2014-11-13

町家ミュージアム・はならぁと!『霜月祭』@御所まち

町家ミュージアム・はならぁと!『霜月祭』@御所まち

古い町並みがのこる御所市「御所まち」を舞台に、毎年11月第2日曜に「霜月祭(そうげつさい)」というイベントが開催されます。山伏のお練りがあったり、貴重な町家が一般公開されたり、近鉄御所駅マルシェ・食と農のフェスタなどたくさんのイベントが開催されました。2014年は『奈良・町家の芸術祭 はならぁと』の会場にもなり、とても楽しい一日でした!


御所まち「霜月祭」は11月第2日曜の開催

江戸時代から商都として栄えた「御所(ごせ)まち」。御所市のJR・近鉄駅近くに広がる、古い町並みの風情あるエリアです。この御所まちを舞台に、毎年11月第2日曜に「霜月祭(そうげつさい)」というイベントが開催されます。

内容は毎年変わりますが、第16回目を迎えた2014年は、●吉祥草寺の大護摩供養 ●山伏おねり ●町家ミュージアム ●円照寺拝観 ●薬草園公開 ●町家茶屋 ●霜月茶会など、歴史ある町並みらしく、渋いイベントが開催されました。

また、この日(2014年11月9日)は、霜月祭に合わせて、『奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2014』があったり、近鉄御所駅マルシェ・食と農のフェスタなど、たくさんのイベントが開催されていました。

小雨まじりのあいにくのお天気でしたし、私たちも出発時間が遅れてしまったため、ほんの一部しか体験できませんでしたが、簡単にご紹介しておきます。


霜月祭@御所まち(御所市)-02

御所市の御所まちエリアで開催された「霜月祭」。2014年のポスターです。やや見づらいですが、下の部分にイベントの内容が書き連ねてあります。盛りだくさん!

霜月祭@御所まち(御所市)-08
御所まちエリアは、こんな懐かしい雰囲気のアーケードがあったり、歴史ある町家やレトロ建築があったり、ブラブラと町歩きすると楽しい町です(紹介記事


近鉄車輌を使った「近鉄ごせ駅マルシェ」

霜月祭@御所まち(御所市)-03
近鉄御所駅では「近鉄ごせ駅マルシェ」が開催していました。片側のホームに吉野のラッピング電車を停車し、車両内にテーブルを並べて物販を行います。すぐ近くの金剛山がまったく見えないほど、どんよりとした雲に覆われていましたが、たくさんの方で賑わっていました!

霜月祭@御所まち(御所市)-05
御所市のキャラクター「ゴセンちゃん」も登場!一緒に記念撮影できます。また、お子さん向けに、近鉄の車掌さんの帽子と上着の無料貸出しサービスもありました

霜月祭@御所まち(御所市)-06
車内では、地元の食材を使ったお弁当や、特産のサンダル、野菜や和菓子の販売なども。一番賑わっていたのは近鉄さんのオリジナルグッズのコーナーです

霜月祭@御所まち(御所市)-07
大きなプラレールのジオラマも!近鉄の車輌の中で見ると、何やら不思議な気分ですね。お子さんたちのテンションが上がりまくってました(笑)


ビルと町家にバルーン!はならぁと会場

霜月祭@御所まち(御所市)-09
奈良・町家の芸術祭はならぁとの「御所まち」の会場となっていた「旧和光ビル」。もとはメガネを販売していたところで、空きビルになっています。その前に大きな透明ビニールの風船が膨らんでいて、何やら異様な感じです

霜月祭@御所まち(御所市)-10
ビルの1階部分。古びた応接セットに検眼器、メガネの展示台などがあり、いい感じに古びています。室内には白い風船がいっぱいあり、これをもう一つの会場「中本町吉村邸」まで持って行くと……、何かが起こります!

霜月祭@御所まち(御所市)-11
扇風機で風を送り込み、大きなドーム状に。チーム864が担当した「おおきなあそび」というインスタレーション作品です。ビニールの内外には絵が描かれていて、中に入ることもできます!

霜月祭@御所まち(御所市)-12
中の様子。すぐ隣にある古い町家も、鮮やかな色彩が描かれた膜を通してみるとまた違った印象になります。一般の方も絵を描けるようになっていたのですが、雨模様のため絵がそれほど増えなかったのが残念!

