美味くて安い手打ち蕎麦！『そば小舎』＠大和高田 (by 奈良に住んでみました)

2008-08-24

美味くて安い手打ち蕎麦！『そば小舎』＠大和高田

『そば小舎』＠大和高田

義父たちと出かける用事があったため、その帰りに大和高田市の「美味しい！」と評判の手打ちそば屋『そば小舎（そばごや）』さんへ行ってきました。

隣町にあるお蕎麦屋さんなんですが、お邪魔するのは初めて。お値段もお味も量も、かなり満足できました！

※ 2013/05/08 追記

大和高田市の『そば小舎（そばごや）』さんは、御所市の高鴨神社のお隣の『葛城の道歴史文化館』内へ移転なさいました。以前と変わらず美味しいお蕎麦がいただけました。以下の記事をご覧ください

2008-08-24

美味しい蕎麦屋が高鴨神社隣に移転『そば小舎』＠御所市

奈良を食べてみました

地元で評判の「美味しい蕎麦屋さん」

うどん文化全盛の奈良では、そば屋さん自体を探すのが難しいですし、たまに見つけたと思ったら、食べ終わった直後にもうお腹が空いているような、ほんの少しの量で1,000円も取られるようなお店ばかり。まだそこまで高級お蕎麦を食べるような身分ではありませんし、「蕎麦は庶民の食べ物だ！」と思っている私には、そんなものを食べるだけでかなり悔しい思いをしてしまいます。

奈良の蕎麦といえば、「株式会社読売奈良ライフ」発行のガイド本「奈良麺通88選（そば＆うどん）」も、発売とほぼ同時に購入しています。しかし、やはりそのほとんどは庶民の食べ物ではないお高い蕎麦で、個人的にはそれほど活用していませんでした。

しかし、中にはもちろん私好みのお店もあって、その中の一軒が、今回お邪魔した『そば小舎（そばごや）』さんです。

コチラは、完全な地元民の義父たちも「美味しい蕎麦屋がある！」と話していたくらいで、私も以前から一度お邪魔したいと思っていたお店でした。

近鉄「高田市駅」近くにある手打ちそばのお店『そば小舎』さん。私は初めてお邪魔しましたが、義父・義母の間では「おそばの美味しい店」として、かなりの好評価だったようです

そば小舎さんの店内の様子。中央に囲炉裏風の飾りがあるテーブル席のみの、かなり小さめの店構え。派手さはありませんが、とても清潔です。店主さんお一人で切り盛りされているようでした

お店の一角にはそば挽きの機械が。本によると、全く別の穀物で使う農機を改良して、石臼の作業を電動化したのだそうです。不要な「そばがら」がガーデニング用にご自由にお持ち下さいとのことでした

この価格でこの美味さ！満足度高いです！

そば小舎さんのそばは、北海道の農家で有機栽培された玄蕎麦を「玄そば一本挽き」という方法で自家製粉しているそうです。

そば本来の持つ旨味と風味を逃がさずそのまま活かすことにこだわった昔ながらの石臼製粉方法です。今ではあまり使われなくなった「玄そば一本挽き」ですがそばの旨味と栄養をたっぷりと蓄えた胚芽や薄皮を余すことなく挽き込んだ「一本挽き」にこだわったのはそばの持つ旨味、風味、栄養を何よりも大切にしたいからです。

これだけの手間をかけているのですが、基本の「ざるそば並」は＠650円。1.5倍サイズの中盛りが＠800円という価格ですから、価格面では十分に満足できるでしょう。

実際に登場したざるそばは（中盛りを頼みました）、そばの香りと歯ごたえがしっかりとあった、とても美味しいお蕎麦でした！これだけのお蕎麦がこの価格で、これだけの近所で食べられるなら、全く文句はありません。

つけ汁はやや甘めですが、関西風の極端な甘さではなく、私でも十分に美味しくいただけるレベルです。また、一緒についてきた生ワサビがとてもいい風味で、そのまま舌に乗せても爽やかな刺激を感じます。一緒に出てくるお漬け物と梅干も、箸休めとしていいですし、最後のそば湯も美味しい。最後の最後までかなりの満足度でした。

お独りで切り盛りされているお店ですので、注文してからお蕎麦が出てくるまで、多少待たされることがあるそうですが、それが気にならない方はぜひ行ってみてください。ただし、お店は片塩商店街の中にあり、駐車場はありませんのでご注意を！

手打ち蕎麦のお店にしては、意外とメニューが豊富です。そばのトッピングとして「オクラ」や「めかぶ」「焼茄子」などもありました。肝心のざるそばは、「並:650円・中:800円・大:1,000円」とかなりリーズナブル！