2010-12-17

『春日若宮おん祭』を少しだけ見てきました @春日大社

『春日若宮おん祭』を少しだけ見てきました @春日大社

世界遺産「春日大社」の摂社・若宮神社で行われる『春日若宮おん祭』。大和の国を上げて800年以上も続いてきたお祭ですが、この日ようやく少しだけ見ることができました。


800年以上続く大和の国を上げてのお祭り

春日若宮おん祭』とは、毎年12月15日~12月17日まで行われる、粛々としたお祭りです。



 春日大社の摂社である若宮の御祭神は、大宮(本社)の第三殿天児屋根命と第四殿比売神の御子神であり、その御名を天押雲根命と申し上げます。平安時代の中頃、長保五年(1003年)旧暦三月三日、第四殿に神秘な御姿で御出現になり、当初は母神の御殿内に、その後は暫らく第二殿と第三殿の間の獅子の間に祀られ、水徳の神と仰がれていました。
 長承年間には長年にわたる大雨洪水により飢饉が相次ぎ、天下に疫病が蔓延したので、時の関白藤原忠通公が万民救済の為若宮の御霊威にすがり、保延元年 (1135年)旧暦二月二十七日、現在地に大宮(本社)と同じ規模の壮麗な神殿を造営しました。若宮の御神助を願い、翌年(1136年)旧暦九月十七日、春日野に御神霊をお迎えして丁重なる祭礼を奉仕したのが、おん祭の始まりです。
 御霊験はあらたかで長雨洪水も治まり晴天の続いたので、以後五穀豊穣、万民安楽を祈り大和一国を挙げて盛大に執り行われ、八百七十有余年にわたり途切れることなく、今日に至ります。
公式ページより


これだけ長い歴史を持つお祭りですし、一度はじっくりと観てみたいと思っているのですが、真冬で寒い・年末で忙しい・奈良市内の混雑がすごい・深夜の行事も多いなどの事情から、これまで一度も見たことがありませんでした。

しかし、この日は奈良市内へ用事があって出てきたため、17日の「お旅所祭(おたびしょさい)」の後、古典芸能 [神楽(かぐら)・ 東遊(あずまあそび)・ 田楽(でんがく)・ 細男(せいのお)・ 猿楽(さるがく)・ 舞楽(ぶがく)・ 和舞(やまとまい)] などが奉納されている時間帯の少しだけ見ることができました。


若宮おん祭(お旅所祭)-01

「若宮おん祭」期間中の12月17日の、春日大社の「一の鳥居」前の様子。両脇に通路が設けてあるのは、この日の午後2時ごろからここで「競馬」という馬の競走が行われていたため。実際に見たことはありませんが、距離も近くて迫力があるんでしょうね


じっくり見るなら「特別桟敷席」から

この日の奈良市内は、至るところで交通規制が行われていて、物々しい雰囲気です。お旅所の周りはものすごい人だかりになっていました。

お旅所の前には、この日の行事全てを特等席から眺められる「特別桟敷席」が設けられていました。料金は「5千円」で、おん祭解説書・使い捨てカイロ・音声ガイドの貸し出しなどのサービスがあり、時間内は入退場可能。さすがに真冬に長時間座っているのは楽じゃないと思いますが、どこかの花火大会の桟敷席よりもよほど面白そうですね。時間の余裕があったら利用したいです。


若宮おん祭(お旅所祭)-03

この時は、若宮おん祭の行事の一つ「お旅所祭」が行われており、参道にはものすごい人だかりが出来ていました

若宮おん祭(お旅所祭)-04
12月17日は、お旅所で行われる全ての行事を特等席で見られる「特別桟敷席」も登場。前後の場所よりも明らかに見やすそうでした

若宮おん祭(お旅所祭)-05
春日若宮おん祭の「特別桟敷席」の看板。12時半から22時半まで、全席完全指定で「5千円」です。料金には、おん祭解説書・使い捨てカイロ・音声ガイドの貸し出しがあって、時間内は入退場可能と、まさに至れり尽くせり。冬の冷え込みは厳しそうですが、最初から最後までじっくりと見てみたいですね

若宮おん祭(お旅所祭)-06
近くにあった「春日荷茶屋」さんの看板。おん祭のご馳走として食べられてきた「のっぺい」などがいただけるようです


深夜の儀式は荘厳な雰囲気です

また、この席を使わなくても、お旅所の前や脇からも行事は見られます。ただし、さすがに早い時間にいい場所をキープしなくてはいけないでしょうし、長時間は難しいでしょう。

しかし、奉納が終わった演者さんが目の前を通って行ったりしますので、少しだけ若宮おん祭の気分を味わいたい方も、ぜひこの時期に奈良に来てみてください。出来れば泊りがけで深夜の行事(遷幸の儀(せんこうのぎ)など)を見ると荘厳な雰囲気が味わえるようです。


若宮おん祭(お旅所祭)-07

これはお旅所の脇から見たところ。もちろん無料ですし、最前列まで近づければ意外とよく見えます。ただし、長時間はしんどそうですね

若宮おん祭(お旅所祭)-08
この時は、お旅所ではこんなことが行われていました。お旅所祭から始まって、文化財指定されている古典芸能が続々と行われるようです

若宮おん祭(お旅所祭)-09
こんなきれいな衣装を着た方も目の前を通ります

若宮おん祭(お旅所祭)-10

若宮おん祭(お旅所祭)-11

若宮おん祭(お旅所祭)-12
この日の夜の猿沢池の様子。こんなにたくさんの屋台が出るんですね!



大きな地図で見る


■春日大社 春日若宮おん祭

HP: http://www.kasugataisha.or.jp/onmatsuri/
住所: 奈良県奈良市春日野町160
電話: 0742-22-7788 (春日若宮おん祭保存会事務局)
開催日: 12月15日 ~ 12月18日










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