霜月祭@御所まち(御所市)-13
はならぁと会場の「中本町吉村邸」。オレンジの布は霜月祭のシンボルです。隣で販売していたのは「おづぬ餅」。御所市は「役小角(えんのおづぬ)」(または役行者)の生誕地ですので、それにちなんだ名物です

霜月祭@御所まち(御所市)-14
歴史を感じさせる中本町「吉村邸」の座敷部分に、大きな風船と小さな風船。ものすごい違和感ですね!

霜月祭@御所まち(御所市)-15
こんなアート作品を観ながら、普段は一般公開されていない歴史ある町家を拝見できるのが楽しいです。数百年を経た建物ですから、見るものすべてがかえって新鮮ですね


油長酒造さんで「菩提もと 鷹長」を購入

霜月祭@御所まち(御所市)-19
享保4年(1719年)創業の、御所市の老舗酒蔵『油長酒造(ゆちょうしゅぞう)』さん。絶品の純米酒「風の森」で知られています。蔵開きのような形で、風の森の「酒粕バラ500円、板600円」などを販売なさっていました

霜月祭@御所まち(御所市)-20
酒蔵のすぐお隣には、杉玉が下がった歴史ある建物が。老舗ならではの迫力がありますね。道を挟んだ真向かいには、近代的な巨大ステンレスタンクが立っています。そのギャップも面白いですね

霜月祭@御所まち(御所市)-22
この日は、もう一つの銘柄・鷹長の「菩提もと 純米酒 鷹長」を購入。清酒発祥のお寺である奈良市・正暦寺の酒母「菩提もと」で醸された甘口の純米酒です。辛口が好みなんですが、これはまろみがあって美味しかった!


町家ミュージアムで「中井邸」を拝見

霜月祭@御所まち(御所市)-23
霜月祭の日は、町家の内部が一般公開される(外観だけのところも)「町家ミュージアム」が行われます。国の登録有形文化財に指定された、御所まち南中町「中井邸」を拝見しました。寛政4年(1792年)の建築で、茅葺きだったものを後に瓦葺きに葺き替えるなど、何度か改装が繰り返されてきたとか

霜月祭@御所まち(御所市)-25
一歩足を踏み入れたらこの雰囲気です!現在も普通に住まわれているんですから、羨ましいような大変なような。地域の歴史にもお詳しい、現ご当主にいろんなお話を伺えました

霜月祭@御所まち(御所市)-26
1742年の御所まちの検地絵図(のコピー)。西岸は商業都市、東岸は寺内町と分かれていて、今でもほぼそのままの区割りが残っていて、現在でもこの地図が通用するほどだとか(詳しくはこちら)。古い町でも、便利さを求めて区画整備などがされたところがほとんどのため、全国的に見ても珍しいのだそうです

霜月祭@御所まち(御所市)-27
中井邸には、江戸から明治期の古文書なども多数伝わっているとか。これは18世紀の「高札(こうさつ)」です。ご法度や掟書などを記して、人目につくように掲げた板札のこと。文字の部分が浮き上がっていますが、これは墨で文字を書いた部分がそのまま残り、周りの部分が風化して削れていったためなのだとか!

霜月祭@御所まち(御所市)-28
何気なく置いてあった「天秤ばかり」。分銅も残されていて、今でもそのまま使用できるようになっているそうです。今ではかなりの貴重品なんでしょうね

霜月祭@御所まち(御所市)-30
土間部分には唐傘。そして、火災が起こった際に使用する水鉄砲。これ以外にも、不審者を取り押さえる「袖搦(そでがらみ)」(長い柄の先に金属の刺が出ていて、袖や袴に絡ませて捉えるもの)などが普通に置いてありました。旧家ってすごい!

霜月祭@御所まち(御所市)-31
また、NHK連続テレビ小説「花子とアン」にも登場していた「柳原白蓮」さん(Wikipedia)の関連資料の展示もありました。私はまったく知らなかったのですが、かなりドラマチックな人生を歩んだ方のようです


■第16回 霜月祭

会場: 御所まち一帯
開催日: 2014年11月9日(日)
電話: 0745-65-1201(霜月祭実行委員会)

※御所まちの「霜月祭」は、毎年11月第2日曜日に行われています


■参考にさせていただきました

御所まち:11/9(日) - 奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2014
霜月祭2013は 11月10日(日) 御所まち一帯で開催!(Topic) - tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」
探検!御所ガール 【奈良県御所市】


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