
『奈良県庁舎屋上広場』から見た生駒山系に沈む夕陽
「なら燈花会」の点灯時間を待つ間、『奈良県庁舎屋上広場』で、生駒山系に落ちる夕陽を見てきました。奈良市街が見張らせる展望台で、普段から一般開放されています。風が吹き抜けて心地よいので、ぜひ観光の途中で立ち寄ってみてください。
モダンな近代建築「奈良県庁舎」
奈良公園の近くに位置する「奈良県庁」。その屋上部分は「奈良県庁舎屋上広場」として一般に解放されています。奈良市街が見張らせる展望台になっていて、観光の途中でぜひ立ち寄ってほしい場所です。
通常は県庁が開いている時間帯(17時とか17時半ごろまで。季節によって異なります)までしか利用できませんが、「なら燈花会」の期間中などは夜間まで開放され、美しい夕焼けやちょっとした夜景を楽しむこともできます。
この日は、なら燈花会の点灯時間(19時~)を待つ間、夕日を眺めてみました。夕焼けはイマイチでしたが、風が吹き抜けて心地よかったです!
奈良市内の中心部に建つ「奈良県庁」の建物。片山光生さんが設計、1965年に竣工した美しいモダニズム建築です(参考記事→「奈良県庁舎 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS」)。レトロモダンを感じさせます
「奈良県庁舎屋上広場」の様子。通路の両脇に芝生がはられ、ベンチも設置されているので、ちょっとした休憩にも使えます。また、観光地の展望台にあるような大きな双眼鏡も設置してあって、これは無料で使えます!
屋上に突き出たエレベーターホールなどの部分。遠目に見るとロボットの顔のように見えるパーツです
「なら燈花会」期間中は夜間も開放
この日はここから夕陽が沈むのを眺めました。西には生駒山系が連なり、目印となっている鉄塔なども見られます。残念ながら空全体が夕焼けで赤く染まって……というには程遠かったのですが、落ちる瞬間までじっくりと観察できました
興福寺五重塔や若草山も見られます
奈良県庁舎屋上広場からの眺め。南側は興福寺で、五重塔(国宝)や再建中の中金堂の覆い屋などが見えます
東側を見れば、東大寺大仏殿や若草山が見張らせます
夕陽が沈んで外に出てみると、奈良県庁の中庭部分で「なら燈花会」の灯りがともり、せんとくんや鹿のオブジェが出迎えてくれていました。なら燈花会の点灯時間待ちのときにもちょうどいいので、覚えておくといいですね
■奈良県庁舎屋上広場(奈良県庁屋上展望台)
HP: http://www.pref.nara.jp/4203.htm
住所: 奈良県奈良市登大路町30
電話: 0742-22-1101
営業時間: 8:30 - 17:30(イベント日は延長あり)
利用料: 無料
駐車場: 周辺の有料駐車場利用
アクセス: 近鉄奈良駅から徒歩7分ほど
※開放日は時期によって異なります。冬の土日祝は開放していない日も多いので、必ずホームページで確認してからお出かけください。
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