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名店『屋台ぎょうざ阿間川』が移転!愛すべき居酒屋『闇市』@橿原市

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夫婦そろって大好きだった飲み屋『屋台ぎょうざ阿間川』さん店名が『闇市』へと変わり、橿原市醍醐町へ移転オープンしています!名物の餃子は「魔薬ぎょうざ」へと進化し、人気の焼きラーメンやホルモン系メニュー、ハムカツなども健在で、ファンとしては嬉しい限りです。パンチの効いたお料理でがっつり飲みたい時にどうぞ!

橿原市四分町にあった『屋台ぎょうざ阿間川』

以前、橿原市四分町にガレージを改装した建物で営業していた『屋台ぎょうざ阿間川』さん(食べログ)というお店がありました。

珍しい焼らーめん!『屋台ぎょうざ阿間川』@橿原(2009-01-20)橿原神宮から明日香へ抜ける道沿いにある『B級グルメ屋台 屋台ぎょうざ阿間川』さん。ここに「焼らーめん」があるということを知ってしまったら、行かないワケにはいきません。奈良では珍しい焼らーめん、しっかりと味わってきました!

私たちが初めてお邪魔したのが2009年のこと。当時は珍しかった「焼きラーメン」を目当てにお邪魔したのですが、餃子はもちろん鶏料理やハムカツなど、食べるお料理のどれもが安くて美味しくて、それ以降も何度かお邪魔していました。

薄暗い店内はいつも常連客でいっぱいで、かなり入りづらいお店だったんですが、よくよく思い返してみると、

  • 親しい友人、初めて呑む知人などを連れて何度か行っている
  • このエリアを紹介するローカル誌用にも取材し紹介した
  • 夫婦間で「久々に行きたいお店」として毎回名前が上がった

など、どう考えても大好きなお店だったんですよね 笑

しかし、コロナ禍などで足が遠のいていたある日、阿間川さんが閉店したらしいという話が聞こえてきました。検索すると、2022年11月にここで餃子を食べたという記事は見つかったので(こちら)、閉店はそれ以降でしょう。とても残念に思っていました。

ところが、ウチの奥さんがTwitter(現:X)でこれを嘆いたところ、「実は店名も変わって移転しているらしい」という情報をいただいたのです!

ただし、ネットなどの情報はかなり少なくて営業時間すら不確かです。そこで先日、ダメ元で行ってみたところちゃんと見つけました!店名は『闇市』さんと変わっていましたが、お味も阿間川さんそのもの!ファンとしては嬉しい限りでした!

橿原市醍醐町へ移転。店名も『闇市』に

『屋台ぎょうざ阿間川』さん、改め『闇市』さんの店舗(橿原市醍醐町117-1、月曜定休、17:30~)。

以前の店舗は駐車小屋のようなプレハブを改良したものでしたが、移転してちょっとプレハブ感(?)は減って、入りやすくなりました。お店の前には数台分の駐車スペースあり(※飲酒運転はダメ)

お店の場所は藤原宮跡の近く、165号線沿いの「醍醐辻」交差点を東に折れてすぐ。「ラー麺ずんどう屋」さんが左手に見える交差点を右折するイメージです。
▲店内の様子。入っていすぐはカウンター席、左手にはテーブル席もありました。全部で十数席でしょうか。各席にはガスロースターがあり、ここで焼き物を楽しむこともできるようです(この日は使いませんでしたが)。
▲まずは当然のように生ビールです。
嬉しすぎてピントがずれてますね 笑

パンチの効いたお味でビールが進みます!

▲闇市さんのメニュー。
自慢の餃子が「魔薬ぎょうざ」320円 へと進化してました!
さらに名物のホルモン系メニューは健在で、「ホルモン揚」490円、「ホルモン玉子」630円などなど。「焼きラーメン」680円もあります!
▲闇市さんのメニューその2。
どれもそそりますね!阿間川さん時代は黒板いっぱいに鶏料理・ホルモン料理がずらりと書かれていましたが、以前よりは品数は絞られたようです。
▲こちらは闇市さんの「どてホルモン」500円。ぷりっぷりのホルモンが甘辛く炊いてあって、ネギとゴマがたっぷり。ビールのアテにずっと食べ続けられる逸品です。この日は注文しませんでしたが「ホルモン揚」など内臓系のお料理はどれもリーズナブルで美味しいのでお勧めです!
▲こちらは「ハムカツ」(お値段失念)です。阿間川さん時代からここの分厚くて食べごたえのあるハムカツが大好きだったんですが、ウィンナーや目玉焼きが乗るなどバージョンアップしてました!ありがたい!
▲そしてこちらが、進化した闇市さんの「魔薬ぎょうざ」320円(※写真は2人前)です。皮はもっちりながら軽くて、具は味付けしっかり・ニンニクがっつり。何もつけなくても美味しいし、ビールのお供の最適解です。これは確かに「魔薬」ですね。

ただ、私はビールを飲みながらだったので至福の時間でしたが、運転手をやってくれたウチの奥さんは呑むわけにはいきません。また、闇市さんはご飯物を提供していらっしゃらなかったので、「白いご飯が食べたい!」と身悶えしていました 笑

なお、以前にいただいたことがありますが、「揚げぎょうざ」「水ぎょうざ」どちらも300円 も美味しいので、ぜひお試しあれ。
▲こちらは「梅鳥たたき」650円。プリップリでしっかりした食感の鳥を、さっぱりとしたタレとわさびなどでいただきます。たっぷりと添えられたおろしニンニクがまたすごく合うんですよ。この一皿で結構なボリュームですので、中高年の私たちは二人でシェアしても結構な満足度でした!
▲〆には久々の「焼きラーメン」680円 です。ネギたっぷり、海苔たっぷり。ぴりっと辛くてパンチが効いていて、お味はかなり濃いめ。食べれば食べるほどビールが欲しくなるので、正直なところ、呑みの〆のはまったく適していません。「飲みながら炭水化物が欲しい」という時には最強ですの、中盤にオーダーすることをお勧めします 笑

B級&大衆的な愛すべき飲み屋さんです!

この日、初めて『闇市』さんにお邪魔しましたが、ちゃんと阿間川さんのお味そのもので、ファンとしては嬉しい限りでした。

とえいえ、お酒のアテとして最適なお料理たちは、基本的にどれも味が濃い目で、決して今どきのヘルシーで洗練されたものではありません。店内はいまだに喫煙可能ですし、相変わらずやや入りづらい店構えです。

客層を選ぶお店ではあるとは思いますが、それでもこういう大衆的な(またはB級な)飲み屋さんとしてはとても魅力的であり、行く価値はあると思います。この日はあらためて大好きな理由を再認識しました。また必ずお邪魔します!

闇市

住所奈良県橿原市醍醐町117-1
電話不明
定休日月曜日
営業時間17:30~
駐車場あり(数台分)
アクセスJR万葉まほろば線「畝傍駅」から徒歩約12分
※実際にお邪魔したのは「2024年5月22日」でした。

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