2010-12-17

和洋折衷の礼拝堂が美しい『奈良基督教会』@奈良駅周辺

和洋折衷の礼拝堂が美しい『奈良基督教会』@奈良駅周辺

奈良市内の東向商店街にある『日本聖公会・奈良基督教会』で、クリスマスイベントを開催していたので立ち寄ってみました。ライトアップも美しいのですが、キリスト教建築と和風建築が融合した「礼拝堂」の内部が見られたのも嬉しかったです!


「光のページェント&コンサート」開催中

日本聖公会・奈良基督教会』は、近鉄奈良駅近くの東向商店街にある教会で、一般的には「親愛幼稚園」と呼んだ方が分かりやすいかもしれません。

東向商店街を歩いていると、親愛幼稚園の石段とその先の礼拝堂の姿が見えるのですが、いくら教会とはいえ、縁もゆかりもない幼稚園にずかずかと入っていくのも気が引けたため、これまで一度も入ったことはありませんでした。

しかし、この日、クリスマスのイベント「光のページェント&チャペルコンサート」が行われていたため、中に立ち入ることができました(チャペルコンサートは12月23日(木)まで、イルミネーションは12月25日(土)まで行われています)。


クリスマス@親愛幼稚園(奈良基督教会)-01

東向商店街にある『日本聖公会・奈良基督教会』(親愛幼稚園も併設)では、クリスマス期間に「光のページェント&チャペルコンサート」というイベントが行われ、一般公開されていました

クリスマス@親愛幼稚園(奈良基督教会)-03
奈良基督教会の「光のページェント」の様子。巨大なツリー型電飾と、石段の両脇の灯りがきれいですね。たくさんの方がカメラを構えていました

クリスマス@親愛幼稚園(奈良基督教会)-04
石段の途中から見たところ

クリスマス@親愛幼稚園(奈良基督教会)-05
石段上には、キリスト生誕の飾りも。教会のクリスマス飾りはさすがに雰囲気がありますね


和洋折衷の「礼拝堂」が面白い!

私個人的には、クリスマスのイベントにはそれほど興味がありませんが、奈良基督教会の建物が特殊だという話を聞いていたため、それが実際に見られたのが嬉しかったです。

建物の前の説明文には、奈良基督教会の「礼拝堂」についてこんな記述がありました。

礼拝堂はキリスト教建築の形式と和風建築の粋を深い理解と伝統的な匠の業によって見事に融和し南都の景観を保っている。この教会の信徒で宮大工であった大木吉太郎を設計・施工者に得て1930年に献堂された。外観は入母屋破風と千鳥破風を組み合わせた和瓦葺きの屋根、真壁造りの壁面構成という寺院風。内観は重厚な格天井に吉野杉の素木の柱も清々しい神社風に聚楽壁という数寄屋の要素も交えている。しかし、縦長の堂内空間、高窓と欄間の三層立面構造はキリスト教会建築の定石そのままである。礼拝に奏するパイプオルガンは18ストップの平行ペダル、パイプ数1200本、ドイツのウエルナーボッシュ社製(1987年)

入り口のところで関係者の方のお話を伺いながら礼拝堂の内部を眺めていたのですが、教会建築を和の技術で作るとこうなる・・・という実験のような雰囲気が感じられて、面白かったですね。クリスマスコーラスが始まる直前ということで、祭壇近くまでは行けなかったのがちょっと心残りです。

同じ敷地に親愛幼稚園も併設されているため、教会にも誰もが気軽に入れるものではありません。しかし、ここも奈良の貴重な文化財ですし、また機会があれば建物を眺めるためだけでも入ってみたいですね。


クリスマス@親愛幼稚園(奈良基督教会)-06

奈良基督教会の設立は1887年のこと。奈良県では初めてのキリスト教会でした。和風建築とキリスト教会建築を融合させた「礼拝堂(登録文化財)」は、1930年の建築なのだそうです

クリスマス@親愛幼稚園(奈良基督教会)-12
入り口脇の木には、クリスマスの飾り付けがあり、マリア像も立っています

クリスマス@親愛幼稚園(奈良基督教会)-07
奈良基督教会の「礼拝堂」。屋根に十字架がなければ、外観はほぼお寺さんに見えます。奈良の景観に馴染んだ、素晴らしい建物ですね

クリスマス@親愛幼稚園(奈良基督教会)-08
礼拝堂の内部は、たくさんの人が集まっていました。縦長で天井も高い教会建築の特徴と、格天井に欄間という和風建築の特徴が混ざり合った、とても不思議な空間になっていました

クリスマス@親愛幼稚園(奈良基督教会)-09
礼拝堂をもう一枚。この日は、これからクリスマスコーラスが始まるためあまり近づけませんでしたが、祭壇の部分もまるで神社のように見えます

クリスマス@親愛幼稚園(奈良基督教会)-10
礼拝堂の後部には、パイプ数1200本(!)という、巨大なパイプオルガンがあります。荘厳な音色を奏でるんでしょうね

クリスマス@親愛幼稚園(奈良基督教会)-13
礼拝堂から回廊式の渡り廊下が伸びています。とても教会の建物には見えませんね

クリスマス@親愛幼稚園(奈良基督教会)-14
奈良基督教会のすぐ隣には、興福寺の「三重塔(国宝)」が立っています。こんなところに教会と幼稚園があるんですからすごいですね(笑)



大きな地図で見る


■日本聖公会・奈良基督教会

HP: http://www.nskk.org/kyoto/nara/
住所: 奈良県奈良市登大路町45
電話: 0742-22-3818






 【和洋折衷の礼拝堂が美しい『奈良基督教会』@奈良駅周辺】へのコメント
ねおねお  10-12-24 19:56

先日、愛知県からの友人と行ってきました。お寺のような教会の姿がツボにはまったらしく「奈良は、一味違う。」と大喜びでした。「隠れキリシタンの館みたい。」とも言っておりました。

naka  10-12-25 20:54

>ねおねおさん

「奈良は、一味違う。」「隠れキリシタンの館みたい。」
どちらもまさにそのとおりだと思います!

私もこの日初めて中に入ったのですが、あそこまで和風だとは思いませんでした。奈良の街中でも浮かないどころか、完全に溶け込んでいるんですからすごいですよね。「さすが奈良!」と感心しました(笑)





  • Twitterでフォローする
  • Facebookページを見る
  • Instagramを見る
  • ブログ記事の一覧を見る







メニューを表示
ページトップへ