10/13(日)新潟県上越市で行われる『えちご・くびき野100kmマラソン』で、いわゆる「ウルトラマラソン」に初挑戦します。100kmにもなると私がどう頑張っても半日はかかりますし、激しいアップダウンが続く難コースですが、こちらもすでに準備万端。生まれ故郷で開催されるお祭りイベントを楽しんできます!
新潟県上越市が舞台となるウルトラマラソン
2024年10月13日(日)に開催される『えちご・くびき野100kmマラソン』(Instagram・Facebook)に参加します。
これまでフルマラソンは7回(※すべて奈良マラソンです)参加&完走していますが、100kmもある、いわゆる「ウルトラマラソン」と呼ばれる規模のレースに参加するのは始めてのこととなります。
「えちご・くびき野100kmマラソン」は、2024年で第15回を迎えます。開催は2年に一度で、先回の2022年大会は無事に開催されたものの、その前がコロナ禍で、さらにその前が台風で中止になっているという、なかなか悲劇的(?)な大会でもあります。
レースの開催地は、新潟県上越市です。私はそのお隣の新潟県糸魚川市(の中の旧・青海町)出身ですから、このあたりは地元も地元。祖母の実家がコース中に通る清里区であり、こちらは私の本籍地でもあります。
地元民だからこそ言えることですが、このあたりは本当にのどかな田舎の山村で、美しい田んぼが広がる美しい土地です。日本海からも近く、それでいて冬は豪雪に埋もれるという地域ですので、建物や風景からもそんな特徴が見られたりします。
自分の生まれ故郷でこんな大きな大会が開催されているのですから、「いつかは参加してみたい」とは思っていたのですが、さすがに100kmともなると心と体の準備が必要です。これまでずっと雲の上のことのように思ってきましたが、
- 昨年(2023年12月)の「奈良マラソン」でサブ4を達成できたこと(詳細)
- もう55歳になって「チャンレンジできる最後のチャンスかも」と腹をくくったこと
などなど心境の変化がありまして、2024年の最大の目標としてトレーニングを重ねてきました。
100kmの間にアップダウンも多い難コース

自然豊かな田舎道を100kmも走るのですから、当然のようにコースは平坦ではありません。20km手前~55kmの間に、大小ふくめて6箇所の峠が連続する難コースです。
実は2024年の開催からコース変更になっており、前回まではこの坂はレース中盤(40km以降)に登場していました。それが前半の20kmくらいに組み込まれることになったのです。これは朗報なのか悲報なのかはわかりませんが、いずれにしてもヘビーですね。
激坂でおなじみの『飛鳥ハーフマラソン』のコースには、「約2kmかけて約150mをのぼる」という、車のエンジンでも唸りをあげるほどの超急坂があります。それと比べれば勾配は緩やかです。
とはいえ、これだけアップダウンが連続するともうちょっとした縦走ですから、脚を使いすぎないように上りは歩くことも必要になってくるでしょう。しんどい思いをすることは確定しているので、それを少しでも楽しめるように心の準備だけしておきたいですね。
「エイドの食事がバラエティ豊か」と高評価
また、この大会は「声援が温かい」「エイドの食事がバラエティ豊か」として評価が高いのだとか。
私も今回が100kmマラソン初参加のため比較などは出来ませんが、他のレースでは100kmにも及ぶコースですので、人の姿がなくて声援も聞かれない区間が長いことが多いのですが、えちご・くびき野に関しては地元の方たちが比較的短い間隔で声援を送ってくれるのだとか。
また、エイド・給水所は100kmマラソンで33箇所(※50kmは18箇所)。ほぼ3kmごとに給水所などが配置され、レストでは本場のこしひかりを使ったおにぎりや、地元ならではのグルメ(笹団子、おぼろ汁、くじら汁、海賊汁などなど)が楽しめます。
これくらいの長距離・長時間のレースとなると、途中でエネルギー補給をしないとゴールまで体力がもちません。しかし、疲れてくると胃が食べ物を受け付けなくなってくるため、吐き気や胃痛に悩まされるランナーも少なくありません。レース中に何をどれだけ食べられるかということはとても重要なのです。
100kmレースの途中ですから、エイド食がどこまで楽しめるかはわかりませんが、これがとてつもないパワーを与えてくれることは間違いありません。
100kmマラソンのゴールはほぼ半日後です
