2016-01-29

迫力の四天王!『奈良大立山まつり』(大雨の初日)@平城宮跡

迫力の四天王!『奈良大立山まつり』(大雨の初日)@平城宮跡

冬の集客を狙った、奈良県の新イベント『奈良大立山まつり』の初日に行ってきました。全身ずぶ濡れになるほどの大雨のため、伝統芸能の奉納が中止になるなど、ほんの一部しか楽しめませんでしたが、闇夜に浮かび上がる大きな四天王は見事!想像以上のかっこ良さでした。同時に開催された「あったかもんグランプリ」も楽しかったです!


冬の新イベント、初日は大雨でした

観光オフシーズンとなる冬の集客を狙い、奈良県が総額2億円もかけて企画したイベント『奈良大立山まつり』。

2015年秋ごろに降って湧いたように発表され、「ねぶた祭りを参考にした」と伝わったこともあり、「ニセねぶた」と呼ばれるなど前評判は散々でした(参考サイト)。しかし、県側はねぶた祭りを参考にしたことを認めつつも、県内の伝統的なお祭りをベースにしているという説明をしています。

江戸時代の頃から、奈良県内各地には「造りもの」を身代わりとして、降り懸かる厄を落とすという風習があり、この習わしを奈良独自の呼び方で「立山」と呼んでいます。

現在は、広陵町大垣内で「立山まつり」として、橿原市八木町では「愛宕祭」として、また、御所市東名柄では「天満神社立山祭り」として、無病息災を願い毎年執り行われています。

この奈良伝承の地域資源である「立山」を"由来"とした、無病息災の願いを継承する象徴的なまつりを新たに創出することは意義深いことと考え、「大立山まつり」と命名して実施するものです。

「奈良大立山まつり」公式ページより


冬の平城宮跡で突然これらのお祭りをフィーチャーするというのも、唐突な感は否めません。疑問はありますが、とりあえず(大雨の予報の)イベント初日の平城宮跡へ向かってみました(が、大変でした)。


奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-01

2016年が初開催となる『奈良大立山まつり』。車を降りた瞬間に靴がびしょ濡れになるほどの大雨です!会場となる平城宮跡の敷地内も、まるで田んぼのようでした

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-02
メイン会場となる大極殿前まで、雨よけのテントが立てられ、足元には板の橋がかけられていました。運営スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-03
第一次大極殿の前のスペース。開幕直後、17時10分頃の様子です。大極殿を挟むようにして2台の大立山が見えますが、それすら雨で煙っています。発表によると、初日の来場客数は1,500人ほどだったとか。「あの土砂降りの中、みんなよく頑張って来てくれた!」と健闘を讃え合いたいくらいです(笑)

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-04
大極殿前のステージ。ここでは連日、奈良県内の伝統芸能が演じられます。初日は、天理市「紅しで踊り」、奈良市「田原のおかげ踊りと祭文音頭」、御所市「ススキ提灯献灯行事」の予定でしたが、雨で中止に。個人的に、大立山よりもこうした伝統芸能の奉納が見たかったので残念でした


7m強の四天王像。闇夜に浮かびます!

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-05
四天王をモチーフにした「大立山」たち。「せんとくん」の生みの親、籔内佐斗司さんが製作しています。大極殿に向かって右手手前(南東側)が「多聞天」。その高さは7m強もあり、手前の人と比べると大きさが際立ちます!

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-06
多聞天を正面から。四天王像それぞれが奈良の四季を表していて、多聞天は「冬」でした。背後に雪の結晶が描かれ、足元には椿の花など冬にちなんだものが配されています

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-07
アップで。写真だとどこまで伝わるかわかりませんが、かなりかっこいいです!大極殿前で4台を曳き廻し、最後にずらりと並ぶらしいのですが、私たちは時間の都合で拝見できず。かなり迫力があったと思います

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-08
大極殿前の北東側に位置するのが「持国天」。春を表していて、桜の花、梅とウグイスのデザインになっています

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-09
大立山の素材はFRPのため、雨が降っても平気です。中から照らされると彩色が強く出て、フィギュア感がすごいですね!好きなテイストです(笑)

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-10
大極殿前の北西側に位置する「広目天」。花火・金魚・蓮の花など、夏っぽい素材が散りばめてあります

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-11
大極殿と広目天

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-12
大極殿前の南西側に位置する「増長天」。テーマは秋。月夜に鹿、紅葉、菊の花に柿の実など、奈良の秋らしさがたっぷりと。台座部分の色も赤で華やかなため、4台の中でももっとも見栄えしていました

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-13
この四天王像、本来は東南西北の方角を「じぞうこうた(持国天・増長天・広目天・多聞天)」の順番に並ぶものですが、北東の持国天から「じたぞうこう(持国天・多聞天・増長天・広目天)」の順番になっています。なにか意味があるんでしょうか?

