2008-07-30

猫だらけの猫カフェ『キャットテイル』@生駒

猫カフェ「キャットテイル」@生駒

普段は「生駒・富雄方面」に行く機会がなかなか無い私たちですが、何軒か行ってみたいお店がありましたので、この日まとめて周ってみることにしました。

その一つが、奈良県下で初めてオープンしたという猫カフェ『Cat tail (キャットテイル) 』さんです!十数匹の猫さんがいる店内で、猫さんたちと遊びながらお茶を飲むなんて、ちょっと楽しそうですよね。


一度行ってみたかった「猫カフェ」

よく「猫派か、犬派か?」なんていう会話がありますが、私は昔からの「猫派」です。昔は家で猫を飼っていましたし、今でもペットショップに行けば、圧倒的に子犬よりも子猫の方に惹かれます。今はウサギを飼っていますが、「いつかは猫を飼いたい!」という夢も捨てきれていません。

でも、猫と住んでいた経験があるからこそ、「猫さんたちは初対面の人間に簡単に心を開くような動物ではない!」ということを理解しているつもりです。

猫カフェに行って、狭い部屋に沢山の猫さんと一緒に過ごしたとしても、楽しく触れ合うなんてことは簡単なことじゃないでしょう。何といっても、相手は猫さんたちです。気まぐれで、プライドが高くて、警戒心が強くて・・・という強敵ですからね。

で、初めての来店となる今回は「とりあえず膝の上に乗せること」という小さな目標を持ってお邪魔しました。誰からも相手にもされずに無視される、という最悪のシナリオを考えられるのですが、まぁ、このくらいなら何とかなるでしょう!


猫カフェらしい独特の内装です

奈良県初の猫カフェ『Cat tail (キャットテイル) 』さんは、近鉄・生駒駅から徒歩5分ほどの場所にあります。駐車場が4台分しかなく、かなり少ないように思えますが、お店の広さと猫カフェのシステムを考えれば、それほど沢山のお客さんが入れるものでもありませんので、それほど問題も無いのかもしれません。

コチラの基本システムは「1時間1ドリンク付き:@950円」。これ以外に、少しずつ特典がついた「90分コース:@1,300円」「ランチタイムのコース:@1,750円」などのコースがあり、後から時間追加もできます。

建物はまだ新しく、木の素材を使った猫さんたちに優しい作りになっています。猫カフェ初体験の私たちには、机の造りや、キャットウォークになっている棚など、どれもこれもが目新しいものでした。

キャットテイル-01
生駒駅から徒歩5分の位置にある、奈良県初の猫カフェ『Cat tail (キャットテイル) 』さん。夕方に到着したのですが、4台分の駐車場は満車。5分ほど待って入店できました。人気があるみたいですね

キャットテイル-02
料金は「1時間1ドリンク付き950円」。現在のところ16匹(+デビュー前の子猫1匹)で私たちを出迎えてくれているそうです

キャットテイル-03
キャットテイルさんのエントランス部分。木製の作り付けの家具がオシャレですね。入室前には、必ず手洗い・消毒しなくてはいけません

キャットテイル-04
エントランスの一角。芸能人の方のサインや、写真コンテストの作品などが見られます


さすがに猫さんは素っ気無い・・・

メインの「ふれあいルーム」に入ると、十匹近い猫さんたちが気ままに遊んだり寝転がったりしています。私たち以外のお客さんは3組いらっしゃったのですが、皆さん、猫じゃらしを手に気を惹こうと一生懸命です!ある意味、ものすごーく風変わりな空間ですね(笑)

猫さんたちは、自由気ままに人の足元や背後を走り回っているのですが、手を伸ばせばスルリと逃げられるし、置いてあった猫じゃらしをヒラヒラさせる程度では無視されるし、最初にその場に馴染むまでが意外と大変で・・・。

すぐに「ムツゴロウさんモード」にでもなれればその場を支配できるのかもしれませんが、いきなりそこまでテンションを上げるなんて無理!そんな人間側の戸惑いは確実に猫さんにも伝わるため、余計に近寄ってこないようになるという負のスパイラルで、しばらくは仲間はずれの気分を味わってしまいました・・・。

