ふんわりエスプーマかき氷が絶品『ほうせき箱』@奈良市
もちいどの商店街「夢CUBE」にオープンした『こおりとお茶のお店 ほうせき箱』さん。かき氷イベント「ひむろしらゆき祭」などにも関わっていらっしゃる岡田さんのお店です。ヨーグルトを泡状(エスプーマ)にしたかき氷など、まだ他のお店では食べられない絶品のかき氷がいただけました!
※2017/05/23 追記
ほうせき箱さんでは、かき氷の人気が高まりすぎて、『まず「お待ち表」に名前を記入しておいて、指定の時間に再度来店してかき氷をいただく』というシステムに変更されています。
また、記事中でご紹介した「おかいさんと七種のおかず」や「しりしり」の提供は休止なさっています。
「奈良から氷の文化を発信したい」
2015年3月。もちいどの商店街「夢CUBE」にオープンした『こおりとお茶のお店 ほうせき箱』さん(Facebook・Twitter)。
オーナーの岡田さんは、奈良市小西町のお茶とかき氷の人気店『おちゃのこ』さん(Facebook・Twitter)にいらっしゃった方。
氷の神さまを祀る古社「氷室神社」を舞台にしたかき氷イベント「ひむろしらゆき祭」などにも関わっていらっしゃっていて、奈良のかき氷文化を牽引しています。
「奈良から氷の文化を発信したい。」そんな想いから、新たにお店をスタートさせたそうです。
奈良では昔、おやつのことを、ホウセキと呼んでいました。子どもたちのみならず、大人もこれを楽しみにしていたそうです。さつまいもや、果物、手作りのお菓子、保存食的なものなど、素朴で優しい味わいはみんなに愛される家族の大切な食でした。
ホウセキは奈良の団欒には欠かせない食。みんなが笑顔になるかけがえのない時間を紡いでくれます。
1年を通じて奈良の食文化に寄り添ったかき氷を提供し、真心のこもったおやつで一息ついていただくことで、世界中のたくさんのキラキラした笑顔と出会いたいとの想いから、店名をほうせき箱にしました。
店内の説明より
近鉄奈良駅からも近い、もちいどの商店街の商業施設「夢CUBE」。ここの一番奥のスペースにオープンした『こおりとお茶のお店 ほうせき箱』さん。通りからは奥まった位置にあります
店内の様子。カウンター席のみで十数席。厨房を囲むような席と壁側を向いた席があります。この日は、4月末にしてはかなり気温が高かったため、お客さんが続々と来店していました
かき氷・おかいさん・しりしりなど!
『ほうせき箱』さんのメニューは、かき氷などを中心に、奈良らしい食べ物が並んでいます。奈良名物の「ねりたてくずもち(@600円)」などもいただけます
この日は食べていませんが、基本メニューをご紹介しておきます。朝メニューの「おかいさんと七種のおかず(@600円)」。奈良のほうじ茶で炊き上げた茶粥。奈良では「おかいさん」と呼びます。奈良の名物料理ですが、意外とお高いものも多いので、リーズナブルにいただけるのは嬉しいですね!8:00~12:00の提供になります(※写真はお店のFacebookページより)
美しいおやつ「しりしり(@600円)」。本来は小麦粉で作るそうですが、奈良県産の米粉を使用しているとか。季節のフルーツソースが美味しそうですね!こちらは12:00~の提供になります(※写真はお店のFacebookページより)
新食感!絶品の「キウイヨーグルトごおり」
この日、初めていただいた『ほうせき箱』さんの「キウイヨーグルトごおり(@750円)」は、本当に衝撃的でした。
氷は、地元の製氷店「日の出製氷」のものを使用し、なめらかな食感に仕上げています。氷の尖ったような印象は一切感じさせず、舌の上でふわっと溶けていきます。決してこめかみがキーンと痛くなったりしない、とてもなめらかでやわらかな氷ですね。
この氷に、ふんわりとなめらかなヨーグルトシロップ、そして爽やかなキウイのソースがかけられていますが、このシロップは、ヨーグルトをムースのような泡状にした「エスプーマ」(Wikipedia)という技術を使ったもの。口の中に染みわたるように広がり、フワッと消えていきます。これが本当に美味!
氷の食感もなめらかですし、そこにエスプーマとキウイの酸味が加わることで、これまで食べたことがないような新食感のかき氷になっていました。
『ほうせき箱』さんの「キウイヨーグルトごおり(@750円)」。なめらかな氷の上に、たっぷりと泡状にしたエスプーマのヨーグルトがかかっています。写真からもふんわりとムース状になっているのが分かりますね
崩してみたところ。中まで爽やかなキウイのソースがかかっています。私は個人的にヨーグルトもキウイも大好きなんですが、このかき氷は本当に驚きました。私が今まで食べたものの中でもっとも美味しいものかもしれません!
まろやかで優しい「なら苺大福ごおり」
『ほうせき箱』さんの「なら苺大福ごおり(@700円)」。奈良県産のいちごをたっぷりと使ったシロップがかかっています。また「白あん」も使われていて、自家製の白玉(抹茶とプレーン)との相性もバツグン!爽やかな酸味と、和のほのかな甘味が相まって、本当に美味しかったです!
アップで。氷はふんわりとしているので、かなりボリューミーに見えますが、ふんわりと軽やかに溶けていくので、ペロリとお腹に収まります
崩してみても、中までイチゴがたくさん入っています。地元産の果物やミルク(植村牧場さんのもの)など、奈良の食材へこだわっているとか。季節ごとに新メニューも登場していますので、何度でも通いたくなりますね!
お店で「氷室神社さまの絵馬」の授与も
店内には物販コーナーもあります。こちらはお店でも使用されている「吉野杉板(@2,000円)」。樹齢100~150年の最高級の吉野杉を使用しているとか。軽くて実用的。木目が美しいですね!
物欲を刺激された、カラフルな「鉄瓶(@6,000円)」など(※直火にはかけられません)。我が家でも愛飲している「ミルク出し用 焙煎大和茶(@756円)」も置いてあります。これは本当に美味しいのでオススメですよ!
「氷室神社さまの絵馬(@300円)」の授与もなさっています!氷の神さまを祀る神社で、絵馬はお土産として持ち帰ったり、お店へ預けておけば氷室神社さんへ奉納してくれるとか。ユニークですね!
■こおりとお茶のお店 ほうせき箱
Facebook: https://www.facebook.com/housekibaco
Twitter: @housekibaco
住所: 奈良県奈良市餅飯殿町12 もちいどの夢CUBE 奥
電話: 090-2735-9677
定休日: 木曜日(祝日の場合は営業)
営業時間: 8:00 - 19:00
駐車場: なし(近隣の有料P利用)
アクセス: 近鉄奈良駅から徒歩8分ほど
※おかいさんは~12:00、かき氷やしりしりなどは12:00~
■参考にさせていただきました
かき氷マニアも注目の新店が奈良に! | 関西を24時間遊べるウェブマガジン『Lmaga.jp』
奈良倶楽部通信 part:II: こおりとお茶のお店「ほうせき箱」
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