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-14
会場の脇には、奈良大立山まつりのベースとなった、広陵町大垣内の「立山まつり」に関する展示スペースもありました。雨のため前面にビニールが降ろされていて詳しくは見られませんでしたが……。広陵町のゆるキャラ「かぐやちゃん」の旧型の着ぐるみも。現在は竹の上から手が出せるようになっていますが、この当時は竹の真ん中の笹が手になっていたようです。動きづらそう(笑)

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-15
広陵町大垣内「立山まつり」では、こうした天平貴族、かぐや姫などの立山(造りもの)が展示されます。今年は見に行きたいです!


美味しい楽しい『あったかもんグランプリ』

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-16
奈良大立山まつりの会場では、第3回目を迎える『あったかもんグランプリ』も開催されました(1月29日~31日)。奈良県内の各市町村から、地元の名産を使った身体が温まる料理が登場。すべて「1杯300円」でいただけます(投票券付きのチケットは4食分で1,000円)。32の市町村が参加しているため、どれを食べようか目移りします!

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-17
とはいえ、初日のこの日は大雨のため客足が伸びず、早い時間帯にはそれこそ「客の数よりスタッフが多い」という状態でした。2日目以降は早々に完売するところもあったようですから、この日はよりどりみどりでラッキーでしたね。本当に楽しくて美味しくて、(全身ずぶ濡れじゃなければ)何杯でも食べたかったです!

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-19
まず最初にいただいたのは、第2回目のグランプリに輝いた、十津川村「十津川温泉郷 ボタンのつみれきのこ鍋 ~ゆうべし添え~」です。ちなみに初代のグランプリは、川西町「結崎ネブカが大和肉鶏を背負ってる鍋」だったとか(川西町は今回は別メニューで参加なさってました)

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-20
十津川村「ボタンのつみれきのこ鍋 ~ゆうべし添え~」。根野菜やこんにゃくが入った、とても落ち着くお味の鍋に、焼きたてのお餅が乗っています!雨で全身びしょ濡れで身体も冷えていたので、五臓六腑にしみわたって生き返るくらい温まりました!さすが前回グランプリ作品ですね

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-21
この後、私たちは2品ほどいただきました。こちらは奈良市「月ヶ瀬の梅香る大和肉鶏塩ラーメン」。優しい味わいの塩ラーメンに、ほのかな梅の風味が効いています。まろやかで美味でした! ラーメンを提供していたのは、黒滝村「黒滝ちょこっとラーメン(骨まで愛して)」とここの2軒。黒滝村の猪骨(!)を使ったラーメンは「道の駅 吉野路黒滝」でいただけますよ!

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-22
ラストに選んだのが、天理市「赤鬼おすすめ福舞リゾット」。まさかご飯物があるとは思わなかったので、かなりそそられました。またこれが美味!炊いてあるリゾットをふんわりと卵で包むだけですが、手早くて美味しくて驚きました!このメニューを提供していた赤鬼さん、(確か)この春に天理にオープンするお店だとか。覚えておきます!

奈良大立山まつり2016 @平城宮跡-23
平城宮跡の真ん中あたりに、ライトアップされた4隻の遣唐使船が。雨がすごすぎて近づくことさえできませんでしたが(笑)



■奈良大立山まつり

HP: http://ootateyama.jp/
場所: 平城宮跡
電話: 0742-27-8482(「大立山まつり」実行委員会事務局)
期間: 2016年1月29日(金)~2月2日(火)17:00 - 20:30
料金: 無料
駐車場: 無料


■参考にさせていただきました

奈良県が創案「大立山まつり」=ニセねぶた祭り? 行政が宗教行事を主催? - Togetterまとめ
古都に新たな彩り 雨中2基迫力 - 2016 奈良大立山まつり | 社会 | 奈良新聞WEB
あったかもんグランプリ & 大立山まつり 2016 - tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」








" width="480" numposts="5" colorscheme="light">


  • Twitterでフォローする
  • Facebookページを見る
  • Instagramを見る
  • ブログ記事の一覧を見る







メニューを表示
ページトップへ