キャットテイル-05
カフェのテーブル。猫たちにひっくり返されないように、飲み物はフタ付きのマグに入っていて、机の穴に差し込んでおきます。いたるところに猫がくぐれる用の穴が空いていて、みんな自由に走り回っていました

キャットテイル-06
キャットテイルさんのメニュー。「延長30分@350円」「エサ@200円」などのシステムです。注意事項もアレコレありますので、まずは一読しておきましょう

キャットテイル-07
それぞれの猫さんのプロフィールも見られます!猫の種類には疎いので、どの猫がどの子かを当てるのすら難しかったですね。しかし、「魔性(ましょう)のミルク姫」とか・・・、どう見てもキャバクラ風です(笑)

キャットテイル-08
お客様のテーブルの上を、我が物顔で歩き回る猫さんたち。目の前を通ったからといって、特に私たちに興味を示してくれることもなく、華麗にスルーされます!

キャットテイル-09
今回、戸惑う私たちに比較的優しく接してくれたのが「チェリーちゃん(多分・・・)」。資料によると、「☆じゃらし遊び度80%」「☆ゴロゴロ度80%」だとか


部屋を移動してもまだダメで・・・

キャットテイルさんには、喫茶スペースを兼ねた「ふれあいルーム」以外に、もう一室「カウチルーム」という部屋があります。この間は人間は自由に移動できますので、そそくさとそちらに移ってみました。

コチラには先客の常連さんらしき女性がいらっしゃったのですが、まぁ猫のあしらいが上手いこと!私だって「元猫の飼い主」ですが、それもかなり昔のことですから、もうすっかり猫との遊び方を忘れていたんですよね。

後から、その方のやり方を見習って、二人がかりで猫さんたちとのコミュニケーションを図るのですが、相手をしてくれるのはほんの数分だけ・・・。すぐに飽きられるし、触ろうとしたら威嚇されるし(一度マジ噛みされて出血しましたから!)、とても膝の上に乗せて・・・なんて雰囲気じゃありませんでした。

キャットテイル-10
メインの「ふれあいルーム」でそれほど歓待を受けられなかった私たち・・・。傷心のまま、すぐ隣の「カウチルーム」へ移動してみました。ここはソファーなどがある小さめの部屋で、この2部屋を人間は自由に行き来できます

キャットテイル-11
ここ最近、猫グッズは興味が無かったので知りませんでしたが、穴の開いたガサガサ素材の袋が最強!猫じゃらしを出し入れすると、多少は相手をしてくれます!

キャットテイル-12
ただし、猫の集中力が長続きするはずもなく、すぐに飽きられてこの表情・・・

キャットテイル-13
一見さんの猫シロウトの私たちとは、みんななかなか遊んでくれません。猫同士でじゃれ合ったりケンカしたり、お尻の匂いを嗅ぎあったりしています

そんな時は「エサ」を買えばOK!

・・・と、ここまでかなりの不人気っぷりを発揮してきた私たちですが、こんなことは最初から想定どおりです。こんな時のために、キャットテイルさんでは「猫のおやつ」を用意してくれていますので、これを購入すればOK!

それまで警戒しまくりだった猫さんたちも、恐るおそる近づいてきて、奪い取るようにエサを食べてくれました!

「こんなことで喜んでいていいのか?」という気もしないでもないですが、たった200円の追加出費でチヤホヤしてもらえるなら、全く悔しくも惜しくありませんね!


※猫のエサは「外からの持ち込み禁止」です
※「猫のおやつ(ドライタイプ)」は、フレークタイプであげやすい代わりに、みんなに大人気・・・というワケでもありません。もっとチヤホヤされたい方は、同料金の「猫のおやつ(ウェットタイプ)」を購入しましょう


キャットテイル-14

仕方ないので、「猫のおやつ(ドライタイプ)@200円」を購入!全て金で解決する汚い大人のやり口ですが、これで少しだけみんなの視線を集めることが出来ました!

