2010-10-19

【書評】二人がテーマの奈良ガイド『ふたりでいく奈良』

【書評】二人がテーマの奈良ガイド『ふたりでいく奈良』

mixiの「奈良を旅する」コミュの管理人さんであり、2009年から「奈良旅手帖」という手帖の発行を続けている「生駒あさみ」さんのご著書『ふたりでいく奈良』が発売になりました。面白い切り口の奈良ガイドブックになっていますので、簡単にご紹介しておきます。


「奈良旅手帖」発行人さんの著書です

2009年から『奈良旅手帖』という、奈良に特化したマニアックな手帖を作り続けている「生駒あさみ」さん。奈良の魅力に取り憑かれて10年以上、この手帖を作るために会社も辞め、DTPの学校でデータ作成を学び、ほぼ自分だけの力で発行にこぎ着けた・・・という、ものすごいお方です。

6,000人以上が参加している、mixiの「奈良を旅する」コミュの管理人さんもやっている方ですので、ご存じの方も多いのではないでしょうか?

そんな生駒あさみさんには、私はTwitter(@soranimitsu)でお世話になっています。これまでに色んなことを教えていただいたり、奈良ファンとして情報交換してきたりしました。

そんなあさみさんが、ついにご自身の著作『ふたりでいく奈良』を発行なさいました!

実は、何ヶ月か前に「本の出版が決まったのでこのブログに掲載している写真をお借りできないか?」という内容のご相談をいただいており、陰ながら応援していたのです。親しくさせていただいている方が著書を出版するなんておめでたいことですからね。私も楽しみに拝見しました!

余談ですが、本の奥付の「写真提供」の欄には、ブログ【奈良に住んでみました】として掲載されていますので、本屋さんで見かけたらそこも見てやってください(笑)


ふたりでいく奈良ふたりでいく奈良
生駒 あさみ

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奈良初心者~中級者さんまで楽しめます

著者の生駒あさみさんは大の奈良ファンで、はるばる東京から奈良まで、ほぼ毎月のようにやって来ているような方です。その知識と情熱はとんでもないレベルですし、そんな方の著作だからこそ、内容もかなり渋めでマニアックなものになるのかと思っていました。

しかし『ふたりでいく奈良』は全くの逆で、画像が多く使用された、奈良初心者の方にも分かりやすいガイドブックになっており、掲載されているスポットは「計152件」!

使い方としては、奈良本として身構えて読むようなものではなく、お馴染みの雑誌「SAVVY」さんの奈良特集と、奈良のちょっとディープなガイドブックとの中間くらいでしょうか。よくある奈良ガイドブックでは伝わってこない情報がしっかりと紹介されていますので、奈良初心者さん~中級者さんまで楽しめる内容でしょう。

その切り口は独特で、タイトルどおり「二人で行く」がテーマになっています。

この二人とは、「恋人」「友達」「母娘」の3パターン。それぞれのオススメのコースやお店、宿などの情報が分かりやすく紹介されています。


書評『ふたりでいく奈良』-02

「恋人といく奈良」コーナーでは、恋人同士で行きたいスポットが紹介されています。スタートは「ご縁をしっかり結ぶ神社」から

書評『ふたりでいく奈良』-03
奈良には少ない「レンタル着物」サービスの紹介も

書評『ふたりでいく奈良』-04
「友達といく奈良」コーナーから、「ならまちで飲み比べ!昼酒・利き酒」ページです。楽しそうですよね!

書評『ふたりでいく奈良』-06
小腹が空いたときにちょうどいい食べ物たちのページがあったりします

書評『ふたりでいく奈良』-07
「ゲストハウスに泊まってみよう」のページ。友人と一緒なら、割安で宿泊できるゲストハウスはオススメです!

書評『ふたりでいく奈良』-09
「母娘でいく奈良」コーナーには、ちょっといいホテルの紹介や、バリアフリー情報付きの神社・仏閣の案内が掲載されています

書評『ふたりでいく奈良』-10
お母さん世代が喜びそうな「美術散華」の紹介

書評『ふたりでいく奈良』-11
大人な雰囲気の奈良みやげの紹介

書評『ふたりでいく奈良』-12
「奈良のおいしい大和野菜を食べよう」というページも面白いですね。全国的には有名ではありませんが、奈良に根付いた大和野菜はたくさんあります。大和野菜がいただけるお店も掲載されています

書評『ふたりでいく奈良』-13
「水の国「天川」への旅のススメ。」著者のあさみさんが愛してやまない天川の魅力を紹介するページもあります

書評『ふたりでいく奈良』-14
巻末には、奈良の交通(電車の路線図・路線バス・レンタカー・レンタサイクルなど)と、コインロッカーなどの情報も掲載されています


随所に「奈良愛」が感じられる一冊です!

お寺さんを回るだけではなく、美味しいものを食べるだけでもない、「奈良でしか体験できないのに、あまり観光客に紹介されることのない場所・体験・名所・イベント」というものがたくさんあるはずですが、これまでは意外と見過ごされがちで、あまり紹介されることはありませんでしたが、そのような内容も掲載されていて面白いですね。

地元に住んでいる人間が書いたものとはまた違った視点がありますし、奈良に何の愛着もない雑誌編集者が事務的に書いたのではないこだわりと温かみを感じます。

泊まってみたい宿や、増えてきているゲストハウスの紹介などは、奈良ローカルの人間はかえって知らないことも多いものです。また、私のような日頃から常に奈良の情報収集をしているような人間でも初めて名前を聞くようなお店も掲載されていて、とても参考になりました。

また、「ふたりでいく」がテーマになっていますが、本当に二人じゃなきゃ・・・というのは、縁結びの夫婦大国社(春日大社の末社。日本唯一の夫婦の大黒様を祀ってあります)くらいですから、お一人でも大人数でも、十分に参考になるでしょう。

ただし、普通のガイドブックとは違い、地域別に分類してあるわけではありませんので、そういう面ではやや一覧性には劣りますが(巻末に索引と簡単なマップは付いています)、パラパラと読んでいるだけで楽しい本だと思います。奈良に旅行に来て、この本を広げながら「次はどこへ行こうか?」と考えたりするとワクワクするでしょう。県外の奈良ファンの方は必携ですね。

もちろん、奈良在住の奈良ファンの方にとっても役に立つ情報が掲載されています。全128ページでお値段が980円とお手頃なこともあり、単行本を買うというよりは、気軽に雑誌を買う感覚で手に取っていただくといいでしょう。

ぜひ、著者・生駒あさみさんが作成する『奈良旅手帖』とともにご活用ください!


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