2009-09-23

とにかく広大!まだ未完成の『馬見丘陵公園』@河合町

『馬見丘陵公園』@河合町

ご近所にありながら、これまで一度も入ったことが無かった『馬見丘陵公園』へ行ってみました。

敷地がとにかく広大で・・・というのは知っていたつもりですが、1時間半かけて歩いても全部周れないくらいの広さです。来年の今ごろ開催される「第27回 全国都市緑化ならフェア やまと花ごよみ2010」の準備もしっかりと行われていました。


「やまと花ごよみ2010」のメイン会場です

『馬見丘陵公園(うまみきゅうりょうこうえん)』は、広陵町と河合町にまたがって広がる大きな公園で、総敷地面積は60ha以上。史跡ナガレ山古墳・乙女山古墳・倉塚古墳・一本松古墳・巣山古墳などが含まれる「馬見古墳群」を含んでいます。

まずは、中心となる「馬見丘陵公園館」に入ってみると、園内にある古墳に関する資料の展示などがありました。パンフレットなども置いてありますので、まずはここから公園散策を始めるのがいいでしょう。


馬見丘陵公園-01

北葛城郡の広陵町と河合町にまたがって広がる『馬見丘陵公園』。奈良公園に次ぐ、県内2番目の広さを誇る公園で、今なお工事中のエリアもあります。馬見古墳群と呼ばれる地域のため、いくつかの古墳が園内で見られます

馬見丘陵公園-02
2010年の今ごろには、「第27回 全国都市緑化ならフェア やまと花ごよみ2010」が開催されます。1年前とはいえ、少しは花でも咲いているかと思いきや・・・、この日はほとんど見られませんでした

馬見丘陵公園-03
馬見丘陵公園の中心施設となる「馬見丘陵公園館」。公園内の古墳や自然に関する資料などが展示されています。ガラスのドーム状のところは展望台になっていますが、それほど眺めがいいワケではありませんでした

馬見丘陵公園-04
公園館の内部の様子。 公園内には、史跡ナガレ山古墳・乙女山古墳・倉塚古墳・一本松古墳、そして巣山古墳があり、形も様々。事前に古墳の形の予習をしておくといいかもしれません

馬見丘陵公園-05
史跡ナガレ山古墳の模型。スイッチ一つで半分が持ち上がり、断面図が見られるようになっています

馬見丘陵公園-06
元々、馬見丘陵公園はまだ全ての設備が完成していないのですが、2010年の全国都市緑化ならフェアに向けて、ますます工事中エリアが増えていきます。お出かけの際にはご注意ください


一周するだけでウォーキング気分です

馬見丘陵公園は、全体で4つのエリアに分かれています。今回は、1時間ほどかけて中央エリアを歩いてみました。

ちなみに、このエリアは「やまと花ごよみ2010」の期間中は「はじまりは奈良ゾーン」と呼ばれることになるのだそうです!しかし、今はまだ単にだだっ広い公園に過ぎず、そんな大げさな名前で呼ばれるとはとても思えません(笑)

お隣の北エリア(来年は「未来の華ゾーン」と呼ばれます)へ移動すると、花の広場があったり、お子さんが喜びそうな巨大な木製遊具があったりするのですが、そこへ移動する通路が閉鎖されていて、行くことすらできませんでした。

池の周りをグルリと歩いていくと、帆立貝式古墳「乙女山古墳」なども見えてきますが、もちろんただのこんもりとした森にしか見えませんので、それほど面白いものでも無く・・・。広々とした芝生が広がっていますので、そこでピクニックを楽しんだりするのが一番正しい楽しみ方なんでしょうね。


馬見丘陵公園-07

公園館から下池へ向かう通りは「流れのある坂道」という名前が付けられています

馬見丘陵公園-08
下池の前の様子。池の向こう側には広々とした芝生エリアと、こんもりとした森(古墳です)が見えます。ほとんどゴルフ場にしか見えません(笑)

馬見丘陵公園-09
池沿いに歩いていくと「菖蒲園」があります。今の時期は水も入っておらず、かなり寂しい感じでした

馬見丘陵公園-10
馬見丘陵公園内では、犬の散歩なども禁止されているためか、たくさんのネコが住み着いているようです(ネコの餌やりも禁止)。静かに近づいていくと、驚いたような表情でしたが・・・

馬見丘陵公園-11
すぐにこんな表情に。「ノラ猫以上、飼い猫未満」ってところですね

馬見丘陵公園-12
園内にある「乙女山古墳」の案内看板。帆立貝の貝殻の形に似た「帆立貝式古墳」なのだそうです。残念ながら、現物を見てもただのこんもりとした森にしか見えませんでした

馬見丘陵公園-13
乙女山古墳脇の広場。とにかく敷地が広いため、1周するだけでも相当な時間がかかります

馬見丘陵公園-14
下池の周りを半周ほどしたところ。ずっとこんな風景です!

