから今年で11年目を迎えます。今では日本国内でも様々なオクトーバーフェストが開催されるようになりましたが、我々もさらに多くの方々にドイツビールの美味しさ、オクトーバーフェストの楽しさを体験していただきたいと思います。そしてオクトーバーフェストをきっかけにドイツ文化に触れ、異文化交流を深めることができれば幸いです。
全国を巡回するスタイルになっていて、2013年はドイツ音楽の祭典『ムジークフェストなら2013』(2013年6月14日~6月30日まで)に時を合わせて、始めて奈良公園を会場とした『奈良オクトーバーフェスト2013』が開催されています(同じく6月30日まで)。
私たちは、酒飲みの友人2名と一緒に、日曜日の午前中から乗り込みました。小雨が降り続くあいにくのお天気でしたが、会場はほぼ満席で、予想以上に賑わいです。美味しいドイツビールとウィンナーなどを堪能して来ました!
会場でもらえる『奈良オクトーバーフェスト2013』のパンフレット。100円の割引券がついています。会場で係の方が配布していますので、手に入れておきましょう
パンフレットに掲載されている会場マップ。大量の座席の周りに、ビール8社の販売ブース(ドイツワインの試飲も)が並びます。この日は雨模様だったため、中央の屋根付き席に人が集中して大混雑でした
会場の様子。広々とした奈良公園で、こんなオープンな席でビールを飲んだらさぞ気持ちいいと思いますが、残念ながら…。しかし、屋根付きの席も大量にありますので、雨が降ってもご心配なく!
パラソルが立っている席であれば外でも大丈夫。ただし、やはり会場が奈良公園ですから、雨が降ると足元がぬかるみます。靴が多少汚れるのは覚悟しておいた方がベターですね
屋根付き席の中は、空いた席を探すのが大変なほどの混雑ぶりです。この奥にはステージがあって、夕方以降には生演奏なども行われるとか。早い時間に行ったので、残念ながら見られませんでした
最初だけ「グラス預かり金」が必要です
オクトーバーフェストでは、ビールの購入に際して「デポジット制」というシステムを採用しています。
これはグラスの使い捨てや破損を防止するために、「ビール購入時にグラス代金を預かり、にグラス返却時にその代金を返却する」というものです(詳しくはこちら→「ビールの購入方法・他注意事項」)。
ちょっとややこしいのですが、簡単に注意点をまとめておきます。
●最初の一杯を注文する際には、「グラス預かり金+ビール代」が必要です。グラス預かり金は、1,000円~2,000円くらい。
●2杯め以降の注文は、必ずグラスを持っていくように。最初とは違うブースに行ってもOK。ビール代のみで購入できます。
●最後に飲んだグラスは、最後に注文したブースへ持っていき、最初の「グラス預かり金」を返金してもらいましょう。
つまり、このグラスはお金そのものですから、破損・紛失はもちろん、最後に換金を忘れたりしないようにお気をつけください。また、最初だけはビールの購入代金+αのお金が必要ですから、ぴったりの小銭だけではなく、お財布ごと持って行くようにしましょう。
ブースでビールを購入する際には、最初だけ「グラス預かり金」が必要なのと、お代わりの際にもグラスを持っていくということだけはお忘れなく。この日は雨で足元が悪かったですが、それほど行列もなくスムースに進みました。注文するとスタッフの方たちが歌を歌ってくれるサービスなどもありました
ドイツビール・ウィンナー・ムール貝!
オクトーバーフェストの会場には8つのブランドのドイツビールと、ドイツの食べ物のブースが並んでいます。正直なところ、ドイツビールの知識はまったくありませんので、ブランド名などを聞いてもさっぱり分かりません。黒っぽいかそうでないか…くらいの見分け方しか出来ませんでした。
検索してみたら、All Aboutの「ドイツビール」というページが分かりやすかったので、事前に目を通しておくと、より楽しめたかもしれません。
この日、計4名で飲み食いしていたのですが、とりあえずどのビールもきめ細やかで、上質な喉越しでした。爽やかだったり、ホップの苦味が効いていたりと、はっきりとした特徴が感じられるんですよね。
また、おつまみとしていただいたウィンナーも、さすがは本場のお味です。ビールと相性がバツグンですね。私たちは注文しませんでしたが、会場ではたっぷりと「ムール貝」を盛ったものを食べている方も数多く見られました。メニューは「メガ盛りムール貝とメガ盛りポテトのお買い得セット」(@3,000円)など数種類あります。魚介好きな方にはいいですね。
私は、まず毎日先着300名の限定ビール「パウラーナー セント・トーマス 500ml」(@1,500円)を。連れの二人は、「ビールの女王」というキャッチフレーズが付いていた「ヴァルシュタイナー 500ml」(@1,300円)を。中央にドーンとあるのは、「ビアブルスト・グルメ5本セット(皮付きフライドポテトを添えて)」(@2,500円)。大迫力!
お代わりとして、国産ブランドの富士桜高原麦酒さんの「ピルス 1L」(@2,000円)を。1リットルのビアグラスとなると、陶器製ですよ!グラス預かり金も「2,000円」と破格です(笑)。苦味がしっかりと感じられる、どっしりとした味わいでした
友人たちは瓶タイプのものを(メーカー名などよく分からず…)。それぞれ味わいの特徴があって、飲み比べると楽しいんですよね!
ウチの奥さんがセレクトした、クリームたっぷりの「ドイツ式アイスコーヒー」(@500円)」と、「チーズの盛り合わせ」(@1,200円)
ドイツ風のパン「プレッツェル」(@400円)も。別に注文してあったチーズとの相性はバツグンでした!
タイミングが合えば、生演奏や大行進も
始めて参加した『奈良オクトーバーフェスト2013』でしたが、食べるもの飲むもの、すべて美味しいですし、他では口にできないという目新しさもバツグンです。本当に楽しかったですね。
ただし、ビール1杯にしても、お料理にしても、いずれも結構なお値段ですから、それだけは注意が必要ですね。それさえ考えなければ、一日中ここに居たいくらいの極楽でした(笑)
なお、今後、関西では姫路・梅田・神戸と巡回する「オクトーバーフェスト」もあるようです。しかし、ここは奈良で開催中のものとは別の組織が運営しているようです(ここの他にもいくつかあるようです)。またシステムが違っていたりする可能性もありますので、そちらもご注意ください。
後半は雨も収まって、屋外でも飲食できたようです
Facebookページ「“ドイツビールの祭典”オクトーバーフェスト」より。ステージの演奏に合わせて、こんな大行進が行われたりするそうです!楽しそう!演奏などは不定期に行われるようですから、係の方に確認しておくといいでしょう
■奈良オクトーバーフェスト2013
HP: http://www.oktober-fest.jp/2013nara/index.html
会場: 奈良公園 登大路園地
会期: 2013年6月21(金)~6月30日(日)
営業時間: 16:00-22:00(土日は 11:00スタート)
入場料: 無料(飲食代は別途)
アクセス:
Twitter: @oktoberfest1810
Facebook: https://www.facebook.com/oktoberfest1810
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