2011-03-05

レトロ薬のパッケージが楽しい『くすり資料館』@高取町

レトロ薬のパッケージが楽しい『くすり資料館』@高取町

高取町の土佐街道にある観光案内所「夢創舘」の裏手の蔵を改装した『くすり資料館』に立ち寄ってきました。あまり時間も無かったのでじっくりと見られませんでしたが、懐かしいイメージのレトロなパッケージが見られて楽しかったです。


観光案内所「夢創館」の裏手にあります

高取町の土佐街道にある大正時代の呉服店を改修した観光案内所「夢創舘」。その裏手にある蔵を改装して、2006年4月にオープンしたのが『くすり資料館』です。

高取町は「薬の町」として知られており、こんな歴史を持ちます。



 日本一の山城と歴史と文化に育まれた「健幸とくすりのまち」、 この高取町のくすりの歴史は大変古く、飛鳥時代の西暦612年推古天皇が聖徳太子や伴を 率いて、高取の羽田の山野にて薬狩りを行ったと伝えられています。この地は、豊かな自然に 恵まれ薬となる動植物類が、豊富であったようです。また当時、中国から医薬術や薬の効用を 伝え聞くとともに、秘伝の処方との合薬により家伝薬がつくられ、修験者によって大和の薬が 、全国に広められたのが、大和売薬の興りとなりました。

 江戸時代に入り高取城植村藩主が、江戸参勤の際、他の藩主に薬を贈り全国の販路拡大に貢 献いたしました。そして江戸中期頃から奉行の許可を得て置き薬として各地を行商して歩くよ うになり、この置き薬が、現代の配置販売の始まりです。


くすり資料館@高取町-01

高取町の土佐街道にある観光案内所「夢創館」。大正時代の呉服店を改修したものです。中では城下町だった時代の品々の展示や、地元特産品の販売などが行われています。この日は「町家の雛めぐり」期間中だったため、雛人形の展示があり、たくさんの人で賑わっていました

くすり資料館@高取町-02
夢創館の裏手には、「花工房 花夢花夢」というスペースがありました。ここは洋風のお庭のようになっています

くすり資料館@高取町-03
「花工房 花夢花夢」の一角。どんなコンセプトなんでしょうか?

くすり資料館@高取町-04
夢創館の裏手に建つ蔵を改装して『くすり資料館』として、無料で公開されています。内部はそれほど大きくはありませんが(2階部分には上がれませんでした)、ちょっと立ち寄るのにちょうどいいですね


レトロなパッケージが楽しいんです!

『くすり資料館』では、昔のくすり作りの道具や、高取町で製造された医薬品などを集めて展示した施設となります。それほど規模は大きくありませんが、レトロなパッケージなどを見ているだけで面白いですね。

私はこの手のレトロなパッケージが大好きなので、宇陀市にある「薬の館」などにも行っています。そちらよりはだいぶ小さめですが、薬の町らしい様々な資料が無料で見られますので、気軽に立ち寄ってみてください。


くすり資料館@高取町-05

高取町の『くすり資料館』の内部の様子。かかし的な人形で薬作りの現場を再現しています。古い道具や昔の薬のパッケージなどの展示があり、レトロ物が好きな私はとても楽しめました!

くすり資料館@高取町-06

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■くすり資料館(夢創舘)

HP: http://www4.kcn.ne.jp/~musoukan/musou/musoukan.htm
住所: 奈良県高市郡高取町上土佐20-2
電話: 0744-52-1150
定休日: 月曜日(祝日の場合は翌日)
営業時間: 9:30 - 16:30
拝観料: 無料
駐車場: 数台分あり
アクセス: 近鉄吉野線「壺阪山駅」から徒歩10分


■参考にさせていただきました!

くすりの町高取 薬資料館 ■ 高取町観光ボランティアガイド
高取町のくすりの歴史/くすり資料館/神農薬祖神祭






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