キャットテイル-15
「☆スリスリメロメロ度77%」とあるわりには、全く近寄ってきてくれなかった「メイビー君(♂)」。猫のえさ(ロイヤルカナン+α)でおびき寄せると、、、、

キャットテイル-16
この勢い!たった一粒ずつしかエサをくれないケチな大人相手ですが、本能には勝てません!頭の中を「ねっこ大好きフリ○○キー♪」の音楽が流れてました!

キャットテイル-17
あまり相手をしてもらえないので、仕方なく肉球でも撮影するしかありません。上品な猫さんですから、メチャメチャピンク色です!

キャットテイル-18
また肉球。ウサギの飼い主としては、この肉球を移植して欲しいくらいです・・・


あっという間に1時間が終了!

その後、メインのふれあいルームに戻ったのですが、やはりエサの効果は多少はあるようで、少しずつ猫さんたちが寄ってきてくれるようになりました。エサでおびき寄せて、一応は「膝の上に乗せる」という当初の目標をクリアできましたので、もう十分満足です!

ちなみに、猫と遊んだ経験がほとんど無かった相方は「猫の舌がザラザラだ!」と驚いてました。猫慣れしている人間には当然のことなんですが、こんな発見もあったようです。

そうこうしているうちに、あっという間に1時間は経過。店長さんの「そろそろお時間です」の声で我に返ります。かなり醒めた目で見ていたつもりでしたが、時間の経つのが早っ!

最後には猫さんたちの正規のお食事タイムを見ることが出来て、ちょっと得した気分でした。

キャットテイル-19
ふれあいルームに戻った私たち。相変らずエサだけで猫さんたちの人気をキープしている状態です

キャットテイル-20
この日の目標だった「猫さんを膝の上に!」という項目はクリア。えぇ、もうこれ以上は望みません!

キャットテイル-21
恐るおそる近づいてきた「(多分)チェリーちゃん」。エサを奪い取るように、すぐに去って行きましたけどね!

キャットテイル-22
奥に写っているのが店長さん。さすがの猫さんたちも、親分のブラッシングサービスの前ではメロメロになっていました

キャットテイル-23
17時前になると、一斉にエサタイムのスタート!スタートダッシュがいいヤツと悪いヤツがいるようです

キャットテイル-24
高速ヘッドバンキングで、頭がブレるほど夢中です!


「猫カフェとはキャバクラである」

今回得た教訓としては、「猫カフェとはキャバクラである」ということでしょうか。

・仲良くなるまでには何度も通わなくてはいけない
・ツンデレの「デレ」を見るためには、お金とテクニックが必要
・お金で興味を惹いても、それっきり。後に続いたりしない
・「コッチが客なのに、何で気を遣わなきゃいけないの?」

だからこそ、ちょっとした気まぐれで擦り寄ってきてくれたりすると、嬉しさも倍増なんでしょうね。考えれば考えるほど不思議な世界です・・・。

誰もが楽しめるお店かどうかは保証しませんが、猫好きな方はぜひ一度行ってみてください。運が良ければ、猫さんたちに遊んでもらえるかもしれません!

キャットテイル-25
フワフワの「ファビ姫(多分)」。姫という身分でありながら、一応、我々のエサを一口二口は口にしてくれました!触ろうとしたら速攻で逃げますけどね・・・。だって姫ですから。。。。

キャットテイル-26
これも多分ファビ姫様。ものすごく高貴な(=高そうな)顔つきです!

キャットテイル-27
私たちの相手をしてくれたチェリー君も、ツリーの上でこの表情です



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Cat tail (キャットテイル)

住所: 生駒市東松ヶ丘2-1 グランビア生駒1F
電話: 0743-74-7033
定休日: 金曜日
営業時間: 平日 : 11:00 - 18:00、土日祝 : 10:30 - 18:30
駐車場: 4台分あり(無料)
アクセス: 近鉄「生駒駅」より徒歩5分

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