大阪中之島美術館『日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!』(8/31まで)を拝見してきました。若冲と応挙の合作屏風を筆頭に、奇想の画家たちの作品、稚拙さがかわいい「ヘタ絵」作品、超リアルな工芸作品、ユニークな現代アートなど。撮影可能な作品も多く楽しい内容でした!
未来の国宝がずらり!撮影可な作品も多数!
大阪中之島美術館(大阪市)で開催中の『日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!』(Twitter ※2025/8/31まで)を拝見してきました。
大阪・関西万博が開催中の2025年の夏は、大阪歴史博物館「正倉院 THE SHOW」、大阪市立美術館「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」など気合の入った特別展も多く目移りしますが、所用もありとりあえずこちらへお邪魔しました。
「日本美術の中の “未来の国宝” を探す」というテーマで、展示内容も豪華。撮影可能な作品も多くかなり楽しめました!

・目玉である伊藤若冲と丸山応挙の合作屏風
・奇想の画家たちの作品(曽我蕭白・長澤蘆雪・伝岩佐又兵衛)
・室町時代の水墨画の名品(雪舟・雪村・式部輝忠)
・稚拙さがかわいい「ヘタ絵」作品
・超リアルな工芸作品や生人形
・すでに世界的に高く評価されている現代アート など
バラエティに富んだ展示構成となっており、おそらく美術の知識が少ない方でも楽しめるでしょう。公式X(旧Twitter)でもかなりの数の作品が紹介されていますのでぜひご覧ください。

こちらは「妖怪退治図屏風」(江戸時代(17世紀)・伝岩佐又兵衛)です。謎多き天才画家の筆と伝わる作品で、妖怪の大軍を武士たちが迎え撃つという構図からして面白い!自宅に欲しいです!笑


写真で何度も観た「相撲生人形」を初鑑賞

▲個人的に今回もっとも楽しみにしていたのが、「相撲生人形」(1890(明治23年)・安本亀八)です。アメリカから近年帰ってきたばかりのほぼ等身大の作品で、日本最初の天覧相撲とされる「當麻蹶速vs野見宿禰」の一戦をテーマとしています。
ほぼ地元である奈良県葛城市は「相撲発祥の地」であり、この像は何度も何度も写真で拝見してきました。間近で見てもすごい迫力!


▲足の表現もすごくリアル。書籍の画像などではここまでは見られませんから、これを拝見できて、しかも撮影までさせてもらえて嬉しい限りでした。
縄文→現代アートの流れも面白かった

▲後半の「縄文の造形、そして現代美術へ」という展示も興味深かったです。岡本太郎などが有名ですが、縄文時代の遺物からインスピレーションを得た作家は少なくありません。
こちらは山梨県甲府市の殿林遺跡で出土した「深鉢形土器」です。じっと見つめているとどこか違う世界へ引き込まれそうです。

▲ピースサインを出している女性像がレリーフ上に貼り付けられた土器「人体文様付有孔鍔付土器」。山梨県南アルプス市の鋳物師屋遺跡から出土したものです。かわいい!


▲こちらは西尾康之さんの「アルファ・オメガ」という作品。遮光器土偶だとか。
こんな紹介の仕方で申し訳ないですが、今回の展示で私が個人的にもっとも好きだったのが、この背後に写り込んでいる巨大な現代の屏風絵「電信柱、カラス、その他」(2012~2013、会田誠)です。ぜひじっくりと眺めてみてください。

ヤノベケンジ作品「SHIP’S CAT」も鎮座





私はすっかり勘違いしていたんですが、大阪中之島美術館(2022年2月オープン)にお邪魔するのは今回が初めてだったようです。何故かもうすでに行った気になってました……。
日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!
| HP | 【公式】日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ! |
| 【公式】大阪中之島美術館 | |
| SNS | |
| 会期 | 2025年6月21日(土)~8月31日(日) |
| 会場 | 大阪中之島美術館(大阪府大阪市北区中之島4-3-1) |
| 料金 | 一般 1,800円、高大生 1,500円、小中生 500円 |
| 開館時間 | 10:00~17:00(※延長日あり) |
※実際にお邪魔したのは「2025年8月7日」でした。