馬見丘陵公園-16
これは「一本松古墳」の様子(ひょっとしたら「倉塚古墳」かも)。他の芝生の場所と違って、さすがに立ち入り禁止になっているようです


「史跡ナガレ山古墳」も面白いです

馬見丘陵公園の中には、発掘調査と整備工事が行われた、国指定の史跡『ナガレ山古墳』があります。

きれいに整備されているため、古墳の荘厳な雰囲気は失われてしまっていますが、全長105mの巨大な前方後円墳の周囲を、ズラリと円筒形埴輪が取り囲むように並んでいる様子は、かなり面白いですね。

長くなりそうなので別の記事に書きましたが、古代の古墳の大きさが体感できる楽しいスポットですので、ぜひ立ち寄ってみてください!

■詳しくはコチラでご覧ください
前方後円墳を体感できる『史跡ナガレ山古墳』@河合町


史跡ナガレ山古墳-20

見渡す限りの埴輪の列。墳丘の全長が105mですから、端から端まで結構な距離があります


お花はほとんど咲いてませんでした・・・

実は、この日急に『馬見丘陵公園』へ行ってみようと思った理由は2つあります。


●2010年9月から「第27回 全国都市緑化ならフェア やまと花ごよみ2010」が開催されるのであれば、2009年の9月にだって少しくらい花が咲いているに違いない!

<不正解>──
パンフレットによると、秋にはムラサキシキブ(実)・ヒガンバナ・バラ・サルビア・ハギ・キンモクセイなどが見られるそうですが、この日はほとんど見られませんでした。この1年間でどこまで作るんでしょうね?


●これだけの公園ならちょうどいいジョギングコースになるのではないか?また、少しくらいは「トレイルラン(舗装道路ではない不整地を走ること)」のコースとして利用できないか?

<半分は正解>──
ウォーキングをしている方も多かったですし、ジョギングコースとしてはいいですね。公園内をグルッと周るだけでも2kmくらいのコースが取れそうです。ただし、道はしっかり舗装してありましたし、キレイな芝生の上を我が物顔で走るのも気が引けますので、トレイルランのコースとしては無理でしょう。まだ甘樫丘でも走った方がマシですね。


馬見丘陵公園-24

サルビアの花。この時期の馬見丘陵公園では、残念ながらほとんど見られませんでしたが、来年の「やまと花ごよみ2010」は大丈夫なんでしょうか?ちょっと心配になってくるほどです

馬見丘陵公園-25
馬見丘陵公園内で、この日ほぼ唯一満開に近かったムクゲの花。大ぶりで鮮やかですが、どことなく東洋っぽさを感じます

馬見丘陵公園-26
同じくムクゲの白い花

馬見丘陵公園-15
池の脇には、新しく植えたと思われる一角も。来年に備えて、地道に準備が続けられているようです


動物の散歩は禁止・ゴミ箱もありません

・・・と、全く何の役にもたたない情報ばかりで申し訳ないのですが、馬見丘陵公園に関しては、「馬見丘陵公園の紹介」というページで、本当に事細かにレポートされていますので、ぜひコチラをご覧ください。

私もササッと歩いてみただけですが、休日にお弁当とバトミントンセットでも持って、のんびりと過ごすには最適な公園だと思いました。ただし、動物の散歩は禁止されていますので、犬を連れて行くことはできません。ウチのウサギを連れて行くことも出来なさそうなので、これも諦めるしかありません(笑)



大きな地図で見る


■馬見丘陵公園

HP: http://www.pref.nara.jp/toshi/umamikoen/index.html
住所: 奈良県北葛城郡河合町佐味田2202
電話: 0745-56-3851
休館日: 公園は無休。公園館は月曜日、年末年始
営業時間: 通常時期 8:00-18:00(夏季は19:00まで、11月~2月は17:00まで)
駐車場: 無料(580台分あり)
アクセス: 近鉄「五位堂駅」より、奈良交通バス「馬見丘陵公園」へ

※馬見丘陵公園内にはゴミ箱が一切ありません。各自ゴミは持ち帰るようにしましょう。


■参考にさせていただきました!

馬見丘陵公園の紹介






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