
宣言どおり『奈良まほろば検定』2級を受験しました!
以前、「『奈良まほろば検定』(=奈良検定)受験予定です」という記事で宣言したとおり、奈良商工会議所が主催する『奈良まほろばソムリエ検定』の2級を受験してきました。
試験勉強の時間が取れずに苦労しましたが、試験会場の模様などを簡単にレポートしておきます。
試験会場の緊張感も楽しいものです!
「奈良まほろばソムリエ検定」(以下、奈良検定と略します)の試験会場は、奈良県内では奈良大学・奈良女子大学の2ヶ所。東京ではお茶の水女子大学で開催されます。奈良で受験される方は、会場は選ぶことができず、受験票に記載されたところへ行かなくてはいけません。
私は、こんな機会でもなければ奈良女子大学に立ち入るチャンスもないと思いますので、こちらが希望だったのですが、残念ながら奈良大学会場に振り分けられていました(笑)
奈良大学に行くのも初めてでしたが(相方の運転する車で乗り付けました)、特に道が分かりづらいことも、混雑するようなこともなく、スムーズに到着できました。大学構内には、驚くほどのスタッフの方が配置されていましたので、教室を探して戸惑ったりすることもありません。
唯一、私が失敗した・・・と思ったことは、「時計」を忘れてしまったこと。
最近の教室の中って、壁時計が無いんですよ(授業に集中させるためだと思います)。試験官の方が、30分ごとに時間を知らせてくれるのですが、やはり所要時間が分からないと不安ですからね。もちろん携帯電話は使用できませんので、腕時計は必須です。
また、試験開始から30分以降になると、手を上げて試験官の方に許可を得れば、自由に退出できます(もちろん再入室は不可)。試験時間は最大で90分ですが、100問のマークシート式ですから、順調に行けば早めに退出できると思います。
さすがに試験前にはちょっとした緊張感はありましたが、そんな感覚も久しぶりですからね。最後まで楽しく受験できました!
第4回を迎えた「奈良まほろばソムリエ検定(通称:奈良検定)」。奈良県の受験会場は、奈良大学と奈良女子大学の2ヶ所ありますが、自分で選ぶことはできず、私は奈良大学に振り分けられました
試験会場には、駐車場などはありませんのでご注意を。この日は、相方が運転する車で送迎してもらいましたが、建物の目の前まで車を入れることは可能でした。係員の方も大勢配置されていて、教室の位置を迷ったりすることも無く、すんなりと会場入りできました
続々と試験会場入りする受験者の方たち。平均年齢はやや高めですが、思った以上に大学生くらいのお若い方の姿も多かった印象です。三連休の朝から、お疲れ様でした!
試験会場の様子。大学の大教室なんて久しぶりに入りました!試験前のちょっとピリピリした雰囲気も久しぶりで、思ったよりもずっとワクワクと楽しかったです!
奈良検定の試験会場には、せんとくんも応援に(と、平城遷都1300年祭のPRに)来てくれていました!東京会場にも出没していたとか。記念撮影希望の方に取り囲まれて大変な騒ぎになっていました
第4回目の【奈良通2級】は難問が多め
とはいえ、第4回目の【奈良通2級】は、第2回・第3回と比べて少しだけ難易度が上がり、試験中に楽しんでいるような余裕は全くありませんでした!
今回のややこしかった問題の中から何題か抜粋してみると、、、、
■<07>山の辺の道に沿って奈良盆地の東縁を南北に走る断層はどれか。
ア.春日断層 イ.名張断層 ウ.千股断層 エ.大和川断層
■<30>藤原京と平城京とを結ぶ道で、その北端部が平城京の朱雀大路として拡幅された古道はどれか。
ア.上ツ道 イ.中ツ道 ウ.下ツ道 エ.山の辺の道
■<34>旧境内が平城京の外京に入らない寺院はどれか。
ア.元興寺 イ.東大寺 ウ.興福寺 エ.紀寺
■<56>空海が滞在して『三教指帰』を著した際、うるさく鳴く蛙を叱ったため、池の蛙が鳴かなくなったという伝承のある田原本町の寺院はどれか。
ア.楽田寺 イ.浄照寺 ウ.秦楽寺 エ.本誓寺
■<71>伊勢大輔が「いにしえの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂いぬるかな」『詞花集』という歌を詠んだのは何時代のことか。
ア.奈良時代 イ.平安時代 ウ.鎌倉時代 エ.室町時代
もちろん、これは100問の中からあえて難題を抜粋していますので、全体的にはここまで難しいわけではありません。しかし、私も事前の準備段階ではかなり手応えがあったのですが、予想外に難しい問題も数多くて驚かされました。
■上で出題した問題の回答はコチラ
<07>-ア、<30>-ウ、<34>-イ、<56>-ウ、<71>-エ
ぜひ来年に受験してみてください!
しかし、自己採点では何とか合格点に達していたようですので、先輩ヅラをして学習方法などを書いてみますと、、、、
●必ず「過去問題」はしっかりとやっておくこと!
過去に出題された問題とほぼ同じものが何度も出題されます。過去問題は徹底的にやっておいた方がいいでしょう。
●最初に『ズバリ!奈良検定2級の要点整理』を読むこと!
以前もご紹介しましたが、tetsudaさんのブログ「日々ほぼ好日」で配布されている『ズバリ!奈良検定』をぜひ活用させてもらってください。この内容を読み込んでから重要部分はテキストでチェックする、という順番にすると圧倒的に効率が上がります。私も奈良検定対策はこのファイルを中心に行いました。
●お寺などに行ったら、情報をアウトプットしておくこと!
実際に奈良のお寺などに行った後には、メモでもブログでも、見てきたをアウトプットしておくと記憶に残ります。境内の片隅に歌碑が立っていた、という情報でも、実際に見たのとテキストで覚えるのは大違いですから、ぜひ簡単に情報を整理しておきましょう。
書き始めればキリがありませんが、重要なのはこのくらいでしょう。
準備期間は短かったのですが、奈良検定の勉強を始めてから、今まで知らなかった奈良のお祭りや、あまり目立たない史跡などの知識が増えて、ますます行きたいところが増えました。私もこんなブログをやっているくらいですから、それなりの知識は持っているつもりでしたが、奈良検定のお陰で興味の幅が広がったと思います。
単に「物好きが受験するクイズ」というだけではなく、ちゃんと得るものはあると思いますので、ぜひ興味のある方は来年以降に受験してみてください。私も来年(もしくは再来年)には【奈良通1級】へチャレンジしてみたいと思っています!
※ 2010/02/22 追記
2月に入って、無事に「認定書」が届きました。ちなみに、今回の受験者のデータは以下の通りだったようです。かなり厳しい数字ですね。
●奈良まほろばソムリエ検定2級
受験者数:926名、合格者数:325名、合格率:35.1%、平均点:62.9点
●奈良まほろばソムリエ検定1級
受験者数:540名、合格者数:183名、合格率:33.9%、平均点:65.1点
2月21日、無事に奈良通2級の合格認定書が届きました!合格率は35.1%とかなり厳しい数字だったようですが、これで一安心です。来年は1級を目指して頑張ろうと思います!