何しろ今回が100kmマラソン初挑戦ですから、タイムがどうのと言っている余裕は(おそらく)ありません。少なくとも半日は走り続けないとゴールできないのですから、もう考えるだけで吐き気がしてくるほどヘビーです 笑
ちなみに、100kmマラソンの予想タイムは、一般的には「フルマラソンのタイム×3.1」という式で計算するそうです。私のようなギリサブ4ランナーであれば「予想タイム:12時間半」となります(=7:30/kmペース)。
しかし、何せ激しい峠道が連続するコースですし、あれこれ写真を撮りながら、そしてエイドで食べまくりながらのレースにする予定ですので、それよりもタイムが落ちることは間違いありません。
なお、私が参考としているウルトラマラソン本『完全攻略ウルトラマラソン練習帳』(岩本能史 著)によると、「フルのタイム×2.7」という計算式が提唱されています。つまり「予想タイム:約10時間50分」!ガチ勢はこのくらいを狙えるのかもしれません。
レースプラン「12時間半」と「13時間」の2つ
ものすごくアバウトですが、今回のレースプランとして以下のような2パターンを考えています。


※各エイドでだいたい3分ずつ使い、ドロップバッグ(※事前に預けておく手荷物)を受け取れるエイト2箇所ではもうちょい休む。合計40分のロス。
※20~40kmの激坂では歩いてもいい。9:00/km くらいで。
「上手く回れば12時間半、普通に考えれば13時間」という感じでしょうか。アクシデントが無ければ、コース中の5箇所の関門や、ゴールの制限時間(14時間)に引っかかる心配はないと思いますが、途中で脚が痛んだりしたらそんな余裕はありません。
こうやって当日の展開についてあれこれシミュレーションするのもレースの醍醐味ですからね。大抵は思ったとおりにはいかないものですが、油断しないようにのんびり楽しんできたいと思います。
初ウルトラに向けて何ヶ月も頑張ってきました
初のウルトラマラソン参加に向けて、この夏は記録的な猛暑が続いたにもかかわらず、レースまでの4ヶ月間ほど周りから心配されるくらい練習してきました。
●2024年夏の月間走行距離
6月 – 311.2km、7月 – 466.4km、8月 – 444.4km、9月 – 407.0km
これまでも長いことランニングを続けてきた私ですが、月間の走行距離が400kmの大台に乗ったのはこの7月が初めてでした。ちなみに、7月の走行時間は「48時間44分」と丸2日を超えています。そう考えると普通じゃないですね 笑
100kmを完走できるくらいのゆっくりとしたペース(※フルマラソンよりもかなり遅い)に体を慣らすのは大変でしたし、1回ごとの練習距離が伸びれば時間もかかりますし、暑いし暑いし熱いし暑いし汗だくだし。9月に入ってからは人生最長距離となる60km走もこなしました(暑かった…)。
おかげさまで「これだけ練習してきたんだから完走は間違いない」と、自分自身が確信できるような調整ができましたし、よほどのアクシンデントがない限りニコニコしながらゴールできると思っています。
当日は快晴の予報。楽しんできます!
台風発生の話題が出るたびにドキドキしていましたが、どうやら当日(2024/10/13)は好天に恵まれそう。予想気温は15~21℃。意外と気温が高めですが、スローペースの中高年ランナーにとっては体が冷えずに都合がいいです。
まぁ今(※レース3日前)はまだスタート前でテンションも上がってますが、いざスタートしてしまえばもう2時間後くらいから面倒くさくなってきて、6時間後には「まだまだ半分かよ!」と文句をいい、10時間後にはボロボロになってることでしょう。
それでいいんです、それを含めての遊びですし、それを乗り越えた先にはきっと悟りの…とまでは言いませんが、何らかの境地に達していることでしょう(多分)。
『えちご・くびき野100kmマラソン』に参加するランナーの皆さんには、苦しみながらも越後の田舎ならではの風景と食を楽しんで欲しいですし、私自身も懐かしみながら走りたいと思っています。頑張ります!
第15回 えちご・くびき野100kmマラソン
HP | 【公式】えちご・くびき野 100kmマラソン |
SNS | Instagram Facebook |
開催日 | 2024年10月13日(日) |
開催地 | 新潟県上越市 |
種目 | 100kmの部、50kmの部 |
募集人員 | ・100㎞の部:2,000人 ・50㎞の部:600人 |
参加費 | ・100kmの部:22,000円 ・50kmの部:16,000円 (※エイドの飲食代・保険料その他含む) |