
ブル・ミケ号を観てきました『生駒ケーブル』@生駒市
生駒山を登る『生駒鋼索線(生駒ケーブル)』を走るユニークな車両、犬型の「ブル」、ネコ型の「ミケ」を観てきました。地元の人には見慣れた光景かもしれませんが、私は生駒市へ行くのはほぼ初めてだったので、なかなか楽しめました!
生駒鋼索線を走る車両は6種類
生駒山を登る「生駒鋼索線」は、鳥居前と宝山寺を結ぶ0.9kmの「宝山寺線」(複線)と、宝山寺と生駒山上を結ぶ1.1kmの「山上線」(単線)からなるケーブルカーです。ケーブルカーが設置されたのが日本初だったこともあり、開通当初は『宝山寺』への参詣者が激増したそうです。
残念ながら、私は電車などの興味がないため、詳しいことは分かりませんが、動物を模したユニークな車両が走っていると聞いていたので、宝山寺へのお参りついでに見てきました。
1.コ11型 11号車 「ブル」 ………宝山寺1号線
2.コ11型 12号車 「ミケ」 ………宝山寺1号線
3.コ 3型 3号車 「ゆめいこま」………宝山寺2号線
4.コ 3型 4号車 「ゆめいこま」………宝山寺2号線
5.コ15型 15号車 「ドレミ」 ………山上線
6.コ15型 16号車 「スイート」 ………山上線
車両は6種類あるそうですが、有名なのは「ブル」と「ミケ」ですね。犬型・猫型になっていて、大人の目から見てもなかなか可愛らしい造形でした。乗車はしませんでしたが、動く姿を観ているだけで楽しいですね。
生駒鋼索線(通称:生駒ケーブル)の「鳥居前駅」。近鉄の生駒駅の目の前にあります。この路線は日本初のケーブルカーです。駅舎の向こう側は、生駒山を登る急斜面。普通の電車では登れない角度だったため、ケーブルカーが設置されたのでしょう
鳥居前駅の様子。生活路線として使用している方もいらっしゃいますが、やはり山頂にある「生駒山上遊園地」への導線となるため、色使いがお子様向けですね。なかなかチープな雰囲気を醸し出しています
生駒ケーブルの運賃表。鳥居前→宝山寺→梅屋敷→霞ヶ丘→生駒山上と、5駅だけの短い路線です。しかし、宝山寺駅までが「宝山寺線」、その上が「山上線」と2路線あり、乗り換えも必要なのだとか
ホームに停車していた「ミケ」号。愛嬌のある顔をしてますねー。お子さんが見たらテンションが上がりそうです(笑)
駅の脇から見た、走るミケ号の勇姿!駅を出たばかりは斜面もなだらかですが、すぐに急斜面になります。毎日、何往復も頑張ってるんですね
急斜面にある宝山寺駅で車両見学
急な坂道を上がって、2つ目の駅「宝山寺駅」へ行ってみると、窓口は閉まっていて、駅のホームへ出入り出来るようになっていました。ここにはケーブルカーの車輪が展示されていたりして、宝山寺の参拝客の目を楽しませているようです。
ここでは犬型の「ブル」と、コテコテにデコレーションされた「スイート号」が見られました。
生駒ケーブルの2つ目の駅であり、乗り換え駅になる「宝山寺駅」。平日だったためか、普段からそうなのか、窓口は閉まっていました
宝山寺駅の構内には、ケーブルカーの車輪の展示や、仕組みの説明などがありました
宝山寺駅ホームには「ブル」号が!ホーム自体がかなり斜めになっているのが分かるでしょうか。この角度では普通の電車はムリですね(笑)
ブル号の表情。頬のたるみが可愛いですね!
宝山寺駅から上の山上線を走る「スイート」号。ものすごいデコレーションですね(笑)。もう一種類、「ドレミ」号という車両も走っているようですが、こちらは発見できませんでした
スイート号の側面。コッテコテですね!
車内の様子。カラフルなシートが段々に並んでいます
賑やかなスイート号も、出発してすぐにこんなトンネルに入ります。画像では分かりづらいですが、トンネルの奥は右方向へ曲がっています。ケーブルカーがカーブすることもあるんですね
宝山寺の参道も怪しげで楽しいです
この日は宝山寺へお参りをしたり、宝山寺駅の周辺をうろうろしましたが、とても面白いところでした。急な山の斜面に建物が張り付くように建っているため、石段がずっと伸びています。どこか長崎の街のような雰囲気でした。
また古寺の参道にはありがちなことですが、両脇には遊郭として営業していた建物が残っていたり、怪しげでいかがわしい雰囲気すら感じます。夜に歩くとまた雰囲気が違うと思いますので、また出かけてきたいと思います。
宝山寺駅の周辺の様子。急な斜面にずっと石段が続きます。夜になるとまた怪しげな雰囲気になるのだとか。無料の駐車場もありますので気軽に行けます
宝山寺の参道沿いには、このような「料理旅館」が軒を連ねています。遊郭だったものも多かったとか。夜の様子を見に来てみたいですね
見晴らしのいい坂道。眼下には矢田丘陵などが見られます。どことなく長崎っぽいですね
宝山寺駅から急な坂を5分ほど上ると、灯籠がずらりと並ぶ宝山寺前に出ます。荘厳な雰囲気ですね!
■近鉄生駒鋼索線(生駒ケーブル)
HP: http://www.kintetsu.jp/kouhou/Rireki/A40011.html
■参考にさせていただきました!