下り坂をゆっくり下る

【雑文】すべては『気分を上げる』ため

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「若い頃は意味がわからなかったけど、年を取って(※現在55歳)理解できるようになったこと」というものがいくつかあります。

例えば、女性の「ネイル」などがそれですね。
ずっと「邪魔くさいしお金もかかるのに何でそんなことやってんの?」と思っていましたし、今でも基本的にはそれに近い感想を持っています。

でも、これがすべて「気分を上げるため」の行動だと考えると、腑に落ちるようになりました。

極端なことをいえば、「人生で重要なことは『気分を上げる』ことのみ」と言ってもいいかもしれません。この考えに行き着くまでに私は50年近くもかかりましたが、これが現在のテーマであり行動規範となっています。

どんな方法で自分の気分を上げていくか?
・どうやって自分自身のご機嫌を取るか?

これを最優先するようになると、人生が楽しく、そして楽になります。
この感じを「上がる~」と直感的な一言でまとめちゃったギャル達ってすごいですね。

『気分を上げる』ための第一歩が、「気分が上がることをする」ことです。

行動原理が「気分を上げる」で一貫していると、「こんなことをやって何になるの?」という余計なことを考えなくて済むんです。これって意外と重要です。例えば、

・誰からも気にされていないことを知りつつもオシャレに気を使ってみる
・どこにも使い道はないのに専門的な本を読んで知識を蓄えてみる

どちらも初老のおっさんには必要とは言い切れないものばかりです。時間やお金が足りないから…とか、やるメリットがわからないし…とかの理由をつけてスルーされがちなものですね。

実際にいずれも若い頃は熱心に取り組んでいましたが、一時はすっかり離れていました。忙しくて熱意も枯れてしまい、そんな時間も取れなくなっていたのです。でも、ほんの少しだけそちら方面に立ち返ってみると、もともと嫌いじゃないだけにほんのりと楽しいんです。理屈じゃなく『気分が上がる』んです。

日常生活はくだらない制約だらけですが、やりたいと思ったことは素直にやればいいんですよそれが「気分を上げる」に繋がって、幸福度が上がります。

また同じくらい重要なのは「『気分が上がらない』ことをしないこと」でしょう。ただでさえ残り少なくなってきた人生、退屈している時間なんて無駄ですし。

そもそも、言い方を変えただけで「気分を上げる」ことへのこだわりなんて、別に今に始まったことではありません。日常的に使う食器はお気に入りを揃えてみるとか、テーブルの上にお花を飾るとか、古くから人々がやってきた行為のあれこれも、その目的は「気分を上げる」ことでしょう。好きなフィギュアを集めて飾るのと同じようなものだとも言えますよね。

まぁ、薬物やギャンブル、果ては大金を突っ込むあれやこれで気分を上げるのはどうかと思いますが、自分の欲求や思いつきにブレーキをかけがちな中高年こそ、「気分を上げる」ことをテーマとして暮らしてみると生きやすくなるのではないかと思います。

またこの考え方の(おそらくプラスの)副作用として、他人のちょっと困った言動が目に入ったとしても、「みんな『気分を上げる』ためなんだな」と思うとちょっと寛容になれたりします。

「すべては『気分を上げる』ため」。

この魔法のワードを胸に、このややこしい世界をこっそりと生き延びたいと思います。